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曜日替わり能力  作者: 向風
22/125

歩合制の依頼

異世界2日目。

「あ〜朝かぁ」

だいぶ明るくなった部屋で目を覚ます。

「よし、起きますかね。」

ベッドから起き上がり伸びをする。

「んー、とりあえず降りるか」

部屋に鍵はないが特に貴重品とかもないし持ち物といえば拾った棒にポケットに突っ込んだ硬貨のみ。

全財産を持って階段を降りる。

「おはよう、よく眠れたかい?」

「おはようございます。ぐっすりでしたよ。」

「そうかい、朝は食うんだろう?用意してやるから顔でも洗ってきな。」

「はい、お願いします」


顔を洗い戻ると朝食の用意がされていた。

「いただきます。」

「あいよ。」

朝食は硬めのパンにスープ、野菜というか花の炒め物だった。

「お、うまい」

無料の食事なのであまり期待してなかったのだがなかなかいける。

「口にあったんなら良かったよ。」

「これほんとに追加料金払わなくていいんですか?」

「いらないよ、あたしの分のついでだって言ったろう。」

「十分お金取れると思うのになぁ」

「煽ててもこれ以上は何も出ないよ、スープのおかわりならあるがね。」

そう言われたのでありがたくおかわりさせてもらった。


「ごちそうさまでした。」

「お粗末さん、あんたはこれからギルドかい?」

「はい、依頼を見に行ってみようかと。」

「そうかい、気をつけなよ。」

「はい、行ってきます。」


宿を出て冒険者ギルドへ向かう。

ギルドに入ると大勢の人で賑わっていた。

「多いなー」

昨日は酒場の方こそ賑わっていたがギルドのカウンターの方は空いていた。

だが今は酒場の方は変わらず食事客で賑わい、ギルドの方も武装した人たちが大勢いる。

そんな中でもたくさんの人がいる場所、ギルド掲示板に近寄る。

昨日、説明を受けた通り真新しい依頼はギルドの掲示板に貼られる。

そして受けたい依頼を見つけたらカウンターの方で受注するのだそうだ。

かなり乱雑に張り出されていてどんな依頼があるか探すだけでも大変だ。

ある程度は冒険者ランクごとに分けて貼られていて左は高ランク、右は低ランクというようになっているらしい。

俺は最低ランクのGランクの上に一人なのでほとんど受けられるものはなさそうだ。

(これだと採取系の依頼になるんだろうけど今リストの森は立ち入り禁止だしなぁ。)

この町から近いリストの森は普段森の浅い部分にはあまり強いモンスターも出ないから低ランクの冒険者が狩りや採取の練習をするのに最適なのだが今はその浅いところに何故か凶暴なオーガの群れが出てくるらしく対処されるまで許可なく立ち入りが禁じられているのだ。

依頼も多くはリストの森の調査やオーガから逃げてきたであろう森の魔物が道に出てきているのでその討伐などだが冒険者ランクが足りないから受けられない。

それに大体の依頼がパーティ推奨で1人だとどの道受けられそうもない。

(うーん、これは最初にどこかのパーティに入れてもらったほうがいいのか?)

そんなことを考えながら掲示板を眺めているとひとつの依頼に目が止まった。


『カルノ湖での漁の手伝い』ランクGから可 人数不問 報酬歩合制

(歩合制、つまり出来高次第で給金が決まると、うーん、グレーだな。)

文面を読む限り結果次第では給金無しなんてこともあり得るわけだ。

(でも他に良さげなのもないし勉強だと思って受けてみるのもありか。よし、これにしよう。)

そう思い掲示板から依頼書を剥がし受付の方に向かう。


「おはようございます」

「あ、ジンさん、おはようございます。依頼の受注ですか?」

俺は昨日ギルド登録を担当してくれたユーンさんに依頼書を渡す。

「こちらですね、あーですがこちらの依頼はあまりお勧めはできませんよ?」

「ああ、やっぱり歩合制だから給金なしもあり得ますもんね。」

「そうですね、それもありますが依頼自体が漁の手伝いって言う漠然としたことしか書かれていないのでどんなことを依頼されているのか判断がつかないんですよ。」

「あーなるほど。」

「それに歩合制だとギルドが受け取る2割の仲介料もどうなるかわかりませんし、町の漁師さんの依頼なので仕方なく通して掲示板に貼ってはいましたが誰も受けなかった依頼なんですよ。」

「そうでしたか…んーでも他に受けられそうなものもないんですよね」

「Gランクでソロだと今は受けられるものがほとんどないですよね。先にパーティを探された方がいいかもしれませんよ?。」

「それも考えたんですが一度勉強だと思ってやってみるのもいいかなって思いまして。」

「まあジンさんが納得しているのでしたら強くは止めませんが、ギルドとしても放置されてる依頼を受けてくださるのは助かりますからね。では紹介状を作成しますので少々お待ちください。」

「はい、お願いします。」

しばらくして紹介状を受け取り、町の隣にある湖に向かって行くことにした。


お金のレートまでやるつもりだったけど2000文字越えそうだったので断念。

サブタイ編集済み。

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