表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/29

シンガポール

 そもそも、マサキには、サラリーマン生活は快適で、若い三十代には新世代プラズマテレビの開発責任者となり、一時はドル箱の大型テレビの売り上げに貢献した。そして、製造ラインのあるシンガポールには、実質的ナンバーツーとして工場長を任され、十年、滞在した。その間、マレーシアのジョホールやインドネシアのバタムにも工場を進出し、今の東南アジアの量産基地の布石を図った。シンガポールには家族で赴任し、広いコンドミニアムの部屋を社宅として借り上げられ、自分以外に妻にも運転手付のクルマをあてがわれた。あまさんと言うお手伝いさんは、家の掃除から洗濯、炊事場まで器用にこなした、妻は手持ち蓋さとなった。そこで、

日本人会で知り合った暇人たちと、昼間からゴルフの練習、

そして、食事会と、遊びほうけていた。序列は、銀行、商社が格上で、次に、大手有名会社、最後に大手メーカーにくっついて進出した中小法人であった。

 マサキ自身も、日本やローカルの接待攻勢に明け暮れ、毎晩、シンガポール繁華街オーチャードの高級クラブで飲んだくれていたのだった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ