レベル11 商売道具(改訂)
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タイトル改訂しました
「お疲れ様でした」
俺はいつものように会社から帰ろうとすると…
「最近帰り早いな~やっと彼女でもできたか?」
「そんなわけないですよ、残業すると課長また怒るでしょ」
「まあ、そうだけど」
「では!」
あぶない、あぶない捕まるとこだった。
俺は急ぎ家に帰りログイン!
ゲームの中ではどうやらお昼頃らしく青空が広がる、
落ち着くね~
俺は一度こちらの勤め先に顔を出しにお店へ。
「おはようございます!」
「おう!今日は特に何もないから好きにして良いぞ」
親方が武器を手入れしながら話してくる。
「そうですか…わかりました!」
暇な時間ができたな~どうしたものか…
この前もらった武器を使ってみるかな~
俺は村の近くで武器の練習をする為に村の外へ出てみると雑魚モンスター相手にそれぞれの職業についたプレイヤーがレベル上げをしている。
お~さすがに人が多いな、雑魚モンスターの取り合いが始まっており敵の沸き待ちになっている。
ふむ、ここで狩るのはあまり得策ではないし、レベル帯も何気に前回のクエストでスキル 先輩同行の効果もありもう少し奥に行っても大丈夫そうだ。
俺は村周りから離れ橋を一個越えた森で狩りを始めることにした。
さて問題は…この訳の分からない武器だよな。
鉄のバック(特殊) 質S
攻撃力50
防御力50
解説:攻防一体の武器、内臓されたナイフを駆使して攻撃ができる、こちらのナイフは投げ用である為、投げ→紐で回収を繰り返しながら戦う 実用には訓練が必要
このゲームの武器は熟練度によってスキルツリーが形成されるらしく使えば使うほど強くなるので、最初の武器選びは重要らしい。
「しかし…サラリーマンに向いてる武器ってよくわからんし…リアルなら体!とか言えるけど…」
まあ~お金も無いしコレを使ってみよう…
俺は鉄のバックを開けると中にはペンの様な細いナイフに紐の様なモノが括り付けてあるものが4本ある。
「ふむ…これを投げるのか」
試しに投げてみるが筋力が足りないのかヒョロヒョロとしか飛ばない、これでは敵にあたってもあまりダメージは見込めない。
「う~ん」
こんな武器をどうしろと…
考えろ…どんなダメな商品だろうと利点を最大限に生かして売り込むのが営業!商品にケチつける暇が合ったら考えろ!うちのダメ企画開発部長の迷言だ…
そこから何回か試行錯誤をして出した結論は…
ナイフを鎖鎌のような考えで紐の方を持ってグルグル回して遠心力をつけて敵に刺す!
かなり扱いが難しくその日は結局その練習だけで終わってしまったが、刺すことはできなくても最低限ぶつけるとこまでは何とか上達した。
すると…
ウェポンスキル修得
『投擲』
投げる
⇒投擲レベル1(投擲攻撃時 ダメージ3%UP)
使用可能攻撃スキル
無し
ほ~やっぱりこれって投擲のジャンルになるのね、
まあ!とりあえず先には進んだ!明日にでも実戦で使ってみるかな
次話位にステータスのまとめ書きます




