レベル62 打ち合わせ
係員
「では、1~4、5~6…」
淡々とナンバーを読み上げる、基本見た感じ席ですでに区切られている感じだ。
「…以上です、次に注意事項です」
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注意事項
・商人の志に基づき行動すること、これを破ったモノは失格とする
・道中の怪我、死亡などに関して当方は一切保証しない
・道中トラブルに関しては各自対処すること
・道中掛った経費は全て管理帳に記入すること
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まあ、商人の志という曖昧な志に、
道中のトラブルは一切関与しないよって感じだな…
係員
「この後打ち合わせを行い、各自準備を行い一週間後に再集合し試験開始となります」
ふむ一週間後となると丁度週末だな…
係員
「では、各自 自己紹介及び打ち合わせを行って下さい、なお自由解散なので打ち合わせの終わった所から解散してください」
各グループごと机を合わせて打ち合わせが始まり、
俺達も机を合わせて打ち合わせが始まる。
こういう時 自分で仕切るか任せるか難しい所だ、
まあ、俺的には最初は自分で仕切るよりは各自を観察する為にも任せたいとこだが…
「では!自己紹介と行きましょう」
初めに喋り出したのは俺の右側に居た金髪の御嬢さん風の子だった。
「まず、私から 私の名前はトーメス=レラ=リズン リズンで宜しくてよ、名前から分かると思うけれど父はトーメス商会の社長よ!この試験は今回が初めてですわ」
う~ん、期待を裏切らないお嬢感がすごいな~
「じゃ、次は僕だね!僕は リスティナ、アイルって町の道具屋で働いてるんだ、体を動かすことが得意だよ、あとこの試験は私も初めて」
黒髪の活発そうな女の子、爽やかな感じ!
「それじゃ、儂の番かな 儂はジッジーナ ユウグレの街の防具屋で働いてる、まあ…そんな感じだ…あと試験は6回目だ」
おう…6回目か…あと声が小さいな…
よし!最初が肝心だ!
「初めまして、ワーカーと申します、サンシャインの街の中にあるハンス商会ベイモール店から来ました、私も試験は初めてですので宜しくお願いします」
リスティナ
「じゃ!打ち合わせを…」
リズン
「いえ!必要無いは、私がプランニングして差し上げますわ」
おいおい、ワンサイドプレイも甚だしいな!
ジッジーナ
「ふむ」
リスティナ
「え?あ、でも持ち物とか」
リズン
「そちらもこちらで用意して差し上げますからお気になさらず、あなた達は何も持たずに来れば宜しくてよ」
リスティナ
「はあ…」
俺
「…」
リズン
「それでは一週間後お会いしましょう オホッホホ」
そういって行ってしまった
リスティナ
「どうしましょうか…」
残された俺達は呆然としてしまった…
ぼーっとしてもしょうがないので、
「とりあえず、各自持ってくる荷物を打ち合わせしましょう、各自得意なアイテムとかあるでしょうから」
俺達は簡単な打ち合わせをしてその日は解散となったが…正直不安だ。




