レベル61 数よりも一つ一つを正確に
周りはほぼNPCの商人風若目の子が多い感じかな?
人数は4~50といったところだろうか。
係員
「はい、試験会場はこちらですよ」
会場に入るとご丁寧に矢印マークで会場までの道案内があるので、
矢印通りに進むと大き目の教室の様なモノがあり、
その廊下に今日の日程が書かれている。
~主任昇進試験場~
日程
・講習会
・ペーパーテスト
・実技試験
試験内容発表
班分け
かなりざっくりとした内容ではあるが…ペーパーテストってなんだろう…
会場の中に入ると入口で…
係員
「所属会社からの試験許可書はありますか?」
「はい、これで良いでしょうか」
「はい、問題ありません この名札を付けて同じ№のある机に座ってお待ちください」
なんか入試試験みたいでドキドキするな…
俺は窓際の席に座りソワソワしてると。
「前を失礼するよ」
ちょっと年配の白髪の男が俺の前に座り、
しばらくすると右横に金髪で如何にもご令嬢っぽい女の子が座った。
それから暫く経ち開始5分前なりほとんどの席が埋まっているにも関わらず俺の右斜め前の席は未だに空席だったが…
ガッシャン!
会場の扉が勢いよく開けられ…
「ギリギリセーフ!」
短髪で黒髪の女の子が入ってきてエヘヘっと笑いながら俺の右斜め前の席に座り会場の席は埋まった。
キンコーンカンコーン
時計が鳴り…
ガラガラ
扉が開き一人の恰幅の良い男性が入ってきた。
「え~うっほん、私がこの支部の商工長ガンエリーニだ、今日は皆さん昇進試験ということで…」
なんか長~~~い挨拶が続き…
15分位経過
「であるからして、皆昇進できるように頑張るように!」
やっと終わったか…よくわからない自慢話が続いて正直つらかった。
「では!講演会を始めようと思う!」
ズコ
3時間後
「うむ!皆この教訓を心に刻むように!以上」
係員
「商工長ガンエリーニ様ありがとうございました」
会場からは拍手が送られて満面の笑みだ、
会場の半数が死んだ目になっているが…
若い頃の武勇伝>今の趣味>孫の話>若い頃の武勇伝
眠気との戦いが凄かった…
係員
「それでは次にペーパーテストに移ります」
ついにきた!事前予習など出来てないからな~
紙が配られる…
内容は…
100+50=
200+80=
?
これは…算数レベルだ…
これなら余裕だがちょっと数が多いからこれは正解率を上げた方が良いかな?
こういうテストであえてたくさんの簡単な問題が出ることリクルートのテストでもあったな…
まあ、解釈はいろいろだから一概には言えないけどケアレスミスがたくさんあるより
一つ一つ正確に答えた方が、評価が高いという場合もあるって聞いたことがある。
まあ…今回は問題が楽すぎるので全問答えることができた。
係員
「そこまで!」
テストの紙が回収される…
係員
「では次に実技試験の説明に入ります」
すると前の壁に地図が貼られる
係員
「これから皆さんには4人組のパーティーに分かれてもらい、こちらのリクル洞窟に向かって頂き洞窟の奥にある銀の鉱石を採って帰ってきてください、なお タダ行って帰ってきては評価は高くありません、道中で素材の採取やモンスターなどからのドロップを拾いながら帰ってきてください」
お金を稼ぎながら移動って感じかな?
係員
「上位グループほど加点されます」
なるほど…
係員
「では、グループ発表です」
さあ!誰とかな?