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17/106

レベル16 社割

ブックマークありがとうございます><

これからもがんばります

さて!内容はどうあれ先ほどの戦闘により正直かなり潤った!

このゲームは基本PTを組むと経験が増え、倒したときのゴールドも増、そして稀でるドロップ品の確立が上がる!

残念ながら今回はドロップ品は無かったが、俺の財布にはどこから湧き出たかわからないお金がたくさん入っている!


「よっし!給料日前だだったからこれは助かる!」


 するとアイナさんが…


「給料なんのことだ?」


「いや、クエストとかこなしても決まった日にならないとお金もらえないでしょ?」


「ん?他の職はそうなのか?私の所はクエストが終わった時点で出来高即支払だが」


「え…くっそー俺の職はどこまで不遇なんだ」


「君の職業は…サラリーマン?何それ」


「なんか気づいたらこの職に」


「なんというかきっとレアなんだろうけど…憧れはしないな、何か特別な技能でも?」


 俺は俺のスキルをアイナさんに教えると…


「うむ~なんだろうそのリアルさが嫌だな」


「ですよね~」


 アイナさんが慌てて!


「ほら!でもレアだよ!レアきっとすごいよ」


フォローしてくれてるんだけどなんか切ない…

その後俺達は村で別れ俺は仕事場へ戻った。


「せっかくお金溜まったし最低限の装備は揃えないと」


 武器は当面これで良いとしても防具のランクアップを図りたいところだ。


「おや?ワーカー君」


 店番をしているキララ先輩が声を掛けてきた。


「あ!先輩先ほどはありがとうございました!」


 良くしてもらいたいなら、お礼は忘れないように適度に言うこと、

 結構重要なことなんだよと定年前のおじいちゃんセールスが言ってたな~


「いやいや、また何かあったら言ってよね」


 キララ先輩可愛い笑顔なんだけど…さっきのシーンが目に焼き付いていてなんとも…


「お店に戻ってきてなんか用事?」


「えっと、先ほどモンスターと戦ってましてお金が入ったので防具を買おうかと」


「ふむふむ、私のあげたマントは?」


 あのマントはまずいんだよな目立つから…かといってそんな事情は先輩には言えないし…


「えっと、先輩から頂いたものはあんまり良いモノなのでもったいなくて!それに先輩から頂いたので大事に着たいので、今回は普通に着れるモノを」


「え?そうなの ふ~ん そんなに喜んでもらえたなら嬉しいな」


 モノは言いよう!


 まあ…いつものうまく行くとは限らないけど、

 見え見えの嘘とかは逆効果だが…正直過ぎるのも裏目に出ることがある!

 難しいのよね…


「で?予算はいくら位?」


「えっとですね 100G位です」


 今手元に150Gくらいあるので最低限の手持ちで50G残す形だ。


「ふむふむ、見繕ってあげようか」


「良いんですか!」


 買えるベストのモノを先輩なら選んでくれるはず!


「ええ、じゃちょっとまってね」


 先輩は在庫の棚からいろいろ探してくれている。


「これと、これと、これね」


 皮のズボン、網後手、硬皮の服


 何気に値札を見て計算すると…


「先輩コレだと120Gでは?」


 予算オーバーだ…


「ふふふ、君はココの従業員よ!社割が効くのよ」


 社割!素晴らしい言葉!


 従業員が購入するときに発生する値引き!

 まさかこの世界でもその恩恵があるなんて!


「はい!じゃ100Gね 毎度あり!ガンバなさいよ!」


「はい!ありがとうございました」


 ふふふ、初めてこの職業に就いて良かったと思える恩恵だ。


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