レベル57 成果の確認
どん!
どん!
至る所で炸裂音が聞こえる
「ハルルさんあれって」
「そう!あれがターゲットだよ」
炸裂石
レベル35
HP160
スキル 眠る:寝ている間常時HP回復 自爆:自分のHP全てを使って大ダメージ+即死効果
うん!思った通りのステータス
見た目も 鋭い目に丸っこい石の頭のてっぺんに導火線
いかにも…俺 怒ると爆発しちゃうよ的なオーラを醸し出している
周りに数人のプレイヤーがいるが
・ある戦士プレイヤー
「ツインソード!」
カンカン
固そうだがダメージは通っているが暫くすると
チュドーン!
どうやら中途半端に倒しきれないとすぐ爆発するようだ
爆発後にはHP全部持ってかれて倒れている戦士
すまんね、蘇生技はまだないので
南無 とりあえず拝む
「ハルルさん俺の攻撃では倒しきる自信ないし、今炸裂した敵の破片を拾って…」
「ダメよ、他の人が倒したモノは拾えないし、ゲーマーとしてそれはダメ!」
この人 真面目だな
「それに!ちょっと見ててね」
ハルルさんは武器を手にして
「いくわよ!斧波硬斬」
炸裂石相手に武器をブオンブオン振り回して攻撃しているが、やはり倒しきれない
炸裂がくるとおもった時
「ふふふ、寝音斧!」
敵ではなくその少し離れた位置で武器を軽くスィングすると
「zZZ」
なんと敵が眠りだした
「見た?状態異常の眠りを誘発させる技を使えばこの通り、敵のスキルのせいでほっとく回復しちゃうけど今のうちに、エイ!」
次の瞬間敵は光へと変わり足元にドロップ品の石が現れる
「ざっとこんなもんよ」
「なるほど」
「さあ!じゃんじゃん狩るわよ」
「了解!」
そこから前衛をハルルさん後衛から俺が攻撃する形で敵を倒し、ドロップ品を鑑定しながら進めていく
それから数時間後
「ハルルさん これなら」
「うん、その枝の長さに合うね」
やっとのことで石を取ることができた
~ラッコ師匠へと行く途中~
「これだけ苦労して採れるモノを使うんですから報酬は良いモノなんですか?」
「ええ、楽しみにしててね」
そして
ラッコ師匠
「うぬぬ、しょうがない約束は約束だ受け取れ!」
そして渡されたのは
顔装備
ラッコのお面
防御1
特殊:顔がラッコの顔になる
・・・?
「ハルルさんこれは…」
「やった!これで顔隠せる!町にもいける!野宿しなくて済む!」
これネタ装備なんですけど!
なお…後日これをつけて町にいった所別に意味で目立ってまた町から遠ざかることになるハルルさんであった
教訓:物事はちゃんと結果、報酬などを考えてから取り組みましょう




