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01 遍歴

 こちらはタイトルの通り、『アトミック・ガールズ!』のあとがきのようなものとなります。

 益体もないよもやま話に終始するかと思いますが、『アトミック・ガールズ!』をお読みくださった方々に少しでも楽しんでいただけたら幸いでございます。


 まずは当作の遍歴について、あれこれ語らせていただこうかと思います。

 そもそも当作は、ライトノベルの新人コンテストに応募するために着手した作品でありました。


 執筆を開始したのは、おそらく2013年の初頭です。

 まずは『1st Bout ~No Fight, No Life~』の部分までを書きあげて、いくつかのコンテストに応募いたしました。

 内容的には、連敗ファイターのユーリが特訓に励んで、沙羅に勝利するところまででありますね。

 当時のコンテストはおおよそ10万字前後という文字数制限であったので、その枠内でストーリーをまとめようと苦心した結果でございます。


 当時の自分はいくつかの作品をコンテストに応募していましたが、いずれも日の目を見ることはありませんでした。

 ただそこで、自分はひとつの妄執にとらわれることになりました。

 コンテストに落選した作品の続きを書きたくてたまらないという妄念に見舞われたのです。


 当時は小説投稿サイトもまだまだマイナーな存在でありましたし、そもそも自分は存在も知らなかったので、落選した作品の続きを書いても発表の場がありません。それでも、書きたいという意欲を制御することがかなわなかったのです。


 それで実際に長々と続きを書いたのは2作品で、その片方が当作となります。

 その段階では、『3rd Bout ~We Are Atomic Girls~』までを書きあげました。

 内容的には、ユーリと瓜子が決裂と和解を果たし、ベリーニャと対戦することになった無差別級王座決定トーナメントまでとなります。


 ちょうどその時期に文字数無制限という風変わりなコンテストを発見しましたため、応募してみましたが、やはり落選でありました。


 そして驚くべきことに、それでも自分の続きを書きたいという欲求が収まらなかったのです。

 その結果、愛音が登場する『Extra Bout ~You always make me happy~』と、『4th Bout ~New Power Generation~』の途中までを書きあげることになりました。

 記憶は定かではありませんが、たしか瓜子が灰原と対戦し、ユーリと一周年記念のデートをして、サキが道場でマリアの厄介さを語るところぐらいまでを書きあげたように思います。


 そこでいったん熱情が途切れて、自分は他作品に着手することになりました。

 また、小説投稿サイトと巡りあい、そちらの更新に注力することにもなりました。


 それからしばらくの歳月を経て、自分は当作も小説投稿サイトで公開してみようと思い至りました。

 それが2016年の2月、執筆の開始から3年後ということになります。まずは、『カクヨム』で公開させていただきました。

 なお、当時は続きを執筆する予定もなかったので、『3rd Bout ~We Are Atomic Girls~』までを公開することにいたしました。


 それからまたいくばくかの歳月を経て、2020年。何の脈絡もなしに、妄念が復活いたしました。

 当作の続きを書きたいという衝動が、6~7年ぶりに襲来したのです。


 今から顧みると、自分は小説投稿サイトで作品を手掛けるようになってから、長い作品を書き続ける楽しさを再確認したのかもしれません。

 それで、書きかけであった当作に白羽の矢が立ったのでしょうか。


 ともあれ、自分はその衝動に従うことにいたしました。

 まずは書けるだけ書き溜めて、あるていどの分量が溜まったところで更新を再開いたしました。

 その折に、『小説家になろう』でも同時掲載を開始した次第です。


 確認してみたところ、『7th Bout ~Each Battle~』の途中までは毎日更新していたようですね。

 そちらの『 ACT.3 咲き乱れる戦乙女』から、隔日更新に切り替えたようです。

 日付的には、2021年の2月12日。そこから本年2025年の7月まで、同じペースで更新を継続できたようです。


 トータルの文字数は、およそ590万文字。

 書籍1冊の文字数を12万字とするならば、49冊に値する分量です。

 執筆を開始した2013年から足かけ12年がかりで、それだけの文字数を連ねることになりました。

 すべては自分の妄執と、そんな妄執をご愛顧くださった皆様のおかげでございます。

 ひたすら自分の欲求に従って書きあげた作品でございますが、お読みくださった皆様と少しでも喜びを分かち合えていたら望外の喜びでございます。

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