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レベル6 初勤務

遅くなりましてすみません><

ご感想あれば宜しくです

 次の日俺はゲームの中の職場に行くと先輩が待っていた。


「おい 遅いぞ」


 無表情で怒るアニーキ先輩。


「すみません」


 ここは言い訳をせずとにかく謝る!

 俺流の考えに基づき頭を下げる。


「まあ、良い…行くぞ」


「ありがとうございます!」


 そういうと先輩はひょろりとした体をよたよたしながら村の出口へと歩く、

 装備は軽鎧と棍棒の様なモノを持っている。


 そしてこの前通してもらえなかった門番の所までやってきた。


「お?またお前かまだお前は…」


 俺を見つけてまた注意しようとする門番に…


「こいつはウチで働くことになったんだ、俺と一緒にこれから仕事だ」

 

アニーキが門番に言うと…


「おお、そうだったか なら気を付けて行ってきな」


「ありがとうございます!」


 好意に対しては誰であろうとお礼!

 ついに俺は町の外に出た!

 周りを見回すとゼリーっぽい敵やナスっぽい敵などいかにも初期レベル上げの敵が居て

 プレイヤーがみんなこぞって敵を倒している。


 よし!俺も!


 敵を倒しに行こうとすると…


 グイ!


 上装備の首元を引っ張られる。


「俺達は仕事に行くのだ、寄り道などしている暇はない」


 ええええ~ RPGの醍醐味が!


 序盤のレベル上げ!それもできないのか~~~~


「ほら!行くぞ」


「はい」


 先輩の命令には逆らえないのでそのままトボトボと先輩の後をついて街道を歩く…


 すると!


 ゼリウム 軟体モンスター

 レベル1

 HP8

 スキル

 無し


 雑魚敵が街道を塞ぐ、

 よし!これで強制的にバトルだ!

 俺は初バトルにワクワクながら挑もうとしたその時…


 スコーン!


 先輩の棍棒によりホームラン!


 ああ…


 俺の初戦は一瞬で終わりを告げた。


 すると…


 新入社員スキル発動「先輩同行」

 レベル1→2


 おお!通常のRPGならレベル差でほとんど経験なんて入らないと思っていたが、

 新入社員スキルによって経験が普通に入って来ている。

 さて ステータスはどうなったかな…

 俺がステータス画面を確認しようとしたとき。


 グイ


「お前何度言ったら」


「はい!すみませんすぐ歩きますので!」


確認する余裕もないまま歩くことに、

うう…RPGの醍醐味が、その後も何度か敵と遭遇したがほとんどアニーキのホームランで終わってしまった。

それからゲームの中の時間で半日くらいたっただろうかお目当ての村と呼んで良いのだろうか寂れた民家が並ぶ場所についた。

ちなみにレベルは9まで上がりました…何もしてないけどね(涙)


「アレだ」


そういうとアニーキは煙が上がる一軒の家を指さした。


「相手は気難しい人だ、気をつけろよ」


「はい」


 俺と先輩は家の前まで行き


 コンコン


 先輩が家のドアを叩く


「あれ?おかしいな?裏かな、新人ちょっとここで待ってろ」


「はい!」


 先輩が裏の方へ歩いて行った


 ふ~ゲームの中とはいえ先輩と同行するのは緊張する~

 この一人慣れた時間はまさにオアシスだな~


 おっといけない、今のうちにステータスを…


 俺がステータス画面を開けよとしたその時


 コンコン


 俺の肩を叩く感じが


 ?


 俺がそちらの方向をみると


 !


 真っ黒な顔 不気味に光る眼 青い髪


 やばい!こんなところに強敵か!?


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