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49番目の後継者  作者: ペンギンMAX
第二章 首都イブロニアと新たなる仲間達
12/41

第十二話 能力と苦悩

どうしてもステータス表記が揃わない?

読みにくいでしょうがすみません


10/9 再更新

 村長の家に来て、今日で3日経った。

 初日は疲れていたので、そのまま部屋を借りて寝てしまった。

 この世界に来て初めての睡眠、フヒw


 ひっじょーーに快適だったw

 やはり人間ってのは寝る事で、脳がリフレッシュするようだ。

 知識では知っていたが、睡眠の大切さを実感させられたのだ。


 お陰で、今までの事が脳内で整理整頓されたのだろう。

 ルビさんやイシュタルさんの事を思うと、まだ悲しい気持ちはある。

 でも、だからこそ俺には、したいことが出来た。


 ずっと閉じ篭っていたルビさんとイシュタルさん2人の為に、俺はこの世界の隅々まで見て廻ると言う目標を持ったのだ。

 見知らぬ人々、見知らぬ土地、見知らぬ食べ物・・・色んなものを見て経験していく。

 自分の為にもそうする事が良いと思え、まずは手近な都市を目指す。


 村長の話では、此処はリブリア大陸の南部にある、デリオス王国の辺境村らしい。


 辺境ゆえか、獣人の村長だから無知なのかは知らないけど。

 どうあがいてもこれ以上ここで聞けるのは、近い村の名前以外はデリオス王国北には、サマル王国とイブロス王国が国境を接しているという事だけだった。


 それ以上の情報は、全然解らないらしい。

 世界の名前も大陸がどれだけあるかもさっぱりのようだ。


 まーここの暮らしぶりを見れば想像も付く。

 そんな事よりも、農作物がいかに多く取れるか、必死になる方が普通の村人の優先される知識だろう。


 だから、俺はまず王都に行く目標を立てて、村長に相談する事にした。

 すると、3日後に此処で取れた農作物の一部を租税として王都に搬送する為に商隊来るらしい。

 俺は、租税を運びに来る商隊と一緒に、王都へ行きたいと申し出たらあっさり了承してくれた。


 そして3日経った今日、この村に居る商人が王都に商隊と一緒に租税を搬送するので、付いて行く事になっている。


 俺は身分証明書なるものを持っていないので、村長直筆の臨時身柄保証書『訳すと一応この人は大丈夫そうですよー』っという物を書いて貰った。


 これを持っていると王都とその周辺の衛星都市において、役所に届け出れば身分証明カードなるものが発行され、都市の往来を保障してくれるらしい。


 ちなみに冒険者ギルドがあって、ギルドカードってのが貰えると噂で聞いたんですけどーっと、それとなーく聞いてみたんだが・・・



「冒険者ギルドじゃ?ギルドカード?そんなもんわしゃ聞いた事無いね。」



 っとのお言葉・・・

 この世界にはもしかして、冒険者ギルドは無いのかもしれない・・・・覚悟しておかないと。


 世界を廻るにはお金がいる、何とかして俺がお金を稼ぐ方法を探さなければいけない。

 王都にいって職?見たいな物を探さなければいけないなーっと何処の求職者かと思う状況に不安が募る。


さて、一緒に王都まで行く商人さんが来たようだ、早速挨拶だ。



「始めまして、トシヤといいます。今日からよろしくお願いします。」


「こちらこそ始めまして、メルディオと申します。短い間でしょうがよろしくお願いします」



 挨拶を交わし握手をする。

 この辺は、地球も異世界も変らないようで安心した。

 挨拶が違うとファーストコンタクトで悪印象を与えてしまうからね。


 握手しながら異世界初のスキルを発動する。

 『解析』スキルだ。

 なぜスキルを使うかというと、メルディオさんが怪しいという訳では無い。

 この異世界の平均的なステータスを確認したかったのだ。


 詳細はこの際どうでも良いので、ざっと見る為に『解析』を使用する。


 メルディオさんのステータスを見る。


 名前  メルディオ

 種族  獣人族

 種別  狐人種

 性別  ♂

 年齢  21歳10ヶ月

 LV  14

 職業  商人

 HP  102/102

 MP   15/ 15


 腕力  8

 体力  5

 知力 21

 精神 20

 敏捷  3

 器用  8


 スキル 

  算術LV5・交渉LV3・馬術LV3


 ユニークスキル 

  なし


 固有スキル

  なし



 ふむふむ、成る程。

 さっぱり解らん。


 見た目はいかにもっていう商人の風体だし、強そうじゃない。

 商人らしく知力が高いところは商人だからなんだろう。


 とにかく、1人目は確認した。

 後は村の出口で待機している商隊メンバーを見て考えよう。


 そろそろ出発という事で、村長にお礼を言い、宿泊料金として適当に銀貨3枚を渡そうとしたら、要らないと言われた。


 いやいや!!宿泊の恩義に報いたいと頭を下げ、どうしてもお礼を受け取って欲しいと粘ったら、普通の宿賃がおおよそ50銅貨位だけど1日25銅貨で3日分で75銅貨貰えれば良いと言ってくれた。


 俺は、相場に見合う1銀貨50銅でと申し出ると、村長の家は宿泊専門でない為、泊めた程度だからそんなには貰えないと拒む。

 よくおばちゃん同士が、払う払わないとやり取りするかのようなすったもんだの末、1銀貨で交渉成立、再度お礼と共に渡し村長と別れた。


 次にメルディオさんに、王都まで連れて行ってもらう代金として、一緒に行動する日数に応じて連れて行ってもらう為の報酬を支払いたいと申し出る。


 メルディオさんは快く了承してくれた。

 この辺は商人だと思う。

 報酬は、1日1銀貨で支払ってくれれば良いと言ってくれた。


 このやり取りで、大体の貨幣相場を考えたが・・・

 これもさっぱりわからん(汗)

 基準になる比較対照がしっかりと把握できてないのが痛い。

 もう少し様子を見てみてから通貨の価値を換算してみようと諦める。


 前払いで10日分を支払い、メルディオさんの馬車に乗り込む。

 ここから王都までは約10日前後らしい。

 10銀貨支払えば、まずは大丈夫だろう。

 余れば返して貰えばいし、足りなければ追加で払うとしよう。


 そろそろ出発のようだ。 

 お見送りは村長だけ、ちょっと寂しいが仕方ないだろう。

 もちろん馬車に乗り込んだ先は荷台だ。

 幌もあるし日光も遮るので文句はない。

 揺れてお尻が痛いけど~

 10日の辛抱だと言い聞かせて出発する。


 村の出口では、合流する商隊が待っていた。

 メルディオさんが隊列に加わると移動を開始しる。


 商隊を組むのには訳があるらしい。

 個々で馬車を守る護衛団を雇うよりも、行く先々で合流して商隊単位で1つの護衛団を雇う方が安上がりだなのだと、メルヂオさんが教えてくれた。

 さすが商人、ケチる事をイの一番に考える所は見習いたい。


 合流して移動を開始したのを見計らい、荷台からそっと護衛のステータスを確認する。


 まずは屈強そうな毛むくじゃらの獣人からだ。


 名前  ガリグム

 種族  獣人族

 種族  黒熊種

 性別  ♂

 年齢  38歳3ヶ月

 LV  21

 職業  戦士(ザクリスの奴隷)

 HP  252/252

 MP   55/ 55


 腕力 20

 体力 23

 知力  9

 精神  8

 敏捷 11

 器用 15


 スキル

  中級剣術LV2・中級斧術LV4・馬術LV3


 ユニークスキル

  なし


 固有スキル

  なし


 以外にメルディオさんに比べると能力値が高いな。

 Lvも21だし戦士としては申し分なさそうだ。

 ただ、固有スキルに『ザクリスの奴隷』と付いてる、奴隷については固職業付いている。奴隷って職業になるのか?

 疑問もあったが、やはりこの異世界には奴隷制度があることを知る。


 奴隷ってのが気になってしまう。

 女性でも奴隷に出来るんだろうかと、よこしまな考えがよぎったので、主人であるザクリスって奴のステータスが気になった。

 『解析』を使ってザクリスを探し、見付けたのでじっくり見る。


 名前  ザクリス

 種族  人族

 種別  白人種

 性別  ♂

 年齢  32歳1ヵ月

 LV  22

 職業  騎士(保有奴隷 ガリグム・ジモス・クァバル)

 HP 209/209

 MP  87/ 87


 腕力 15

 体力 18

 知力 10

 精神 12

 敏捷 14

 器用 15


 スキル

  中級剣術LV3・中級盾術LV4・中級槍術LV3・馬術LV3


 ユニークスキル

  なし


 固有スキル

  なし


 ふーっむ、なんとなく解ってきた。

 護衛任務に就けるLvは20位。

 ステータス平均は15~20が普通なのだろう。

 後、スキルの横にはご丁寧にスキルLvが示されてある。


 他の護衛を見てもほぼ変らなかった。

 スキルもランクに関しても中級まで、Lv4以上は持っていない。

 もしかすると中級からスキルLvを上げにくいのだろうか?


 そうなってくると・・・俺のステータスは異常すぎる事が解った。

 怪しまれたくないし、どうやって俺のステータスを誤魔化そうか・・・


 更にある程度、周りのステータスを見て俺のようなステータスが居ないか見て廻ったが、居ないようだ。

 どうごまかそうと悩みながら、自分のステータスを確認する。

 村長の家に泊まったときに、一度は確認はしてはいたが、比較対照が見れたので、もう一度、どの位違いがあるか見てみる。


 名前  斉藤サイトウ 俊哉トシヤ

 種族  人族

 種別  黄色人種

 性別  ♂

 年齢  17歳2ヶ月

 LV  429

 職業  神竜騎士王

 HP  36729/36729

 MP  29760/29765


 腕力 98+880(978)

 体力 82+857(939)

 知力 88+897(809)

 精神 77+708(785)

 敏捷 92+877(969)

 器用 91+830(921)


 スキル

  肉体強化LV10・神級魔法LV10・古代魔法LV10

  神級剣術LV10・神級槍術LV10・神級弓術LV10

  神級格闘術LV10・状態異常耐性LV10

  解析・熟練度飛躍


 ユニークスキル

  ブレス・メガブレス・ギガブレス

  フレアブレス・メガフレアブレス・ギガフレアブレス

  竜闘気・神竜強化


 固有スキル

  魅惑の魔眼


 やべー、マジやっべー

 これどうやって誤魔化しゃ良いんだろう・・・・

 しかも神竜騎士王ってどんだけ中二病DQNネームだよ。

 ファンタジー的にはドラグーンロードって職っぽいけど漢字にするとホント恥しい・・・


 ステータスの+はルビさんからの力補正だろう

 ()で合計値になってるしな。

 しかし、どんだけ強かったんだよルビさん・・・


 あと当時、感傷的になってたから、スキル選ぶ時に後のこと考えてなかった。

 せめて隠蔽とか詐欺とか公文書偽造とかそんなスキル貰っとくべきだった・・・


 王都で職を探す前に、このステータスを誤魔化さないとトンでもない事になるな。

 あー職の前に己の偽装から考えないと始まらないって、どんだけよ・・・


 ががぁぁぁっと馬車の荷台で頭を抱える。


 荷台の中で悶絶しながら、王都への旅が始まった。

主人公チートが過ぎたかとも思いますが、神と同Lv以上と考えてこうしてみました。

おかしくなったら途中で修正します。

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