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レベル52 ありがちなバグ(ミス)1 確認不足 『タイトル変更5/9』

 コネコネコネ


 チーン!


「ワーカー君なんで私店の前でお菓子を作らないといけないのかな?」


「さあ!いらっしゃい!今ならお買い上げの方に抽選でキララさんお手製のお菓子をプレゼント!このお菓子は状態異常の冷気も直るよ!」


俺は店頭でメガホン片手に叫んでいる…

ここまでの経緯を説明すると、

あの戦闘のあと俺はキララさんのお菓子が景品に使えることを思いついたので店長に相談したら試験的にやって良いということなので実施することになった。


俺がイケるとおもった理由として…


 1 冷気異常を直せるアイテムは需要があると見たこと


 2 お菓子ということで女性受けも良い


 3 キララさんが店頭で製作の実演をすることで男受けも良い!


 4 このアイテムは取引不可なのでキララさんにもらった後に転売等で揉める事がない


 5 現在まだ生産スキルが実装されていない為、料理などの需要は高い


 以上のことにより!さっそく実施!

 ただ作れる量も限界があるので500G以上お買い上げのお客さんにダイスを転がしてもらって4以上ならプレゼントという形にした


「よっしゃ!ゲットだ」

「くっそ!もう一回!」

「このお菓子あの辛い回復薬とちがって美味しいのよね」


結果は大盛況 冷気異常の回復薬が激辛ドリングだったこともあり、こちらのお菓子を求めるお客さんが予想以上に多かった。


 初日終了後


「いや~良い感じだよ!お店のアイテムみんな売れたよ」


 ホクホク顔のマジコ店長が俺に握手を求めてくる。


「疲れた~もう生地こねたりしたくない~」


 キララ先輩が蕩けてる。


「お疲れ様です、キララ先輩」


 マジコ店長

「うんうん!この調子でガンガンいくぞ!」


 キララ

「え~明日もやるの~」


 マジコ

「おう!1週間は最低でも!」


 キララ

「え~~~~!」



 しかし翌日…


『売:キララクッキー2,000G』


なんと翌日に転売を掲げるアイコンが!


「え?おかしい転売不可では?」


 俺が慌ててると…


「お!ワーカー君!こんなところで!」


「アイナさん!」


手を振りこちらにやって来るフレのアイナさん。


「昨日からフレンドコールしてるのに!」


 そういえば何かコール来てたけど…お客さんの応対でバタバタしてたから対応できなかった。


「ごめん、昨日はいろいろ忙しくて」


「む~~~、それはそうと何を慌ててたの?」


 俺は状況を説明すると…


「ああ!バグだね、前にも同じことがあったよ 試しにやってみようか?」


「バグ…」


 俺は試しにキララさんからアイナさんにクッキーを渡してもらい取引ウィンドウを開いてみると


「あ!」


 なんと普通に取引が出来た…


 …


「おい!ゴーゴー!」


 俺が呼ぶと…


 ポン


「だから人をそんな便利グッズみたいに…その顔はまさかまた…」


 俺は事情を説明すると…


「すぐ直します!」


 しかしその後…


「すみません、なんかバグがうまく直らないみたいなので…このサービスしばらく止めてもらえません?」


 妖精饅頭を持って平伏しているゴーゴーをそれ以上責められることも出来ずサービスは中止となった。

 振り出しに戻る…


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