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レベル27 気をつけよう!脇見

俺達は街道を進みながら目的を目指しているが…


「枝漸脚!」


「む~~~バッシュ!バッシュ!」


2人の争いは続いている…


暫くして


「もうだめ~休憩しよう」


「その意見には賛成です」


案の定MPが切れて倒れ込む2人…


「どうするんですかこんな序盤にMPきらして」


俺が二人に言うと…


「めんぼくない~」


アイナさんが涙声で反省、

一方キララ先輩は…


「ふふふふ、甘いな!この魔法持続薬を飲めば定期的にMPが回復するのだ!」


なんだと!何その全プレイヤーがほしい感じのアイテムは!


「負けを認めるならあげても良いわよ~」


キララ先輩がニタニタしながら瓶をアイナさんの顔の前にチラつかせる。


「ふぬぬぬ!卑怯な」


「なに~聞こえないよ~」


キララ先輩やっぱり意外と性格悪い?

それから数分のキララ先輩の挑発が続き…


「ううう~あんたなんか~ううああーーー」


泣きました…


「え!ちょっとそれは卑怯よ!」


「そんなアイテム反則よ~~~ああ~~~」


「わかった、わかったから泣かないの、これあげるから」


「やったーー!」


そういうとキララ先輩から瓶をぶんどり飲むアイナさん。


「くぬぬぬぬ、この子は~~~」


それから又言い争いが始まった…


「この泥棒猫!」


「くれるって言ったでしょ!」


一人で来た方が良かったかな…

こういう事ってあるんだよな…

楽をしようとして人に頼んだら余計に大変になることって…(涙)


はぁ~


そこからはお互い冷戦状態であった…

居た堪れない感じで道中を歩いて行くと景色が良い場所に出た。

小高い山が見え、綺麗な小川!花々が咲く!これぞ現実から離れたファンタジー!


「この川沿いを下ったところが目的の場所ね」


キララ先輩が地図見ながら言う…


「そうなんですか~おおお!見てくださいあっちに虹が!」


ファンタジーの世界に酔いながら草原を走ると…


「あぶない!」


アイナさんの声は間に合わず…


バッシャン!


草が生い茂って見えなかった小川にダイブ!


「ううああああ!助けて~~~」


そのまま流される俺…

気をつけよう…脇見しながらの移動は…

なすすべなく流される俺…


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