到着
警備兵のジュガルさんに連れられて正門まで向かう。
「ねえねえ、私たちってそんなに怪しかったのかな?」
「んー、弓向けられるくらいだしなぁ。」
話題はさっきの警備兵達の話だ。
「あ、いえ、弓兵はオークの目撃情報があったので待機していたんです。男女の冒険者に助けられたと聞いていたので、もし町に逃げ込んで来た場合にはすぐ加勢出来る様にと。」
「そうなのか? それにしてはあのエンガーって人は敵意丸出しだったが。」
「…あー、気を悪くされたら申し訳ないんですが、エンガーはどうにも冒険者を嫌ってるところがあるようでして。多分冒険者と揉めたことでもあるんでしょう。」
「そのようなどこの誰ともわからない人とのことで我々に当たられても困るのですが。」
「ははは、耳が痛いですね。まだ若いし警備隊にも入ったばかりで教育も行き届いていないんですよ。あいつには私の方からも言い聞かせておきますので勘弁してやってください。」
「あー、なんか成人したばっかりってくらいの見た目だったもんねー。」
「15になってすぐに警備兵に志願してきた子だからね。それとエンガーを庇うわけではないですが皆さんはかなり怪しいですよ? 女性が2人もいて護衛の男は1人だけ。見たところ剣も槍も持っていないようですし武器と言えそうなのは巻き上げ式のボウガンのみ。話を聞けば行商人ではなく冒険者とのこと。その上、今から討伐に向かおうとしていたオークを倒したと言い討伐の証を見せられる。正直言ってその武器でどうやってオークを倒したのかわかりません。それに盗賊団の討伐についても【パラサの集い】は最近この町では有名になって来たパーティなので名前を利用したとも考えられます。」
「あー、なるほど。」
先程の隊長さんとの話には入って来なかったがどうも不信に思われていたみたいだ。
が、ジュガルさんは真面目な顔から一転、ニコリと笑うと
「ま、隊長が許可出したんで私としては問題ないですけどねー」
などと言ってのけた。
「…そんなんで良いのか?」
「責任者は隊長ですからね。何かあったら責任負うのも隊長なんで。」
なんか急にぶっちゃけだした。
(この人思ってたより雑だな…。)
「すっごい雑な扱いですね〜。」
イオルが我慢できずに言ってしまう。
「ははは、警備兵の下っ端なんてこんなもんですよ。さて、おしゃべりも時間切れですね。」
そう言って立ち止まる。ちょうど正門に着いたのだ。
「隊長から許可が出た。この人達を通してやってくれ。」
「了解!」
そういうと門番をしていた警備兵が門の横に避ける。
「えっとジンさんにイオルさんにユーンさんでしたね。聴取へのご協力ありがとうございました。隊長も言ってましたが私がいる時も身分証明は簡略して上げますねー」
「ああ、はい。どういたしまして。」
「お疲れ様でした〜」
「どうも。」
挨拶をしてジュガルさんと別れて門を通り町に入る。
「…あんなんで良いのか警備兵。」
「えー? 話やすそうで良い人じゃない?」
「隊長さんはしっかりした方だったようですし大丈夫かと…。」
「まぁ良いか。とりあえず町に帰って来れたわけだしとりあえずギルドに行こうか。」
「そだねー、やっとこの籠下ろせるよ〜。」
話しながらギルドに向かって歩き始めた。
最後ぶった斬るように終わっていたので修正しました。
オーク戦終了してからイマイチ執筆の進みも遅いし考えてること表現出来てないです。
精進せねば。




