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レベル50 会議

翌日短めのメンテが行われた。

たぶん 二重計上の修正データが入ったんだろうな…

俺はリアルの仕事が忙しかったのでメンテ後1日経った後にインした。


「おお!ワーカー君!」


マジコ店長が駆け寄ってきた。


「どうしたんですか店長」


「いや~君のおかげで問題が解決できたと聞いてるよ」


ああ、二重計上の件ね。


「いや~たまたまで」


「いや~あのまま続けていたらどうなっていたことか」


手を握られブンブン振り回される。


「わかりました、わかりましたから」


「これでとりあえずは良かったのだが…」


急にテンションダウン…


「何か問題がまだ?」


「ああ、実はあの一件が収束してからパッタリとお客さん少なくなってしまって…」


あの一件と新MAPで新しいアイテム調査で見に来てた人が一気に終息してしまったからだな。


「困りましたね」


「この後 みんな会議するから君も来てくれ」


「わかりました」


会議か~苦手なんだよな~

会議では意味なく発現してもダメ、無意味に目立つと逆にマイナスイメージがついてしまって失敗したことがあって…などと考えながら広間へ行くと…


「お!ワーカー君も来たね」


キララ先輩も会議に参加するようだ。


マジコ店長

「ええ、君たちに集まってもらったのは他でもない 前回のトラブルの営業もあって客足が完全に遠のいてしまった」


マジコ店長が頭を抱えている。


マジコ店長

「そこで客足回復と売上回復の案をみんなから募集したい」


店員

「やはり値引きですかね?」


店員

「100Gセールとか?」


キララ先輩

「先着10名様はタダにするとか?」


マジコ店長

「う~ん その辺が妥当か」


まあ 妥当かもしれないが…


マジコ店長

「ワーカー君はどうおもう?」


今が発言の時かな?


「そうですね~あくまで個人的な考えなのですが 値引き関係は一時的に数字が回復するかもですが その安い値段が当たり前化してその値段でしか買ってもらえなくなる可能性が出てくると思います」


マジコ店長

「ふむ」


「先着も一瞬の効力はありますが、全体を通して見た場合効果は薄い気がします」


俺が良く上司にお前の考えは安易だ!と怒られていたことがこんなところで役に立つなんて…


マジコ店長

「それではどうしたら良いと思う」


「そうですね、他には無い付加価値を付けてみたらどうでしょうか?」


マジコ店長

「具体的には?」


「いくら以上買ったらクジが引けて便利なおまけが貰えるとかどうでしょうか?」


マジコ店長

「おまけか…」


「もちろん そんな高いモノじゃなくてもいいとおもうですが、役に立ってうちにしかないおまけ的なモノがあれば…」


マジコ店長

「ふむ…おもしろいかもしれんな」


キララ

「なるほど…」


マジコ店長

「それでおまけの目星は…」


「さすがにまだ立ってないです、利用されるかた 特に今旅の方が多いのでその方聞いてみて決めたら良いかなと」


マジコ店長

「ふむ!わかった ココは君に任せよう頼んだ!」


えええ!丸投げしたよこの店長!


マジコ店長

「いや~さすが期待のホープだ」


この店長…


キララ

「私も手伝うから、頑張ろうね」


何かを察したのか俺に諭す様に言ってくるキララ先輩、

また、面倒なことに…

俺にファンタジーRPGをやらしてくれ~~~~~


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