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好奇心

特に誰にも怪しまれることなく、俺は保健室にたどり着いた。いつも通り保険医なるものはいない。うちの学校はある程度進学校なので保健室でサボる奴などなかなかいない。そのため常駐する先生はいない。

ちょっとした怪我なら自分でなおせ!みたいなノリで消毒液や絆創膏などが机の上に並べてある。出血をともなう大怪我の場合はどうするつもりなんだ?

具合悪いなら寝とけ!みたいなノリで奥にベットがふたつある。ひとつはカーテンが閉まっているから先客がいるんだろう。こんな早くから体調崩すなんて可哀想なものだ。学校きた意味ねえだろ。

ごくごく自然にその横のベットに寝転がろうとして、思い出した。

こんな早くから寝ている先客。つまり、こいつこそ眠り姫なんじゃないか?

幸雄に誇張して話す癖があるのは知ってたし、女子の寝顔を盗み見るのはなんかいけない事のような気もする。しかし幸雄との約束だしな。約束は守らないとな。

幸雄との約束自体忘れかけてたくせにそんな事を理由にあげるとは、俺も意外と見たい気持ちがあるのかもしれん。女子の寝顔を盗み見るというのは背徳的な魅力に溢れている。

ベットの前に棒立ちしてる方が不気味だし、ここは男らしく決断を下そう。

「失礼しまーす••••••」

申し訳程度の声を上げてカーテンを少しだけ開けた。男らしく。

次回やっとヒロイン登場!

祥平はぐだぐだ迷った挙句面倒になって適当な判断をするタイプです。

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