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調和の女神はデバッグがお好き  作者: 円地仁愛
第4章:神の愛と人の情(じょう)
47/71

47. 宇宙と現場の地殻変動

週明けの月曜日の朝。


開発二課のフロアには、週末でリセットされたはずの疲労感が早くも蔓延していた。モニターに向かうエンジニアたちの表情は一様に暗く、コーヒーの消費量は異常に増えている。その原因は明らかだ。


佐藤は、打ち合わせスペースのテーブルに山積みになった仕様書と、その横で涼しい顔で超高度な数式(のような何か)をタブレットに書きつけている結衣、そして、彼女の向かいで「神託」を解読しようと頭から湯気を出している黒川を交互に見比べ、深いため息をついた。


(先週もこの光景、何回見たことか…。芽上さんのアイデアは確かに革新的だけど、それを俺たち凡人が理解して実装するまでの道のりが険しすぎるんだよな。黒川さんが翻訳機兼最終防衛ラインとして孤軍奮闘してるけど……うわ、今日もすごい隈だ…ちゃんと寝てるのかな…)


佐藤の心配を余所に、黒川と結衣の議論は留まるところを知らない。


自分に手助けできることは何もない。そう判断した佐藤は、自分のタスクに集中し始める。

そして、その数十分後。やっと議論が帰結したのか「素晴らしいです!」と興奮気味の結衣の声がフロアに響いた。


佐藤が視線を向けた先では、結衣が嬉しそうに目を輝かせて微笑み、黒川に手放しの賞賛を送っている。

黒川は、ふいと顔をそむけて、一言、二言呟くと、そのまま崩れるように机に突っ伏した。その頭上に、先程よりも熱量を増した湯気が立ち上ったような気がして、佐藤は溜息をついた。


「これは…いかんな」


佐藤と同じく、二人の様子に目を向けていた佐々木が、眉間の皺を深くして呟いた。


「このままでは黒川が過労でダウンしてしまう…!芽上くんのあの才能は国宝級だが、今のままでは宝の持ち腐れ、いや、むしろチームの混乱の元凶になりかねん!俺としたことが、現場の最適化を怠っていたとは…!早急にテコ入れが必要だ!」


佐々木の決意に満ちた声が、静まり返ったフロアにやけに大きく響いた。


(課長…!それは、そうなんですけど、それだけじゃないんです…!過労とストレスもあるでしょうけど、他にも、もっと大きな問題が…でも、俺が勝手に言う訳にも……)


佐藤は、混乱の元凶となりうる最重要ファクター ―― 黒川の暴走気味な恋煩い ―― が、佐々木の視野から決定的に抜け落ちていることを指摘することもできずに、そっと天を仰いだ。



++




早急にテコ入れが必要 ― 佐々木は、自身の言葉通り、すぐさま行動を開始した。


その場で、レガシー刷新プロジェクトの主要メンバーに声をかけ、有無を言わせぬ勢いで会議室に緊急招集する。

その引き締まった表情からは、自分がこの状況を何とかしなければという、管理職としての並々ならぬ熱意と覚悟が滲み出ていた。



会議室のホワイトボードの前に仁王立ちした佐々木は、集まったメンバーの顔を一人ひとり見渡し、一度大きく息を吸い込んでから、力強く切り出した。


「皆、急にすまない!我々のプロジェクトの進め方について、非常に重要な話がある!」


まず、彼は真っ直ぐに結衣に向き直った。その声には、彼女の能力への敬意と、しかしそれ故の苦言が込められている。


「まず、芽上くん!君のその…素晴らしい発想力は認める!まさに天賦の際だ!それは間違いない、間違いないのだが!!」


佐々木はそこで一度言葉を切り、フロア全体を指し示すように腕を広げた。その視線の先には、連日の無理難題に疲弊しきったメンバーたちの姿がある。


「その『宇宙的スケール』の要求仕様を、そのまま現場に丸投げするのは、正直、効率が悪すぎる!見給え、彼らの死屍累々の現状を!明らかに、我々、開発二課のキャパシティを超えている!」


次に、佐々木の視線は、苦虫を噛み潰したような顔で腕を組む黒川へと移った。

その声には、彼の奮闘に対する感謝と、そして体調を慮る響きが含まれている。


「そして、黒川!君が、芽上くんのその高度な思想の翻訳と、現場への調整を一手に引き受けてくれていることには、本当に感謝している!現時点でこのプロジェクトが完全に破綻していないのは、紛れもなく、君の献身による功績だ。しかし、だ!その負担があまりにも大き過ぎる!…お前は、何事も一人で抱え込み過ぎる傾向があるからな!」


佐々木は、そこで一度大きく頷き、まるで世紀の大発明を発表するかのように、その瞳を強く輝かせた。


「そこで俺は考えた!この開発プロセスの健常化…、いや、『超・進化』と言ってもいい!そのカギは、『アジャイル的思考に基づいた、トップダウン型意思決定とボトムアップ型アイデア創出の戦略的ハイブリッド・シナジー』にある!これこそが、現状を打破する起死回生の一手なのだ!!」


佐々木は、胸を張り、自信満々に言い切った。

その言葉が放たれた瞬間、会議室の時間は止まったかのように、水を打ったような静寂が支配する。


メンバーたちは、一様に黙りこくったまま、佐々木を見つめている。何人かは、今聞いたばかりの難解な横文字の羅列を必死で反芻しようと眉間に深く皺を寄せているが、その表情は明らかに『理解』とは程遠い困惑に満ちていた。


佐々木は、そんなメンバーたちの固い顔を一人ひとり満足げに見渡し、うんうんと感慨深げに頷くと、さらに確信を深めたように言葉を続けた。


「すばらしい。みんなも、その重要性に気づいていたようだな…。そう、この施策の核心は、『ナレッジデータベースの解放と、クロスファンクショナルな連携による、バリューチェーン全体の再構築』だ!これにより、我々はかつてないスピードでPDCAサイクルを回し、コンペティターを置き去りにする圧倒的な価値を創出できると、俺は信じている!」


佐々木のその熱弁は、しかし、誰の心にも響いていなかった。


会議室の空気は、先ほどの静寂から一転、もはや絶対零度に近いレベルまで完全に凍りついていた。メンバーたちは、声を発することもなく、もはや表情すら失い、ただただ虚無の目で佐々木を見つめている。


この、痛いほどの沈黙と居たたまれない空気を、しかし佐々木は、メンバーが自分の高尚な言葉の真意を深く共感し、感動のあまり声も出せないでいるのだと、いつものように驚くほどポジティブに、そして壮大に解釈したようだった。


(か、課長…!!誰一人として共感してませんから!チームに新たな混乱の種を振りまいてどうするんですか!?お願いだから、この絶対零度の空気を感じてとってください…!)


佐藤は内心で頭を抱えて絶叫したが、もちろん佐々木に届くはずもない。


当の佐々木は、満足げに一つ大きく頷くと、「では、具体的な方針を説明しよう!」と高らかに宣言し、ホワイトボードに向き直った。


そして、自信満々にペンを走らせようとして…その手が止まる。


「えー…、まず、……『現状の問題の本質は何か』だな!? うむ、そこから整理せねばなるまい! これは…そう! 我が開発二課の至宝たる『個々の才能』が『有機的に連携せず』、結果として『チーム全体のポテンシャル』が『最大限に発揮しきれていない』!!この一点に尽きるだろう!」


佐々木は一人でうんうんと頷きながら、考え考え、ホワイトボードに問題点を箇条書きしていった。


その行き当たりばったりな佐々木の行動を、メンバーが固唾を飲んで見つめる中、彼がキュッキュッとペンを滑らせる音だけが響いていく。


・芽上くんの要求仕様の高度さと、現場エンジニアの理解・実装能力との深刻な乖離。


・黒川くんへの業務負荷の極端な集中と、それに伴う彼の消耗(と、時折見せる情緒不安定さ)。


・チーム全体としてのアイデア創出機会の欠如と、指示待ち状態の蔓延。


・etc…


佐々木の手により、白いホワイトボードが黒く埋め尽くされていく度、凍り付いていた他の開発二課のプロジェクトメンバーたちの表情からは少しずつ困惑が消え、わずかな期待の表情が浮かび始めていった。


打って変わって『まとも』かつ『的確』に問題点が言語化されていく様子に、佐藤も心から安堵する。


(最初から、こうしてくれればいいのに…… 冒頭の演説、必要でした? 明らかに蛇足というか、邪魔!いつもながら、残念が過ぎる…!)


佐藤が内心で苦笑しながら新たなツッコミを入れるのを余所に、問題点を整理し終えた佐々木はペンを置いた。


ボードを見つめながら、少しの間、考えこんでいたかと思うと、カッと目を見開き、力強く言葉を発する。


「これらの問題を解決するには、どうあるべきか!?そのカギは……やはりお前しかいない、黒川!!」


ビシッと、効果音でも付きそうな勢いで黒川を指差す佐々木。

その光景は、数カ月前のプロジェクト・ネクストXスタート時に黒川を主担当に任命した時と完全にデジャヴしていた。


「はぁ!?またですか、課長!俺はもう、そういう面倒なのは…」と、心底嫌そうな顔で、反射的に反論しようとする黒川。


しかし、佐々木はそれを許さない。


「問答無用だ、黒川!君には、このレガシー刷新プロジェクトの『筆頭技術責任者』として、その辣腕を存分に振るってもらいたい!君のその長年の経験と、現実を見据える目で、まずは刷新計画の『堅実な叩き台』となる骨子案を策定するんだ。そして、その後の開発においても、君のその泥臭いまでの現場感覚と、時に常識をも打ち破る突破力で、チームを技術的に牽引してほしい!このプロジェクトの推進に関して必要な技術的権限は、全て委譲しよう!この計画の成否は、君の双肩にかかっている!」


佐々木は、そこまで一気に言い切り、黒川を黙らせると、今度は結衣に向き直った。

その瞳は、成功を確信しているかのように、期待と興奮にギラギラと輝いている。


「そして、芽上くん!君には、その黒川プランという『揺るぎない大地』の上に、君のその…そうだな、『銀河系をも貫く女神の閃き』という名の、我々の誰も見たことのないような、超高層イノベーションタワーを建築してもらう!」


「具体的に言うとだな、芽上くん。黒川が提示する現実的な骨子案をベースに、君の持つ未来の技術への深い知見、そして論理的かつ最適化されたシステム設計能力を存分に発揮し、その計画を、現状考えうる最高の、いや、我々の想像の限界すら超えるような、革新的なものへとブラッシュアップするのが、君の重要な役割だ!」


佐々木は、再びメンバーたちを見渡すと、今度こそ感じ入っている彼らに対して、得意満面の笑みを浮かべた。


「どうだ!この役割分担こそが、現状考えうる最強の布陣だ!黒川には『筆頭技術責任者』として現場をまとめ上げてもらい、芽上くんにはその『最高技術顧問』として未来を示してもらう!これなら、黒川の体調はきっと守られ、そして俺の心労は確実に守られる!まさに一石三鳥、いや、全宇宙的調和の実現だ!」


佐々木は、言葉を止めて、メンバーたちの反応を待った。数瞬の沈黙の後、開発二課の若手エンジニアたちが、恐る恐る、しかしどこか期待に満ちた目で頷き始める。


ベテラン勢も、佐々木の意外なほど的確な問題認識と、具体的な役割分担、そして、その熱意と確信に何かを感じ取ったようだ。会議室の凍り付いていた空気は、確かに変わり始めていた。



しかし、当の黒川はまだ納得がいかない様子で、腕を組み、低い声で呟いた。


「…『筆頭技術責任者』として『まとめ上げ』、って…。結局、面倒事を押し付けられてるだけじゃねぇか。大体、このプロジェクトのキモはクラウド化で、発案者は芽上でしょうが。だったら、こいつが全体を見るのが筋ってもんで…」と、結衣に話を振ろうとする。


「素晴らしいです」その時、凛とした、しかしどこか温かみのある声が、黒川の主張を遮った。結衣だった。


彼女は、黒川の頑なな態度にも臆することなく、真っ直ぐに彼を見つめていた。


「佐々木課長のおっしゃる通り、このプロジェクトの骨子を最初に提示したのは私かもしれません。ですが、それはあくまで理想論であり、理論上の最適解に過ぎません」


結衣は、そこで一度言葉を区切り、静かに、しかし確かな重みを持って続けた。


「黒川さん。あなたがこれまで培ってこられたレガシーシステムへの深い知見と、それを守り抜いてきたその情熱は、この刷新計画において何よりも貴重なものです。そして、あなたは、私が提示する理想や論理だけでは見落としてしまう、現場の現実、人間の感情の機微を、誰よりも鋭く見抜く力をお持ちです」


彼女の言葉には、一点の曇りもない、純粋な信頼が込められていた。

黒川は、その真摯な眼差しから、思わず目を逸らせなくなる。


「あなたのその厳しい言葉の奥にある、システムへの、そしてそこで働く人々への真摯な想いを、私は知っています。その想いこそが、この困難なプロジェクトを、机上の空論ではない、本当に価値のあるものへと導いてくれると、私は信じています。私は、佐々木課長のお考えに、同意いたします。あなたが、このプロジェクトを統括するべきです」


その言葉は、まるで清らかな水のように、黒川の頑なな心の壁に静かに染み込んでいくようだった。


「そして、何より……」


結衣はそこで一度、小さく息をつくと、ほんの少しだけ、人間らしい柔らかな微笑みを浮かべ、再び黒川の目をまっすぐに見つめ返した。


「何より、私が、あなたの作るであろうシステム…その『未来』を目にしたいのです」


彼女の声は、小さく、囁きにも近かったが、会議室の隅々まで響き渡るような、不思議な力を持っていた。


「あなたの言葉、思考、感情…。その全てが、いつも深い示唆に富んでいて、私に世界や人間の持つ、無限の可能性をみせてくれます。人間の世界に広く蔓延する不合理な不調和。そこに必要なのは、『完璧な論理』による平定などではない。あるいは…」


結衣は、まるで自分自身に言い聞かせるように、ゆっくりと続ける。


「あるいは、それに相反する矛盾をも内包した、『人の知恵』と、そこから生まれる温かい『思い』なのかもしれないと…、最近の私は、そのように思うのです」


彼女の視線が、黒川の奥底にある何かを探るように、優しく、そして深く注がれる。


「矛盾を内包した『人の知恵』と『思い』――。あなたの持つ、その根源的な強さは、『不調和』をただ否定するのではなく、それと共存し、時には活かしあって、新たな道を見つけ出していく。その姿を、私は何度も目の当たりにしてきました。そして、きっと、それこそが、私たちが目指すべき、新たな『調和』の形 ―― 目を見張るほどに眩く、そして生命力に満ち溢れた、新しい世界へと繋がっているのではないでしょうか」


その言葉は、もはや説得ではなかった。それは、女神が垣間見た人間という存在への深い理解と、黒川徹という一人の男への、限りない期待と信頼の表明だった。


「ですから、黒川さん。どうか、引き受けていただけませんか?あなたの創り出す新しい世界、その『調和』の形を、私に…、いえ、私たちに見せていただきたいのです」


黒川は、不意を突かれたように、結衣の顔をまじまじと見つめていた。


その真摯な瞳と、魂からの信頼が込められた言葉に、彼の胸の奥で、何かがカチリと、しかし確かな手応えをもって切り替わるのを感じる。


それは、これまで感じてきた、胸をざわめかせるような衝動的な想いとは違う、もっと深く、温かく、そして自身の存在そのものを肯定されたような、力強い感情だった。


(…俺の創る世界って…。大袈裟すぎんだろ。それも、本気で言いやがるから、始末におえねぇ… )


気持ちの置き場に困ったように、黒川は一度視線を逸らし、開発二課のメンバーたちを見渡した。

そこには、佐々木課長、佐藤、そして他のエンジニアたちの、固唾をのんで自分を見守る、真剣な眼差しがあった。その無言の圧力が、彼の背中を押す。


黒川は、大きく、そしてどこか吹っ切れたような溜息を一つ吐くと、ボリボリと頭を掻きながら、再び結衣に向き直った。


「…しょうがねぇな。ウチの課長と『女神サマ』と、おまけに開発二課の連中全員にそう言われちゃあ、断れねぇ」


彼のその言葉に、佐々木課長は「おお!」と声を上げそうになり、佐藤や開発二課のメンバーは安堵の息を漏らした。結衣だけが、変わらぬ静かな眼差しで彼を見つめている。


黒川は、一度、結衣の目を真っ直ぐに見据え、そして、いつものように、ふいと視線を逸らしながらも、確かな意志を込めて続けた。


「いいぜ、芽上。お前の言う『新しい世界』や『調和』が何かは知らねぇが…。そこまで言うんなら、俺なりのやり方で、形にしてやらぁ。少なくとも今よりはマシなモンにはしてやる。だから、お前も付いてこい。途中で訳の分かんねぇこと言い出したら、容赦しねぇからな!」


その口調はいつものようにぶっきらぼうだったが、その瞳には、これまでにないほどの確かな決意と、そして隠しきれない高揚感が、まるで静かな炎のように宿っていた。




その光景を、佐藤は半ば呆然と見つめていた。


(…芽上さんの言ってること、正直、半分も理解できなかったけど…でも、あの黒川さんへの、一点の曇りもない信頼だけは、嫌でも伝わってきたな…)


あの二人の間には、間違いようもなく、強固な「何か」がはっきりと存在している。それを、佐藤は確信していた。


(こういう彼女の真っ直ぐさに、黒川さんは参っちゃったというか、絆されたってわけか…。まあ、あんな風に真正面から、純粋な信頼と期待をぶつけられたら、そりゃ、コロッといっちゃうかな…うん )


でも、と佐藤の胸に、新たな疑問が湧き上がる。


芽上さんは、黒川さんのことをどう思っているんだろう?あの言葉の真意は?


(黒川さん、すごく嬉しそうだけど…もし、芽上さんのあの“特別扱い”が、黒川さんの期待してる種類のものじゃなかったとしたら…今度こそ本当に再起不能にならないかな…?そしたら、このプロジェクトも、開発二課も、一体どうなるんだろう…?)


考えれば考えるほど、背筋に冷たいものが走る。


……これは、放っておけない。絶対に。


(…俺が、俺が確かめるしかない…!黒川さんのためにも、開発二課の未来のためにも…そして、正直に言えば、この二人の関係がどうなるのか、めちゃくちゃ気になって仕方がないからだ!!)


使命感と、もはや一種の職業病にも似た問題解決心、そして、抑えきれない好奇心と野次馬根性。それらがないまぜになった複雑な表情で、佐藤は新たな決意を固める。



これから始まるであろう新たな波乱に胃を痛めながらも、どこか、この規格外な同僚たちが織りなすドラマの続きから目が離せない。


そんな自分を、佐藤は若干の諦観をもって受け入れた。

最後までお読みいただき、ありがとうございます!

佐々木課長のもと、開発二課に地殻変動が起こり、新体制がスタートしました。

プロジェクトの進行と、黒川の恋模様。引き続きお楽しみいただけますと幸いです!


ブクマ・評価・感想・リアクション、その他諸々、なんでもお待ちしております!

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