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王国の使命を胸に・・・極秘交渉チーム始動

レナード卿率いる交渉チームが動き出しました。


国王と王女からサルメディア問題解決への協力を託されたケインは、その重責を胸に、レナード卿率いる極秘の交渉チームの一員として活動を開始した。


チームはケインの他に、レナード卿、経験豊富な外交官が二人、そしてサルメディア情勢に精通した情報分析官が一人の計五名。


彼らの最初の目標は、鉄壁とも言われるサルメディアの保守体制に風穴を開けるべく、国内の改革派、あるいは少なくとも対話の可能性のある人物との、安全かつ秘密裏の接触ルートを確立することだった。


その鍵を握るのは、やはりエリアナ・クレスメントの情報網だった。


エリアナは、ケインからの協力要請に対し、期待以上の働きを見せてくれた。彼女の商会は、表向きの交易活動の裏で、サルメディア国内にも独自のネットワークを築いており、改革の必要性を感じつつも、表立っては動けない穏健派の商人や知識人のリストを持っていたのだ。その中から、特に影響力があり、かつ比較的リスクが低いと思われる人物として、大商人ハキムの名が挙がった。


彼は奴隷貿易には直接関与しておらず、新しいビジネスチャンスには常に敏感だが、同時に非常に用心深く、自身の立場を危うくするような行動は取らない人物だとエリアナは見立てた。


最初の接触場所として選ばれたのは、グランセリオとサルメディアの国境近くに位置する中立都市ザルツァ。様々な国の商人が行き交うこの自由都市ならば、密会も比較的目立たない。


クレスメント商会が所有する、街の裏通りにある目立たないが警備は厳重な商館の一室が、歴史的な交渉の舞台となった。


ケインは、レナード卿と共に、数名の護衛を伴ってザルツァへと向かった。


リサには、「エリアナさんの新しい商談で、数日間、中立都市へ行ってきます」とだけ告げた。彼女は「気をつけてくださいね」と心配そうに見送ってくれたが、その瞳の奥には、ケインへの揺るぎない信頼が宿っているのを、彼は感じていた。


道中の馬車の中で、ケインとレナード卿は、ハキムとの交渉戦略について最終的な打ち合わせを行った。


ケインは、エリアナから得たハキムの人物像や過去の取引履歴、そしてスキルによる「交渉シミュレーション」(相手の性格や関心事を入力し、様々なアプローチに対する反応を予測する)の結果に基づき、最も効果的と思われる交渉の流れをレナード卿に提案した。


交渉シミュレーション発動!

どうやって、商人ハキムを落とす?


明日も19時に

よろしくお願いしますm(_ _)m

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