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065 未来のスナイパー

 どれくらい走っただろう。俺はやっと手に入れた安息の場所で、呼吸を整え、握られた銃に新しい弾を装弾する。

 西暦三XXX年、何度目かの戦争で人類はほぼ絶滅したものの、俺はまだ生きている。

 さして生きることに執着していたつもりはないが、こうして生きるために殺す道具を持っているのだから、よほど生きたいらしい。

「キャー!」

 人の悲鳴が聞こえ、同時にバリバリと骨を砕く音が聞こえた。

 人類はいつの時代も血なまぐさいが、人間同士で争っていた時代など、今となっては信じられない。なんと愚かな行為だろう。

 俺は呼吸を整え、安息の場所から走り出した。

 途端、目の前に巨大な虫が君臨するように立っていた。

 いつからか、突然変異で生まれた虫は、あっという間にこの星を征服した。やつらのエサは人間であり、人間が作った兵器など、やつらの生命力には敵わない。

 それでも俺は、戦うだろう。生きることに執着しているわけではないのなら、それは男の性というものか。

 俺は生きる。人類が滅亡する、最後の瞬間まで――。

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