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218 君はロボット？

　右と言えば右を向く。左と言えば左を向く。

　この方向キーのように、或いはゲームの中のキャラクターのように、プログラムされた未来型アンドロイドのように、僕らは誰かに操作されているというのか。

　右と言われれば左を向く。左と言われれば右を向く。

　そんな社会のつまはじき者が、歴史を動かしてきたこともある。

　時代のヒーローは、時に異常者扱いをされながら闘ってきた。己を信じて闘った。

　では、流れに逆らうことが正しいのか？

　そんなことは言っていない。だが、そんな勇気もまた必要な時が必ず来るだろう。

　それが今なのかはわからない。ただ今ならまだ、遅すぎるということはない。

　僕らには意思がある。考える力がある。行動出来る身体がある。

　それなのに、ただ流されているのはなぜだ？　流されているのは誰だ？

　君はロボット？　僕は――。