決意を固めるのは、なにも自身に悪意が襲ってきたからではありません
「第十三支部、第十三支部……あった」
あのショッピングモールでの一件から数日がたった。
その間の記憶があやふやである、思い出そうとするとなんか魔装展開もしてないのコスプレ……やめよう死にたくなる。
そのことは置いておいて、あの日の一言『第十三支部』のワードが気になった。
パソコンを使って、調べてみたところどうやら事の起こりは、ひと月以上前のあるenemy討伐においておきた。
一人の魔法少女がenemyに貫かれ、即座に侵食体へ変貌、周辺は阿鼻叫喚のるつぼへと陥った。
なんとか撃退はできたものの、正体不明のenemyと敵対してしまった元仲間に対する対応で意見が分かれ、素早い対応ができなかったことによって被害が広がってしまったことが更に状況を悪化させた。
なおかつ不気味なのは、件のenemyがそれ以降姿を見せていないことだ。
姿を見せないことでenemy自体の危険度はあれど、侵食体の方が見かけ上の危険度は上なのだ。第十三支部の面々はより実際の危険度が高いenemyの捜索と撃破を優先すべきだ。と主張したが侵食体が元仲間だというのが足を引っ張り、意見は却下。
実際にその被害は軽度の器物損壊程度で、比較対象がエインヘリヤルを一撃で葬りしかしその行方を一切掴ませないenemyだ。
どちらの方がヤバイのか、言葉にすればわかる。
だが被害にあったのが、魔法少女なのだ。
相対的に天秤は軽く見られ、目先の被害に対処することになった。
そして世間の目には、我が儘をいう子供たちと覚悟を決めた大人たちというように映り、いまだに大炎上している。
それを助長するように先の事件において共闘したBランクパーティーによる魔法少女がしくじったというネガティブキャンペーンが行われた。
動画の中身はリーダーが証拠、根拠となるもの何一つなく喚き散らすだけだった。
それに、魔法少女アンチが乗っかって捏造した動画をつけたフェイクで更に加速あとアンチ達による炎上祭り、引用に次ぐ引用で元の動画とは関係ないところから、とか引用先をクリックすると、また別の動画につながっていることなどもう見てられなかった。
情報の正確性を確認する前に世間に真偽不明な情報が正しいものだと発信されたことが止めになった。
現在支部としての活動は休止、魔法少女個々人で活動しているようだ。リーダーは先の事件で負傷完治の見込みなし。
ちなみに、共闘した側の罰則はなし。ただ先の動画の一件でパーティーは活動を自粛している。
たったそれだけである。少女たちに暗い影を落とした事件は、いまだにアンチがはやし立て燃やし続け、いまだにきえない。
第十三支部の一件を調べようにも、魔法少女側が一切反応がなく真相が ネットには何一つない。
外に出るのはまだいろいろな面からダメ出しがあるので無理。現場で調べることができない。
完全な手詰まり陥りはや数日、博士からコンタクトがあった。
Aランクの二人の相談にのってほしいとのことだった。
これが無事に終われば、晴れてあの日以来の外出それに、一応二つの学生証を持つことになる。
いろいろな理由はあれど、どちらに進んでもいいという事なのだろう。
道は決めた、同情かそれとも怒りかはわからないが
『このままにはしておきたくはない。』
たったそれだけの決意が自分の胸の中にはあった。
戦闘は次回行われる予定です。
短いけど。