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ファンタジーVRMMOゲームで職業サラリーマンって!?~リアルのサラリーマンはダメでもこっちで伸し上がる~  作者: 鳳凰院いちご
5章 転勤は突然やってきて 不安など忙しさで消える
90/106

レベル89 前任は前任、今の担当は私!

すみません><UP遅くなりました

 狩場につくとそこには……


「敵がいない!?」


 ぽこ

 ちょう あんぜんちたい 


 その理由はすぐにわかった……


 敵がポップすると……


「つっこめ!」


 プレイヤー達がものすごい勢いで取り合いをしている。


「とりあえず!俺達も負けてられないぞ!」


 ぽこ

 しゅらば


 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 プヨラディッシュ

 レベル40

 HP200

 MP50


 スキル:自己再生、葉っぱブレード

 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


 敵自体は強く無いが!


「経験うま!」


 そう狩ってみて分かったが、経験がおいしい!

 その上ドロップが……


 ラディッシュの根

 薬の材料になる為、薬剤師等が重宝する。


 精算アイテムとしても優秀……

 これは群がる訳だ。


 ポコは一撃で死んじゃいそうだったので応援してもらいながら数時間……


「うお!」


 途中奪い合いの中で揉みくちゃになりながら……


「なんとか……たまったな」


 ぽこ

 よくできました


 100個ほど溜まった。


「よし、ぽこ取りあえずこれを薬に変えてしまおうか」


 ぽこ

 りょうかい


 俺は地図を見ながら移動するとそこには数件の調剤師と書かれたお店があった。


「えっとこの中のどれかなんだが……」


 ぽこ

 ?


「さっきの戦闘で地図が汚れちゃって……」


 ぽこ

 ものは だいじに


「はい……とりあえず、ここが調剤師の居るとこには間違いなさそうだし適当にはいってみるか」


 俺は一番手前のお店に入ると、


「すみません」


 NPC

「はい、いらっしゃい」


 白い服を着てニコニコ笑う優しそうなNPCの男が出てきた。


「えっとハンス商会の者なんですが、調合お願いしたくて」


 NPC

「ハンス商会さんですか、あなたはが新しい担当で?仕入証明書はお持ちで?」


「はい、こちらに」


 俺は証明書を見せると……


「はい、では材料を」


 俺はバックからラディッシュの根を100個見せると、


 NPC

「では、手間賃として製品の50%を頂きます」


「50%!」


 NPC

「ええ、前任の方はそうでしたよ」


「前任?ですか」


 NPC

「ええ」


 この手のやり取りは…リアルでもあったな、怪しい……


「そうですか……また改めて出直しますので、すみません」


 NPC

「え?いや、あの前任の方から贔屓にしてもらっているお店ですよ?」


 慌てたな……コイツ


「何を慌ててらっしゃるんですか?ちょっと確認したいことがあって出直すだけですから、それとも何か?」


 NPC

「いえ……」


 さっきまでニコヤカだったNPCから笑みが消えた。


「それと、前任は前任ですから私が今の担当ですので」


 そう言って店を出た。


 その後、他の店を回ると手数料は大体10%位だった、つまり明らかにこちらが新人だと見てカモにしようとしていたようだ。


 その後コレットさんに話を聞くと……


 コレット

「あぶなかったわね、そのお店は確かに昔取引があったんだけど今の店主に変わってあくどい手口をいろいろ使って儲けようとするので取引を停止したの」


「そうだったんですね」


 コレット

「あの店主とは関わらない方が良いわよ」


「はい!」



 だが……


 悪どい調剤NPC

「あの野郎……俺を舐めやがって!ゆるさんぞ」




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