レベル3 飲み屋
やばいな~
なんでこっちに来て就職活動しないといけないんだ…
俺はその後…
道具屋…
防具屋…
武器屋…
宿屋…
いろいろ回ったがどこもにこやかに門前払い…
収穫は餞別にもらったサービス券 各種、
俺は疲れたのでVRで楽しみだった食事に行くことにした。
この世界では現実と同じように空腹パラメーターがあり、食べ物を補給してゲージを回復しないと、
飢餓(能力半減)→餓死(死亡)となってしまう。
「酒場 びやー1杯無料券か」
初期段階でお金も無いので俺は無料券片手に酒場に向かった。
カラン♪
扉を開けるとカウンターとテーブルが二つの小さなバー、お客さんも結構多いみたいだ。
そしてびっくりしたのは…
「すごい おいしそうな匂いがする」
思わず声が出てしまった。
「あら、ありがとう いらっしゃい、初めてかしら?」
綺麗な店の店員さん?っぽい人が話しかけてきた。
「はい!えっと その今日こちらに来たばかりで」
「あら?そうなの~これから宜しくね、こっちのカウンターで良いかしら?」
「はい!」
店員さん 距離が!近いから!
俺が赤面してると…
「キャンちゃん!儂ともコミュニケーションとってくれよ…じゃないとフレミィちゃんに浮気しちゃうぞ」
中年のおじさんがニコニコしながら話しかけてくる。
「はいはい、じゃそこに座ってね」
「儂にはガード固いの~、そこの君これも何かの縁じゃ一緒に飲まんか」
急なお誘いに…
「はい!喜んで」
リアルサラリーマンの習慣か誘いに乗っかると…
○職業クエスト発生『コネ』
「コネ?」
ん?
なんだこれ!
何かのクエが始まってしまったようだ…