ひとならび
一行
並んで 並んで
はい。はじめまして。
君と僕の出会い 並んだはじまり。
・流れる雲 ねぇ 私を置いていかないで
・もう一度 もう一度だけ 君に恋をしたい
・ギュッと握りしめた 手のひらの忘れものよ、サヨウナラ
・定義を求め 理屈を捏ねるな そんなこと分かってるから
・君は飛んでいく 真っ赤な風船 嬉しそうに持っちゃって
・じゃ そういうことで 逃げる兎のあと 追っかけてくるわ
・苦しそうに 美しく醜悪な顔晒すから 僕 君の首絞めた
・雨に濡れて 溶けちゃうまで濡れて 水溜まりから眺める空 汚いなぁ
・私 笑えるのよ? ほら、 口の端っこ 両手で釣り上げて
・ひんやり 君の指先 私の頬 暖かくなる その時も
・アハハ バカじゃないの? 未来の天気なんて 予報士でもわかんないよ
・吸い込む空気 この空間 決められた範囲内の空気 そんなのが 美味しいってさ
・「・・・・・・」 黙ってても 伝えられるものって 無限大 ・・・だといいな
・幸せって 誰が運んでくるのかな?
・悔し涙 悲し涙 幸せ涙 怒る涙 嬉し涙 ―――全部、しょっぱい
・漆黒にも 純白にも 染まらず 僕だけの色で 君だけの色で
・手を伸ばして 出口探して 必死 足掻いた結果 これっぽっちの最後
・誰かが叫ぶ 「愛してる」 ごめんね 私には聞こえないみたいなの 君の声
・まどろむ視界 歪んでるかも この世界
・きっと 知らない
僕のこの気持ちなんて
きっと知らないだろう
幸せそうな君
家族がいて 友達がいて 恋人がいて 愛に溢れてて
とにかく幸せそうで
僕がこんなにも
憎んでること 苛めたいこと 怒ってること イライラしてること
可愛いと思ってること ドキドキすること 幸せな気分になること
殺したい
好き
死んじゃえ
大好き
消えて
愛してる
矛盾な想い 君は僕に想わせる 複雑な想い 君は僕に悩ませる
結論
僕は君を殺しちゃいたいほど、大好きなんです!!
返事、待ってるから
いつまでも
いつまでも
君を眺めて 色んな目で眺めて 待ってるから