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人形姫ローズ  作者: ブリガンティア
スズキノヤマ編
144/811

144. スズキノヤマ帝国 宰相の陰謀

一行が宮殿の前に到着すると、騒ぎになった。


エフェルガンは皇帝との面会を要求して、緊急事態で報告をしなければならないことがある、とエフェルガンは告げた。すると、家臣たちが慌ただしく動いている。また将軍達や国軍の隊長達やパララの領主もいるということもあって、ローズたちの前で衛兵が集まっている。宮殿では例え親子でも事前に問い合わせをしなければ、簡単に皇帝陛下と会うことができないのだ。特に時間的に今朝餉の時間なので、謁見できる時間帯ではない。かなり待たされた後、やっとお許しが出たと家臣が知らせに来た。ただしすべての武器を置いておくように、と言われた。仕方なく、すべての武器を置いて、彼らが皇帝が待つところに向かった。


ちなみに護衛官らは、誰一人も謁見が許されていなかった。一緒に行くことができるのがガレーだけだった。なぜなら彼は陛下の近衛であるからだ。


ローズたちが入ると、陛下は人払いを命じた。挨拶の後、ガレーはダナで起きた出来事から、パララのモルグ人の夜襲まですべて説明した。陛下は何も言わず、ずっと聞いている。


「分かった。余を殺そうとするのに、敵国であるモルグをこの国に招くなど・・、許さんな」


皇帝がかなり機嫌が悪くなった。


「誰か、宰相を呼べ!」


皇帝陛下がそう命じると近衛の一人が部屋の外に出て、外で待機している家臣に伝えた。その間に陛下はローズたちにカーテンで仕切られている隣の部屋へ移動するようにと命じた。陛下の前にいるのは空軍の将軍とガレーだけだった。


しばらくすると、宰相が現れた。宰相は頭を下げて丁寧に挨拶した。


「ドルガンディ、パララが敵軍に攻められたそうだ」


皇帝が宰相ドルガンディにパララ襲撃の話をすると、ドルガンディがうなずいた。


「はい、聞いております。昨夜情報をもらったので、モルグ人の襲撃の進行を止めるために今朝一部の兵を出発させました。また陸軍もこれから出発させる予定となりますが、陛下にご了承を頂きたいと存じます」

「ふむ。この時に兵を首都から出したくないのが本音だが・・」

「陛下、民を守るのは我々の仕事でございます。放っておくと、モルグの勢力はこちらに向かってしまうと被害が拡大してしまいます。全力で撃退する必要があります」

「どのぐらい兵が必要なのか検討しなければいけない。空軍将軍、敵はどのぐらいだったのか分かるか?」


皇帝が空軍将軍に聞くと、将軍は30機の飛行部隊だと答えた。


「30機か、多いのぉ」

「陸軍の一部は今ティカ地方の制圧にいるため、敵海軍を警備隊と一部の国軍部隊とパララ海軍部隊で頑張って食い止めようとしたが・・」


空軍将軍が落胆した様子で言った。


「敵艦隊はどのぐらいあったのか?」

「見た者の話によると20隻越えているかと」

「20か」


皇帝が考え込むと、宰相ドルガンディが周囲を見渡し、陛下の前にいるガレーと空軍将軍を見ている。


「ガレー殿はどうしてこちらに?皇太子殿下とともに旅をしていると聞かされましたが?」


ドルガンディがガレーを尋ねると、ガレーはエフェルガンの事について陛下に報告があると答えただけだった。


「ドルガンディ、そちらの言う通りだ。民を守らなければならない。兵士の出陣を許そう」


皇帝が声をかけると宰相ドルガンディは手を胸に当てながら頭を下げた。


「ありがとう存じます。早速手配致します」


ドルガンディは手を叩くと、外から一人の武官が入った。


「副将軍モキアット、全軍でパララへ向かい、モルグ人の討伐をせよ」

「はぁ!」


副将軍モキアットが一礼して外に出た。


「それでは、私はこれから仕事に戻ります。失礼致します」

「待った。もう一つ確認したいことがある」


ドルガンディが一礼をして退室しようとした時に、皇帝はドルガンディを呼び止めた。


「はい。なんなりと」

「パララからの知らせはいつごろ来たか?」

「昨夜ですが・・」

「それはパララ領主の使いの者か?」

「はい。そう聞かされましたが、何かおかしな点でもございましたか?」

「ふーむ。その者はまだここにおるのか?」

「いいえ、今朝方にまたパララへ飛び立ちましたが・・」

「うむ、残念だ。もっと詳しい話を聞こうと思った。その者の名はなんという?」

「名前はトルトだと思いましたが、・・はて、トルドだったか、コルドだったか、・・執務室に記録があると思いますが、確認して参ります。パララの件が落ち着いて来たら、その者をこちらに呼んで致しましょう」

「良い。必要ない。どうぜおらんだろう」

「陛下?」


ドルガンディが驚いた顔した。


「パララ領主、パレマンタ。その方の部下にトルトやら、トルドやら、コルドやら、そういう名はおるのか?」


陛下がそう言いながらカーテンの部屋に顔を向けながら言うと、パララ領主パレマンタがその部屋から出て行って、陛下の前に頭を下げた。


「いいえ。私の部下にはそのような名の者がおりません。それどころか、応援要請を出した覚えがございません」

「パレマンタ殿、貴殿は確かか?」


宰相ドルガンディが領主パレマンタの言葉に絶句した。


「はい。私は陛下の前でモルグ人の襲撃を食い止めたことを、報告致しました」

「そんなはずが・・」

「ないと申したいのですか?確かに我々の戦力だけでしたら、無理ですね」

「では・・」


宰相が青い顔でパララの領主を聞いた。


「我々の守り神の聖龍様が助けて下さいました」

「貴殿は、・・頭が確かか?」

「無論、確かです。でないとここにいません」


パララ領主パレマンタがはっきりと答えた。


「神の助けなど、そのような不確定なことを口にするなど・・」

「でも奇跡が起きたのです。我々を危機から救ってくれたのは神の奇跡としか言おうがありません」

「では、どのような奇跡なのか聞かせてもらおうか」


宰相ドルガンディがパララ領主パレマンタをにらみつけた。


「皇太子殿下と将軍フェルカサと国軍部隊が駆けつけて来たおかげで、昨日の朝日を登る前にすべての敵を全滅させることができました」

「うそを申すでない」


宰相ドルガンディが嫌な顔をしながらパレマンタに向かって言った。


「いや、パレマンタは嘘をつかないぞ」


エフェルガンはローズの手を引きながら部屋から出て、皇帝に頭をさげた。ローズもエフェルガンと同じ行動した。続いて将軍フェルカサとパララ国軍隊長とダナ国軍隊長も出て、陛下の前に一礼をした。


「エフェルガン殿下・・」


宰相ドルガンディの顔が白くなってしまった。


「パララ領主パレマンタの言った通りだ。本当に奇跡が起きた。我々がティカ地方の謀叛を制圧するためにティカに行ったが、ガレー殿が持ってきた情報で急いでパララまで行かないといけなかったが・・距離的に無理だった。だが、ローズの兄上のおかげで、一瞬でメジャカからパララへ移動できたのだ」

「殿下、ご冗談を・・メジャカからパララまでほぼ一日がかかります」

「そうだ。メジャカからパララへ、軍用フクロウで移動しても、半日以上もかかる」

「でもなぜ一瞬だと仰いましたか?」

「一瞬で移動したからだ」


エフェルガンがはっきりと答えると、宰相ドルガンディが首を傾げた。


「どうやって?」

「何らかの呪文だ。何の呪文か、私が知らない。ローズも知らない。だが、事実として、空軍全軍とともにパララに着いて、敵が町を襲う前に海の上ですべて全滅させることができた」

「そのようなことを聞いたことがございません」

「ローズの兄上は純粋の鬼神だから、不可能なことがないだろう?それにローズ自身も龍神族だからなおさら、奇跡があってもおかしくない」

「龍神族はこの世で存在しませんよ、殿下」


宰相ドルガンディが言うと、将軍フェルカサが前に出た。


「宰相殿、言って良いことと、言ってはいけないこともあるのですぞ」


フェルカサが怒りを満ちた声で言うと、皇帝の近衛も動いている。


「まぁ、フェルカサ、抑えろ」


皇帝はフェルカサに向かって言った。フェルカサはうなずいて、息を整えている。


「余も最初は信じなかった。が、報告した者が多くてな、信用するしかないのだ。全員が嘘など申せまいからだ。暗部も兵士も将軍も、全員同じ事を申した。全員空に龍を見たと言って、龍の娘も現れて勝利を導いたと以前パララの海賊戦の報告に書いておった。今回もまた龍が現れて、そして龍の娘も現れた。そうだろう、ガレー?」

「はい。仰った通りでございます」


ガレーはためらいなく答えた。


「ですが・・」


ドルガンディはまだ否定しようとした。


「ローズ姫は我が息子の妃だ。愛する夫のために奇跡を起こしてもおかしくない話であろう」


ローズは瞬いた。話がとても大げさになってしまったような気がした、と彼女は思った。


「それにだ、ダナとタマラで起きた出来事(できごと)はその方の企みであろう、ドルガンディ?」


皇帝は鋭い視線でドルガンディを見ている。


「そのようなことはございません!」


ドルガンディは否定した。


「ガザレの存在を知ったのは余とガレーとその方だけだ。皇后でさえ、ガザレが生きていたか死んだか知らぬはずだ。そのガザレは、タマラでエフェルガンを襲い、多数の民を苦しめたそうだな。なんて卑劣な真似をしおった」

「お言葉ですが、私はこの件に関わっているという証拠がございません」

「もう証拠も何も、モルグの襲来を事前に知ったその方は謀叛どころか、疑いのない裏切り行為だ」

「陛下・・」


ドルガンディは言葉を失った。しかし、彼は突然笑い出した。


「ここまで知られてしまっては、私は何を言おうとも、もうどうしようもないでしょうね」


ドルガンディはまた笑い出した。


「ドルガンディ殿!貴殿はやはり・・」


将軍フェルカサが信じられない顔で言った。


「そうだ。私はこの国を愛している。この国を救いたかった。前皇帝陛下への忠誠を誓ったこの私が、誇り高いミミズクフクロウ種族の純血を守りたかった。混血の皇帝など、そのような未来を、今の内に潰す必要があると思います」

「ドルガンディ!」


エフェルガンが声を荒げて言った。


「殿下は側室さえとれれば、ここまでやろうと思わなかった。ガザレは頭が悪いから、スズヤマ家の跡継ぎとして、相応しくなかった」

「だから捨て駒にしたというのか」


ガレーが冷たい声で問いかけた。


「そうだ。あんなバカはさっさと死ねば都合が良いものだ」

「スズヤマ家の跡継ぎはエフェルガン殿下しかいないぞ」


ガレーが言うと、ドルガンディは首を横に振った。


「いや、まだゲメラ殿の息子がいる。私が死んでも、私の意志を継ぐ者もいるでしょう」


ドルガンディは微笑んだ。彼は自害するつもりかもしれない。彼は懐から何かを取り出した。瓶のようなものだ、とローズが気づいた。


毒を飲んで死ぬつもりなのか?あるいは投げて陛下に危害を起こすのか?ならば!


「バインド・ローズ!」


ズズズ!


床から茨の枝が出てきて、素早く宰相ドルガンディの体を縛り付けた。瓶を持った手を縛ったため、瓶が床に落ちて、割れてしまった。変な匂いがして、それが毒であることが分かったため、急いで魔法を唱えた。


「アイス!」


床に落ちている液体を凍らせた。あとで暗部達に掃除させれば良いとローズが思った。けれど、皇帝の前にある絨毯が廃棄処分となるのでしょう。床の一部も壊れてしまった。あとで皇帝に謝る、とローズが申し訳ない視線で皇帝を見ている。


突然のことで皇帝の近衛達が動いて、陛下の前にいた。とても素早かった。さすがエリートの近衛の騎士達だ。ガレーは素早く動いて、布か何かドルガンディの口の中に入れた。自害をしないようにと、徹底的にその可能性を排除した。騒ぎに聞いた衛兵達も部屋に駆けつけてきた。ローズは床から枝を消したけれど、ドルガンディの体中に巻き付いた枝をそのままにした。ガレーは陛下に頭を下げてドルガンディを外に連れて行った。


「皇帝陛下、ごめんなさい」


ローズが恐る恐る言うと、皇帝は微笑んで見ている。


「何に対する謝罪か?」


皇帝が優しい口調で聞いた。


「床と絨毯を壊してしまいました」


ローズが小さな声でいうと、皇帝が豪快に笑ってしまった。


「姫、そんな小さなことで、余が怒るとでも思うのか?」

「うん・・」


ローズがエフェルガンの手をにぎって、皇帝を見ている。


「問題ない。そうだ、余はその方に感謝を言わねばならぬ。キヌアの民、ガリカの民、ダナの民、パララの民、タマラの民、そしてティカの民・・このスズキノヤマの民は姫に救われた。礼を申す」


皇帝が言った。


「いいえ、その、うむ・・」

「余はここに座って、報告を聞くしかできないが、ガレーを始め、数々の報告や話を毎日聞いておる。色々と大変だったのだろう」

「うむ。大変だったけど、私が自分でできることをやっただけですから、そこまで高く評価しなくても良いと思います」

「ははは、できることをやっただけか。エフェルガンとの婚姻もそういう理由だったのか?」

「うむ・・・それは・・言えない・・」


ローズがうつむいて言うと、エフェルガンがまたあたふたになる。


「ローズ・・その紛らわしいことを言わないで」


焦ってしまったエフェルガンを見ると、皇帝が突然笑い出した。


「やはりそうか、・・夜這いで、折れたか」

「いや、あの、・・その・・」


今度はエフェルガンの顔が赤くなった。


「まぁ、どんな方法でも余が構わない。結果的に婚姻ができて良かった。良くやった、エフェルガン。改めて祝福をする」

「おめでとうございます!」


皇帝の言葉で将軍達は口を揃って祝いの言葉を言った。ローズたちは苦笑いをしただけだった。


「だが、まだアルハトロスと話がついておらん。問題になるだろうな」


皇帝がローズを見つめて、言った。


「うむ」

「そこでだ、姫はしばらく国にだまっていてくれると助かる。段取りや情報を整えてから、こちらから正式に婚姻の話をするつもりだ。せめて留学期間が終わるまで、勉強しながらエフェルガンとともにまた国を回って欲しい」

「うむ」

「まだ半分も見ていないのだろう?」

「はい」

「留学期間中に国全体を見て回って欲しい。姫の報告書はとても生き生きしていて、読むのが楽しい。また新鮮な意見も数多く、参考になった。礼を言う」

「はい」

「そうだ。まだ祝いの品を出しておらんな」

「あの短剣の鞘は?」

「あれは祝い品ではない。必要だと思ったから作らせたのだ」

「そうなんだ」


皇帝がそう言って、ローズを見つめている。


「何か欲しい物があるか?宝石か?城か?土地も、屋敷も欲しいなら与えても良いぞ」

「いいえ」

「本が欲しいか?剣?絹?」

「いいえ」

「では欲しいものを申すが良い」

「うむ」

「遠慮は要らぬ。余からの祝いだ、なんでも申すが良い」

「一つだけ・・」

「なんだ?」

「陛下を、・・父上と呼ばせて下さい」


ローズの言葉で全員驚いた。エフェルガンでさえびっくりした。陛下は顔色を変えずに、ローズを見ている。


「なぜ?」

「エフェルガン殿下と結婚したから、私たちは家族だと思います。家族なのに、他人事のような呼び合いはちょっと悲しいかなと思います。でも、嫌なら・・」

「嫌ではないが、余は一度も・・父上だと呼ばれたことがない。少し驚いてな」

「うむ」

「良かろう。その方とエフェルガンはこれから余のことを父上と呼ぶが良い」

「わー、本当に良いですか?」

「無論。その代わりその方のこともローズと呼ぶぞ。姫をつけずにな」

「はい!父上!」

「良い響きだ。孫が生まれたらその孫にもおじい上でも呼ばせよ」

「うむ。まだ早いです」


ローズの顔が赤くなった。


「ははははは。愉快、愉快だ。これはその方への祝いの品ではなく、余への祝い品だ。参った、実に変わった娘だ」


皇帝がまた笑った。


「エフェルガン」

「はい」


皇帝はエフェルガンに声をかけた。


「良い妃に恵まれたな」

「はい。心からそう思っています」

「大切にするが良い」

「はい。必ず幸せにします」

「これからどうするのか?」

「2-3日ヒスイ城に滞在し、疲れを癒やしてから、再びメジャカとティカとタマラに向かいます。メジャカでは数多くのティカの民が魔石に閉じこめられているため、領主モトレア一人だけで任せるわけにはいかないと思います。またティカ地方やタマラ地方のこれからのことも、陛下と相談しながら進めたいと思います」


エフェルガンが言うと、皇帝が眉をひそめた。


「父上と呼べ」


皇帝がそう言って、エフェルガンを見ている。


「はい、父上」


エフェルガンがためらいながら言った。


「良かろう。メジャカ領主のモトレアはどう思う?」

「彼はとても忠実な人で、小さな領地でもうまく運営できていると思います。贅沢な暮らしもせず、物を大切にしながら暮らしている。領民から人望が厚いと見ています」


ぐ~~~~~~~~~~


「なるほど。分かった、またその(ほう)と会話したいが、そろそろ朝餉を食べないと、その方の妃が倒れるかもしれない」


見事に恥ずかしい音がおなかの中から聞こえている。皇帝とエフェルガンは揃って、ローズを見ている。


「うむ」

「そう、ですね」


エフェルガンが苦笑いながらうなずいた。


「朝餉を食べに食堂へ連れて参ります」


エフェルガンは微笑んでローズを見ている。ローズの顔が赤くなってしまった。


「余とともに食事でもしよう。どうだ、パララの領主パレマンタ、そしてその方らもまだ朝餉を食べておらんだろう?」


皇帝陛下がそう言うと全員うなずいて、周りを見合わせている。


「決まりだ。誰か朝餉を用意せよ。今日は彼らの苦労を労って、祝おう」


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