王都への旅と不穏な噂
仲間と共にヴァルガス商会の策略を乗り越えて。
ヴァルガス商会との攻防は、ケインたちの反撃キャンペーンによって一旦は膠着状態に持ち込んだものの、決して終わったわけではなかった。
ケインは、水面下で蠢くヴァルガス商会の影を警戒しつつ、灯火亭とガロン工房の経営基盤をさらに固め、そして、より大きな視点での対策を模索する必要性を感じていた。
(ヴァルガス商会ほどの規模になると、単なる一店舗、一工房の力だけでは限界がある。彼らに対抗し、あるいは彼らの横暴を抑止するには、もっと大きな力……例えば、この国の権力中枢との繋がりが必要になるかもしれない)
そんな思案を巡らせながら、ケインは情報収集と、新たなビジネスチャンスの模索のため、久しぶりに王都へと足を運んでいた。
灯火亭の新店舗も軌道に乗り、リサやアンナ、レオンたちに任せられる部分が増えたことも、彼の行動範囲を広げることを可能にしていた。
王都近郊の街を歩き、市場の活気や人々の会話に耳を傾けていると、奇妙な噂がケインの耳に入ってきた。
「おい、聞いたか? 王城の方が、なんだか大変なことになってるらしいぜ」
「ああ、なんでも『呪いの疫病』が流行ってるとか……」
「原因は強力なスキルの暴走だなんて話もあるぞ。使用人がバタバタ倒れて、次々に辞めてるって話だ」
王城での不穏な噂。
疫病、呪い、スキル暴走……どれも物騒な響きだが、どこか現実味のない話にも聞こえた。
(王城で疫病……? 本当だろうか?)
ケインは眉をひそめた。
もし本当に深刻な事態なら、もっと公式な発表があってもよさそうだ。
詳細を知るため、彼は王都近郊で最も大きな商人ギルドに立ち寄った。情報が集まりやすいギルドの掲示板なら、何か手がかりがあるかもしれない。
そして、ケインは掲示板の一角に、異様なほど目立つ一枚の貼り紙を見つけた。
今日から新章突入〜
新たな登場人物も出てきますよ〜
続きは、明日19時に。
ブックマークや「いいね」など、ありがとうございます。
本当の本当に励みになります!
少しでも面白いと感じていただけましたら、
どうぞよろしくお願いいたしますm(_ _)m




