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レベル18 出張

 翌日


「おい、ワーカー今日は一人で素材集めにいってもらう」


 やっぱり昨日言われたのは冗談じゃなかったのか?


「はい!了解です」


「採ってくるのは光石10と薬草20だ」


「えっと、どのあたりに生えてるとか、採取するモノの特徴とかは」


「ああ、大丈夫だ これが採取地点の地図だ、そこに行けば同業者がいるからすぐ解る」


「了解です」


「あと、この腕章をしていけ」


「腕章ですか」


「ああ、管理地域だからな 好き勝手に採取はできない、組合員だけが採取できるんだ」


「なるほど」


 関係者以外立ち入り禁止みたいな奴かな?


「あと 規定数以外採取するなよ、罰則金が掛るから」


「わかりました」


 いろいろ制約があるのね…

 俺は親方からもらった地図を持って村を出ようとすると…


「探したぞ!心の友よ!」


 そこに居たのはアイナさんだった!


「何度も呼びかけてるのに返事がないから探したよ!」


 また演技っぽい喋り方だな…

 呼びかけているって言われても…

そういえば何か右上のピカピカ光ってるアイコンがあるな~コレか?


「ああ すまん、全然知らなくてこの機能」


「そうなのか、それなら仕方ないな…無視されたかと心配したぞ」


「何か御用で?」


「いや!レベル上げでも一緒に行かないか?」


「あ、すみませんこれからクエストがあって」


「じゃ!私も行く」


「いや、これ私の職業クエなので」


「手伝うから!」


「いや、多分大丈夫ですから」


「一人は飽きたの!」


 ああ もう完全に演技すら出来なくなって駄々っ子になってるよ、

 それから暫く断り続けたが…

 泣き始めたのでさすがに周りの目もあるのでついてくること了承した。



「初めから素直になれば良いのに!」


 この野郎!

 さっきまでの涙が嘘のようにご機嫌なアイナさん!


「はあ~ほんとに邪魔はしないで下さいね」


「任せろ!」


 心配だ…

 道中は問題なくアイナさんがスキル多用し敵を蹴散らす…


「どうだ!みたか!」


 ドヤ顔のアイナさん。


「雑魚的にそこまでしなくても」


「ふふ!常に全力!それが私だ!」


「はいはい」


 まあ、そんな感じで問題なく洞窟に到着した。


「ここですね」


「ふむ、私も初めてくるな」


「とりあえず地図があるので問題ないと思います」


「ほうほう!その地図プレイヤーに今なら高く売れるんじゃないか?」


 確かに需要ありそうだけど…


「やめてください、そんなことしたらクエスト失敗どころか職業なくなっちゃいます!」


「そうなのか?」


「ええ、もう行きますよ!」


 恨めしそうに地図を見るアイナさんを放って置いて先に進む!


「待ってくれ!おいてかないで!」


 中に進むとまるで坑道のようにちゃんと蝋燭があり明るかったが…

しっかり敵は出てきました。


 アントゴーレム

 レベル12

 HP50

 スキル穴掘り、酸


 なかなか歯ごたえがある敵が…


「アイナさん行きますよ!スキル全開で行きましょう!」


「えっと、あのね」


「はい?」


「MP切れちゃった テヘ」


 テヘじゃね~~~~!


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