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125 雨の少女

 雨の日の教室は、なんだか空気がこもっていて、みんなの憂鬱が固まってる。

「あーもう、なんだよ。雨だからグラウンドも使えないじゃん」

「じめじめしてるし。なんか臭いし」

 みんな、雨が嫌いなんだ……。

 私は窓側の席から、頬杖をついて、外を眺めてる。


 雨は好き。じめじめするのは嫌いだけど、恵みの雨って言うじゃない? 雨は生命を育んでる。

 服が濡れるのは嫌だけど、本当は傘だって差したくない。気持ちがいいじゃない。

 私は少し微笑みながら、その降りしきる雨をずっと眺めていた。


 雨は次第に強くなり、雷さえも鳴り始める。

 でも午後には次第に弱まって、水たまりが朝と違う形を見せていた。


「バイバイ、またねー」


 私はそう言って、教室から出て行った。

 ちょうどいいくらいの雨。お気に入りの傘。お気に入りのレインブーツ。私は昔の映画のように、傘をくるくると回した。

 しずくが、水たまりが、キラキラ光ってる。

 誰がなんと言ったって、私は雨が好き。

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