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穏やかな日々の中の新たな決意

より深まったケインとリサの絆。


ケインとリサが恋人として歩み始めてから数週間。


灯火亭には、二人の幸せそうな雰囲気が満ちており、店の経営も順調そのものだった。ケインは、この穏やかで満たされた日々がずっと続けばいいと願っていたが、運命は彼に安住を許さなかった。



ある日、エリアナ・クレスメントが、少し深刻な表情でケインを訪ねてきた。


「ケイン様、少し厄介な仕事のお願いがあるのです」


エリアナによると、クレスメント商会が新たな交易ルートの開拓を目指している砂漠の国サルメディアで、不穏な動きがあるという。


ヴァルガス商会は解体されたものの、その残党の一部、あるいはゲオルグ・ヴァルガス本人がサルメディアに潜伏し、現地の悪徳商人と結託して、クレスメント商会の活動を妨害しようとしている、という情報が入ったらしい。


「つきましては、ケイン様に、サルメディアへ赴き、現地の市場調査と、可能であればヴァルガス残党の動向を探っていただけないでしょうか。もちろん、危険が伴う任務であることは承知の上です。最大限の支援はいたしますが……」


サルメディア――


それは、グランセリオとは全く異なる文化と価値観を持つ、砂漠の交易国家。そして、世界最大の「奴隷市場」が存在することで悪名高い国でもあった。


ケインは一瞬ためらった。


リサとの関係が始まったばかりのこの時期に、危険な可能性のある異国へ行くことへの抵抗感。しかし、ヴァルガス商会の脅威の芽を完全に摘むことは、グランセリオの、そして灯火亭の未来を守るためにも必要だ。


それに、未知の国サルメディアの市場を知ることは、マーケターとしての知見を広げることにも繋がるだろう。


「……わかりました。お引き受けします」


ケインは覚悟を決めた。



リサに事情を話すと、彼女は不安そうな顔を見せたが、ケインの決意を理解し、「必ず、無事に帰ってきてくださいね。ずっと、ここで待っていますから」と気丈に送り出してくれた。


二人は、頻繁な魔法通信での連絡と、必ず帰還することを固く約束し、ケインはサルメディアへと旅立った。


恋愛ターン終了!

新たなプロジェクトが始まりますよ〜


明日も19時に更新。

どうぞよろしくお願いいたします!

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