第七十八話 いざ迷路!……迷った……
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今日は一話追加します。
令二は町の中心の島にそびえ立つ白い塔――――――――――――《レウスの塔》の入り口にいた。
「……ん……この門、重いな……」
令二が塔の門を開けようとする……が、重くて門は開かない。
「まったく、これだから男は……」
振り向くとサリーが立っていた。
「サリー……ついて来たのか?」
「船長って呼べって言ってんでしょうが……あんたのとこの子供も一緒だよ。」
すると、サリーの後ろに隠れていたチユが顔を出す。
「チユ……お前もか……」
「……ほら、どいた、どいた。」
サリーは呆けている令二を手で退けると素手でその門を開いていく……獣人ならではのすごい怪力だ。
「……おお……」
令二がそれを見て感心していると……
「……テートに聞いたよ……あんた、本当に一人で行く気なんだね……」
「……出迎えに来てくれたのか?」
「……バカ、私もついていくに決まってるだろ……」
「チユもー」
二人は意見があっているのか、令二についていこうとする。
「……サリーはいいけど、チユはダメだ……お前は戦闘には不向きだし……まだ子供……いや、レイも子供だったけな……」
「こら、子供がこんなに行きたがってるんだ……自分の子供なら守ってやんな。」
サリーはそんな態度をとる令二に怒っている。
(そういえば、テートも子供のころにサリーに拾われたって言ってたっけ……)
「サリーってもしかして子供好き?」
「う、うるさいよ!」
サリーは怒っているのか先に塔の中に入って行ってしまった。
「はあ、仕方ないな……チユ、お前は俺から離れるなよ。」
「はーい」
――――――――――――
「……ここが《レウスの塔》か……って、いきなり階段かよ……」
塔の入り口には直線の通路とそれに続く丸階段が上に続いている。
「……ああ、そうだよ。この塔は迷路みたいなもんさ……魔物だけじゃない……一歩間違えれば壁と魔物に囲まれて終わりだよ……」
「めいろー? おもしろそー」
チユはのんきだが、これは令二の予想をはるかに超えて塔の魔法陣の書き換えは困難であることを令二は本能的に気付いていた。
(……幻影魔法か、アーク?)
(検索……でました。おそらく上級魔法です。)
令二は塔の迷宮の正体が魔法だと見て、すかさず念話でアークに話しかける。
「……慎重に行こう……俺が先導する……」
令二はそう言うと、二人の前に出て歩く。
「まってー、ご主人様ー」
「ちょっと、何あんたが仕切ってるんだい!」
二人はそんなことを言いながらも令二についていくのであった……
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レイジ・アマノ
Lv 89
HP 2910/2910
MP 3540/3540
EXP 101100
NEXT 5410
ATK 440
DEF 373
AGL 413
DEX 345
INT 410
《魔法属性》 火、土
《魔法》 虹色魔法レインボー・マジック Lv6(3/6)
プロテクション Lv3
ファイア・ボール Lv3
アース・クラッシュ Lv3
フレイム・バレッド Lv3
フォービドン Lv3
ディバインド Lv3
ガーディアン Lv3
エクスプロ―ジョン Lv2
スピリット・オーラ Lv3
フォトン・エンチャント Lv3
《スキル》 格闘 Lv3
剣術 Lv3
応急処置 Lv2
思念体 Lv1
変身 Lv3
無詠唱 Lv2
錬成 Lv2
《所持金》 5123000G
《装備品》
・《武器》 クリムゾン・セイバー
・《上防具》 パラディン・コート(黒)
・《下防具》 ~上下着用~
・《装飾品》 金剛力の指輪
《ギルドランク》 B
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サリー・アルディアナ
Lv 85
HP 5120/5120
MP 0/0
EXP 79589
NEXT 4811
ATK 560
DEF 425
AGL 526
DEX 411
INT 267
《魔法属性》 無
《魔法》 なし
《スキル》 格闘 Lv3
剣術 Lv3
嗅覚 Lv2
《所持金》 1560200G
《装備品》
・《武器》 フォース・レイピア
・《上防具》 海賊のマント
・《下防具》 海賊のブーツ
・《装飾品》 金剛力の指輪
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