表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
曜日替わり能力  作者: 向風
7/125

マッチポンプ

ゴブリンとの戦いを終え、周囲の確認しながら来た道を戻る。

「お、ここだな」

最初の地点、俺がこの世界で目覚めた場所に着いた。


目印はもちろん俺が魔法を打ち込んで抉れてしまい、回復魔法をかけて治したいこの木だ。

「こいつは始まりの木、いや、自分の失態誤魔化したものにそんな綺麗な名前つけるのは無いな」

自業自得はなんか違うし、ブーメランでも無いしなぁ

「うん、マッチポンプの木、これで行こう!」

木からすれば不名誉な名前を付けられたものだ。


「さて、次はさっきと反対に進んでみるかな」

一応何も考えてないわけでは無い。さっき進んだ方で魔物に遭遇したということはあっちは森の奥である可能性が高い、と思う。ので、次は逆に進めば森を抜けれるんじゃ無いかなという考えである。

「希望的観測が強すぎるけど現状他に手がかりもないからね」

自分に言い訳する様にしながら歩いていく。手にはさっきの戦闘の戦利品であるなんかいい感じの木の棒を持っている。

「いい歳して木の棒持って町に入るとか大丈夫かね?というかこの世界のお金もないんだよねー」

ギルドの登録にはお金入らないって女神様から聞いてるから大丈夫だけど寝床や食事のためには稼がないといけない。

そんなことを考えながらどんどん歩く。

「ちょっと明るくなってきた?お、道だ!」

どうやらうまく森を抜けられたようで、道らしきところに出れたらしい。

「よしよし、それで近くに町があるはず…お、あれか」

森を出て左、周囲を柵で囲われた町を見つけた。

「んー町って言うか、村?」

勝手なイメージで壁で覆われてる町を想像していた。

「魔物が出る森も近いのにあんな柵で大丈夫なのかね?行ってみればわかるか、っと一応この場所覚えとこう。なんか目印ないかなー?」

また来るかどうかはわからないが一応覚えておきたい。

「あー、この石でいいか」

その辺に落ちてた漬物石サイズの石を森から出てきたとこの地面に置いておく。

何かの弾みで動いてしまうこともあるかもしれないがまあその時は仕方ない。

ただ何となくの行動でここに帰ってくることはほぼないと思うからだ。

「よし、今度こそ出発!」







短めです。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ