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力の代償2  作者: チョコ
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22 破壊したい欲


 ザッ…ザッ…

体力を少しだけ回復させた天使と手下…

再び天使の力を使い、外を1人で歩いていた

「この…悪魔の野郎が…!この俺を傷つけやがってよ…絶対にあいつは殺してやる。悪魔は全員皆殺しにしてやる!」

辺りはすっかり暗くなってしまった…

  

 バーーン!!バーーン!!

 

天使は1人で歩いていると、遠くの美術館で騒がしい音が聞こえてくる…

「なんだこの音は…」

気になった天使はその方向へと歩いていった

 ザッ…ザッ…



辿り着くとそこには…

 バーーン!!バーーン!!

祐希が美術館を破壊していたのだった

「オラァ!!オラァ!!こんな絵…!絶対に破壊してやる!はあっ!」


 トコトコ…

「3人目の悪魔…」

「絶対に殺してみせる…!オラァ!!」

天使は、祐希を倒すために走ってきた

 タッタッタッ…


天使が走ってきたのに気づいた祐希…

「また邪魔しに来たのか…?誰だか知らないけど…君も壊すよ」


「壊す?お前如きが?ならやってみろよ!光の矢!!」


「死のメロディー…!」

祐希は光の矢を全て避ける。そして、メロディーを放った

「当たれ!」


 ババババ!!

「ぐっ…うっ…」

死のメロディーが天使に命中する…


「お前もこのメロディーを聞いて痺れやがれ」

「私には手一本も触れることが出来ないんだから」


 ザッ…ザザッ…

天使はすぐに立ち上がった


「痺れは…?なんで…」


 シュバッ…!

天使は勢いよく飛びかかり、殴った

「オラァ!!」

 バンッバンッ!!


「ぐはあっ!!」

 バタッ…

「はあぁ…はあぁ…おかしい!普通は痺れあがって動きも出来ないはずなのに…!」


「俺が普通じゃないみたいに言って…」

「まぁでもな…俺には痺れとか毒とか、そんなしょうもない小技は効かないもんでね」


「嘘…だろ…」


「ハッハッハッ!次は俺のターンだ。くらえ!悪魔の野郎が!」

 バッ…!

「はあっ!!」

 バンッ!バンバンッ!ボガーン!!


「ぐふっ…ぐはぁ!!」

祐希は、吹き飛ばされる

 バタッ…


「こんなもんか…じゃあ死ね。悪魔…」


「いいや…死なないさ…」

 バッ…!

祐希は危機を感じ、その場からすぐに立ち去った


「逃したか…まぁいい。あいつは言うても強くないからな」

そうして、天使はどこかへと歩いていった…




次の日…

太郎は家から出ると、大学…

ではなく、イブの家に行った

「イブさ~ん。失礼します」


「おぉ…太郎か。実は新たな情報が入ってな」


「え?何ですか…?」


「入れ」

そして太郎は、イブの部屋に入っていった

「それがだな…悪魔の力がもうすでに3人目にまでいってしまったんだ」


「なんだそのことか。それなら昨日戦ったばっかですよ。musicの力…あいつは攻撃力は高くないものの、攻撃の際に麻痺を付与してくるのが相当厄介なんです」


「なんだ、すでに戦ってたのか」 

「しかし…3人目ともなると、本格的に悪魔を止める準備をしないとな…」


「どうにかしてユグを見つけ出すしかない…」

「でもどうやって見つければ良いんだ…」


「そうなんだよな…下手に外に出たとしても見つからないからな」


「まぁ出ないことには意味は無い。俺にはエレメントがついている。行くわ」


「分かった。私は他の方法があるか探してみる。私は魔法石を生み出した張本人だ…必ず止めてみせる!」





「musicの力!」

 バーーン!!

「壊させろ!早く壊させろ!」

祐希は再び美術館を襲いに行った

 

 キャアーーー!!

周りの人は大急ぎで避難する

 

そうして祐希は、展示されていた額縁を取る。絵を地面に叩きつけ破壊する

「全て壊す…」




  

その頃太郎は、ユグを探しに外に出ていた

そうして町を歩いていると、遠くでは悲鳴が聞こえてくる

「悲鳴…もしかしすると…またあいつか…?」

 タッタッタッ…!

太郎は急いで悲鳴のするほうへ向かった


 トコ…トコ…

「ここか…」

太郎は、祐希のいる美術館へと辿り着いた

「エレメント…行くか」


 

 タッタッタッ…

「おい太郎!お前も来たのか」

そこにはサイガの姿があった…


「なんだサイガか」 


「今回の敵はどうだ」


「今回の敵は俺達のことを痺らせてくる。あいつの攻撃は絶対に避けないといけない」


「分かった。それじゃあ行くか。obey!」

そうして2人は美術館の中に入っていった




「グガァ!オラァ!!」

 バンッ!バキッ!バキッ!

祐希は絵を壊し続けていた

 

祐希を見つけた太郎達は、技を放つ

 タッタッタッ…

「はっ!火炎弾!」

太郎は火炎弾を放ち、


「razorの力!」

サイガはレーザーを放った

 バゴーン!!ボガーーン!!


 

「なんだよ…また絵を壊すのを邪魔しにきたのか!!」


「邪魔しに来たんじゃない!お前を止めに来たんだ!」

「なんで絵なんか破壊してんだよ!」


「邪魔するなら今度こそお前をぶっ壊してやるよ!」


「サイガ…行くぞ!」

「風、氷!コールドハリケーン!」


 ヒュンッ…ヒュンッ…!

祐希はその攻撃を避ける

 スタッ…

「くらえ!死のメロ…」


 シュバッ…!

「ideaの力!」

サイガは剣を生成させ、祐希に近づいた

「オラァ!!」

 シュッ!シャッ…!

祐希はその剣を全て避けた。そして、サイガの腹を一発殴る

「はっ!」

 バンッ!

 

「ぐはぁっ!!」

 

「今がチャンス…」

「聞け!この死のメロディーを!」

 ♫♫♫〜!!

 ババババ!!

 

「ぐあぁぁぁあ!!」

 バタッ…


 トコトコ…

サイガに近づいてくる祐希…

「そのまま痺れ続けろ!」

 バンッ!

祐希は、サイガを蹴った


そこで太郎は何かに気づくと、ポケットに手を入れる

 ガサガサ…

太郎はポケットから昨日祐希が落とした小さい絵を取り出した

「おいお前!この絵、昨日落としていったよな?見覚えないか?」


「なんでそれをお前が…?」


「いやだから…お前が昨日落としたからだって言ってるだろ!」


「返せ…早くそれを返せ!」


「ん?でもお前は…絵を壊したいんじゃないのか」

「これは何故破壊しようと思わない?」

 

「それとこれとは話が違うんだよ!!」


「話?どんな話があっても、こんなことをしていい理由にはならないぞ!」


「とにかく返せ…投げてでもいいからそれを返せ!」


「これで少しでも落ち着くなら返すよ。ほら!」

太郎はその絵を祐希に投げて返した。

祐希はその絵をキャッチして嬉しそうにしまった


「俺を散々蹴っといて…何嬉しそうにしてんだよ…!オラァ!!」

背後から、立ち上がったサイガが剣を振り回す

 ズサッ!ズサッ!

「今度は俺の番だオラァ!!」

 ズサッズサッズサッ!!

「オラァ!!」

 バンッ!!


 ドサッ…!

「うっ…く…そ…」

サイガに蹴り飛ばされ、壁に激突した。

「このままじゃ…ぐふっ…!」

「夜…また来てやるからな…」

そう小さな声で言った祐希は、重傷を負いながらも、その場から立ち去った

 バッ!!


「くそ…あれは殺せたチャンスだったのに…」

「小悪魔のくせにやけにしぶといなあいつ…」


「サイガ…惜しかったな。でもあいつ、あの絵だけは大事に持っていた…」

「なんだか救える気がするんだけどな…」


「あいつを救う?そんなの無理に決まってるだろ。あいつはどうせまた同じ事をするに決まってる」


「そうか…でもなんで悪魔になってしまったんだ…はあぁ…」


「なんでだろうな…ん?」

サイガの視線の先には、ユグが…

「ユグ…?」

こちらが気づくと、ユグは一目散に逃げ始めた

「ユグだ!ユグがいたぞ!」

「行け手下!あいつを追え!もし逃げられても、警戒を続けろ」


「はい!」

 

サイガは手下を10人召喚させた

「太郎も追うぞ!」


「おぅ!分かった!」

 タッタッタッ…!!

2人は走った…




 ………………

  

 タッタッタッ……

「はあぁ…はあぁ…」

しかし、2人は走り続けたが、ユグの姿を見つけることができなかった

「逃げられた…か。すばしっこいやつだ…」


「だが…あいつはまだ遠くにいないはずだ!!手下の警戒次第では、どうにかしてくれるはず…」

  

「だといいけどな…」




そうして、なんの進展もないまま夜を迎えてしまった

ユグの行方は一体どこへ消えてしまったのだろうか…




  

 トコ…トコ… 

そんな中姿を現したのは祐希だった…

懲りずに、再び美術館へと侵入しようとする…

「さすがに夜は来ないだろ…」

「やっとだ…やっとこれで邪魔をされずに絵を壊せる…!オラ!オラァ!」

 バキッ!バキッ!

そうして祐希は再び絵を壊し始めた…



 ザッ…ザッ…ザッ…

すると誰かがやってくる…

「やっぱりいた。今度こそぶっ倒す…悪魔の野郎…!」

そこに来たのは天使だった。悪魔に恨みをもっており、ずっと祐希を追いかけていたようだ…

「ハッハッハッ…!くらえ、光の矢!はっ!」

 グググ…

 バーン!!


光の矢がこちらに飛んできたことに気づく祐希

「くそ…今度は誰だ…!」

 シュンッ…シュンッ…!シュタッ…


「俺だよ俺…覚えてるか?」


「お前は…あの時の…」


 トコトコ…

「お前は絵を壊すために悪魔になったんだな!ハッハッハッ!馬鹿げた理由だな」


「馬鹿げてなどいない!これは真理を助けるためなんだ!」


「絵を壊したからといって何になる?真理とかいう奴が助かるわけがないだろ!そういった考えだから悪魔に魂を売ったんじゃないのか?」


「黙れ!私のことを何も知らないくせに…!」

「私だってやれる…お前を倒すなんて余裕なんだよ!」


「やってみろよ!」


祐希の周りに黒いオーラが纏う…

「やってやる…新たなメロディー!」

「終わりのメロディー!!」

 ♫♫♫ー!!!


 ババババ!!!

「ぐっ…がっ…」

そのメロディーは天使に命中…

「何だ…これ…あの攻撃よりも攻撃力が高い…」

終わりのメロディーは、麻痺効果がなくなった代わりに、高火力を与えることができる技


「お前とはもうこれで終わり…」

「お前がこのメロディーを引き出してくれたけど、これでお終い…」


「ぐっ…がぁ…!これで終わるわけがないだろ…!俺は天使だぞ!」

 バンッ!!

天使はそのメロディーをかき消した

「終わるのはお前の方だ!覚悟してくらえ!」

「ホーリーエンド!!」

 ヒュンッヒュンッ…!

 ズドドド…!!


「ぐあぁぁあ!!」

 バタッ…

「こんな奴に…倒されるわけにはいかない…」

「終わりのメロディー!!」


 ヒュンッヒュンッ…!

天使はその攻撃を全て避ける

「当たらなければ意味はない!」

 シュンシュンッ…!

「くらえ…聖弾!」

天使は自身の手にエネルギーをため、光の玉を生成した

 シュイーーン!!

 バーン!!

 

その攻撃をくらった祐希は、遠くに飛ばされる

「ぐはぁ!!」

 ドカンッ…!

「はあぁ…はあぁ…最後の…メロ…」

「あっ…!」

攻撃を受けた衝撃で、祐希は、持っていたあの絵を落としてしまった…


 

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