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曜日替わり能力  作者: 向風
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巻き込まれ事故

「まず私は神ではありません、貴方達がいうところの天使というようなものです」

天使様から聞いた話をまとめるとこうだ。

あの橋は次の台風が来て川が増水した際に根本が折れて壊れるという予知が出たらしい。

そして崩れた橋が川を堰き止め水を跳ね上げてしまい未曾有の災害が起こるとのことだった。

だがこのご時世信仰の薄くなった日本では予知など伝えようもまともに取り扱われるとは思えない。

そのため神の使者である天使が直接破壊するように命じられたとのことなのだが…。


「破壊するために刻んでおいた陣が何故かあなたが上に乗った際起動してしまったようなのです…」

(まじかぁ)

「それでその…このままだと私が人間を殺傷したという記録が残ってしまうのです。」

(ふむふむ)

「ですのであなたには別の人間に成り代わってもらいこの件を無かったことにするのです!」

(うわー、自己保身の塊じゃないですかー)

用は上司から受けた仕事をミスしてそのミスを赤の他人に押しつけて無かったことにしようとしてるって事だよね。

(まぁそれは置いとくとしてなんで俺がその陣?の上通ったら起動したの?)

「あとは神威を流し込めば起動する状態にしておいたのであなたから神威、はありえないので魔力や気のようなものが溢れていてそれを勘違いして陣が読み取ってしまった可能性くらいでしょうか?そんななことまずあり得ませんし、何よりいまの魂だけになり中身がまるっと全部お見通し状態のあなたからは何にも感じ取ることはできませんし…。」

なんだ、自分に特別な力がーとか一瞬厨二心がくすぐられたのに…

(じゃあまあ一応納得はしたよ、とりあえず俺が死んでると天使様的には都合が悪いのね)

「そうなのです!ですからあなたには入れ替わり転生をして」

(却下です)

「な⁉︎私を謀りましたね⁉︎」

(謀るも何も心読んで会話してるんですよね?あと入れ替わり転生とかいう言葉作らないでください)

「ぐぬぬ」

(えーっと、入れ替わりってのをしないと転生はできないんですかね?)

「それは…私は神ではありませんから生命を一から作るなどということはできませんし…」

そりゃそうか、小説なんかでも転生させてるのは神様とかだもんね。ん?小説?あっ

(例えばなんだけど異世界転生とかってできたりしませんかね?)

ダメ元興味本位で聞いてみる。

「異世界転生?いえそれこそ無理です、確かに異世界というものは存在しますし過去にそういった例もありますがそれはこちらの世界の神と異世界の神の総意によって行われたものです。私の立場でできるようなものではありません。」

あーそっかー、でもやっぱり異世界ってあるんだなぁ、さっき魔法とか言ってたからちょっと期待したんだよね。

「ん?ですが異世界に飛ばして仕舞えば完全に証拠隠滅できるのでは?入れ替わり転生させても後で見つかったら大ごとですし…、その点異世界なら我が神も簡単には調べられない可能性が高いはず…」

(えっと、天使様?)

「白木迅さん」

(…はい?)

「あなた異世界に興味はありませんか?」


思いの外説明が長くなっております。

多分次話で説明が終わり、冒険の旅が始まるはず?

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