勅令発動、ヴァルガス商会の終焉
混乱の元凶を潰せ!!
「もはや一刻の猶予もありません!」
ケインは、エリアナと共に、セリーヌ王女に緊急の謁見を求めた。
ケインがスキルで掴んだヴァルガス商会の不正な市場操作の証拠(資金の流れ、隠し倉庫の場所など)と、このまま放置すれば王都経済が崩壊しかねないという分析結果を提示し、王家の介入を強く要請した。
「殿下! 民の生活を守るため、そしてこの国の公正な経済秩序を取り戻すため、どうか、ヴァルガス商会の暴挙を止めるための、断固たるご決断をお願いいたします!」
エリアナもまた、一商人として、そして国を思う者として、王家の介入の必要性を訴えた。
セリーヌ王女は、ケインが提示した衝撃的な証拠と、市場の混乱状況を鑑み、即座に行動を起こした。彼女は父王を説得し、ついに王家として正式な勅令を発することを決断したのだ。
【グランセリオ王国 勅令】
一、ヴァルガス商会による、小麦をはじめとする生活必需品の不当な市場操作を禁ずる。
一、ヴァルガス商会及び関連組織が不正に買い占めた物資は、王国管理下に置き、速やかに市場へ適正価格で供給するものとする。
一、ヴァルガス商会の不正行為については、王家直属の調査団による徹底的な調査を行うものとする。
王家の勅令は、絶大な効果を発揮した。
王国の騎士団がヴァルガス商会の隠し倉庫を急襲し、不正に買い占められた大量の小麦を押収。
エリアナ商会や他の健全な商会の協力も得て、押収された物資が市場に供給され始めると、狂乱していた価格は急速に落ち着きを取り戻した。
不正な資金の流れも凍結され、ヴァルガス商会の経済テロは完全に失敗に終わった。
さらに、王家の調査団による捜査で、これまでのヴァルガス商会の数々の不正行為(強引な買収、脅迫、脱税、そして今回の市場操作)の証拠が次々と明るみに出た。
頭取ゲオルグ・ヴァルガスは、逮捕される寸前に王都から逃亡したとの情報が流れたが、その権力と富は完全に失墜。
グランセリオ王国を長年蝕んできた巨大な悪徳商会、ヴァルガス商会は、事実上の解体という形で、その歴史に終止符を打ったのだった。
やっぱり王家が最強でした。
ゲオルグ、、、逃亡したか、、、
明日19更新!
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