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ファンタジーVRMMOゲームで職業サラリーマンって!?~リアルのサラリーマンはダメでもこっちで伸し上がる~  作者: 鳳凰院いちご
5章 転勤は突然やってきて 不安など忙しさで消える
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レベル82 転勤は突然に

 先輩社員

「おつかれ、お前転勤の連絡とかなかった?」


「いや、無いです」


 先輩社員

「そか、営業の林は埼玉西営業所に転勤らしいぞ」


「埼玉西って」


 先輩社員

「ああ、スパイ所長がいるとこだな」


「うわ~最低ですね」


 先輩社員

「ああ、なんかあるとすぐ本社に報告するからな」


「あの所長になってからあの営業所の良い噂を聞かないですね」


 先輩社員

「だな~、所長が変わるだけで別会社みたいになるからな」


「まあ、今回はセーフということで」


 先輩社員

「だな~」


この時期になると転勤話で情報が錯綜するのはいつものことだが、

どうやら俺はセーフの様で安心して今日もゲームにログインすると…



 ~ゲーム内~


 マジコ店長

「転勤だ!」


「ええー!」


 ぽこ

 えええ~


 ぽこ もノートで反応しているがきっと意味はわかってないんだろう…


 マジコ店長

「うむ、昇格に合わせて転勤することになった!」


「はあ~」


 こういう時に嫌だ!とかいっても決定事項なので大概は覆らないのはわかっているが…


 マジコ店長

「安心したまえ!君が行くところはこの前 試験を受けた会場の近くの街だ、道中しらない敵とかいないだろうし」


 何をもって安心して良いか良くわからない説明だが大概上司って安心しろって、こういうとき言うんだよな…


 マジコ店長

「赴任日は明後日だから今のうちに挨拶とか荷造りなど済ませておきなさい、あ!あと送別会は今日の夜だから」


「わかりました」


荷造りといってもとくには置いてるものもないので挨拶をすませようと、お店のNPCさんなどに転勤の話をするとほとんどの人が転勤の事をしっていた。

こういう情報って本人より伝わってるのが早かったりするんだよね…

そんな中挨拶してまわると仲良かったNPC店員さんからは回復アイテムなどの餞別をもらったりした。

好感度に依存するのかな?


そんな様子を見てぽこがノートを広げて…


 ぽこ

 おわかれ?また ぽこ のせい?


「いやいや、違う違う これは転勤っていうんだよ」


 ぽこ

 てんきん?


「えっとね、働いていると他の地域に働く場所が移ったりすることがあるんだよ」


 ぽこ

 なんで?


「う~ん、理由はいろいろあるけど 同じとこでず~っと仕事してるといろんなデメリットが生じることもあるし、他の地に行くことで視野を広くするとかいろいろあるんだよ」


 ぽこ

 う~ん?


「そうだな~えっと新しいとこへ行けば新しい人に出会うだろ、そしたら仲間いっぱいふえるんだよ」


 ぽこ

 ! それはいいことだ


 ようやく納得してくれたようなので俺はキララ先輩を探した


「あれ~おかしいなキララ先輩がいないぞ」


 部屋やいつも入り浸ってる酒場などを探したがいない、

 俺は店に戻ってマジコ店長に聞いてみると…


 マジコ店長

「ああ!キララは一旦本社から呼び出しがあって本社に昨日行ったぞ」


「そうなんですか」


 マジコ店長

「転勤のことは俺から伝えておくさ」


「お願いします」


 ぽこ

 よろしくです


 キララ先輩が本社から呼び出しって何かあったのかな?

 などと考えながらいろいろ挨拶周りをしていると一気に夜になり、

 送迎会が始まりその日はNPC店員さんと飲み明かした。

 実際明日はメンテナンスなのでちゃんと話せるのは今日が最後になることもあり

 今までの思い出を語り合っていると…


 マジコ店長

「しかし、お前には世話になったな コレは餞別だきっと役に立つぞ」


 そういって渡されたのは…


 アイテム

 マジコ店長のビジネス講座~あなたも商売で勝ち組に~

 効果:いろんな事が書かれているが、生かすか殺すかはあなた次第!


 なんだそのアイテムは!

 とつっこみたくなるアイテムだが、ぽこ は本が好きなので興味津々でさっそく読んでいた。


 まあ、何だかんだでココで仕事出来て良かったなと思う…


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