表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
337/371

337 おかあさん……というものは

「クルミパンにハマってる」

 何の気なしに言ったいつかの言葉の通り、

 ある日の食卓にはクルミパンが置かれていた。


「お母さん、ありがとう。私がハマってるの、覚えててくれたんだ」

 わざわざ買って用意してくれたのだと思い、そうお礼をする。

「ああ、それ? 買ったんじゃないわよ。町内会の集まりの参加賞」

 それもまた、母。


 なーんだ。と思いながら、数日後には別のクルミパンが置いてあった。

「これ、どうしたの?」

「ああ、それ? 今度はちゃんと買ったのよ。美味しそうだったから」

 それもまた、母。


 いつでも愛情たっぷり。大好きなお母さん。愛してるよ、お母さん。

 まだまだ言葉にするのは照れ臭い。態度で表すのも恥ずかしい。

 でもでも、お母さんならわかってるよね?

 いつまでも元気でいてね。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ