勉強する気もしない気も〜♪この時にかかっているんだよ〜♪もしダメならこの僕は〜♪もうグレちまうよ〜♪
Are you ready?!
Yeah!
Hey……
俺は周防雅継。今日、幼馴染と再会した……。
「えっ。なんでリナがここに?」
俺の前にいるのは、リナ・ペーター・更科。確か、小5の時にドイツに転校したはずなんだけど……。帰ってきたのか……。
「ひっさしぶり~。6年ぶりぐらい?」
そう、リナが声をかけてくる。周りが嘘だろ……。っていう目で見てくる。目線が痛い痛い。……なんで?そんなに珍しかったか?リナが喋るところが……。なんで?………そりゃそうか。
雅継は、陰キャ……というわけではないが、まぁ、オタクである。何故と言われると、そこの鼻歌を歌っているヤツのせいなのだが。で、結果、陰キャとも陽キャとも言えない絶妙なオタクが誕生してしまったのである。
当のリナはというと…
えっ、雅継くんだよね。滅茶苦茶懐かしいんだけど…。というか、この辺だったっけ?住んでたの、え〜と、ここは鳥取県の米子ってところで、もともと住んでたのは、大阪府の谷町っていうところだったっけ?雅継くんも転校したのかな?
リナの予想は当たっていた。彼は中学生から、この学校に、この場所に来たのである。
ん〜、大阪に比べたら不便だけど、まぁ、ある程度揃ってるしね。イ◯ンにド◯キ、サイ◯リヤにラ・◯ーと、無駄にそういうのだけ揃ってて、あまり娯楽は無いけど……。
ちなみに、現地の人はイ◯ンの映画館やイ◯ン、ド◯キのゲーセンで遊んでいます。遊園地?そんなもの無いですネ。近くに蒜山ジョイフ◯パークがあるからいいんだよ!!
雅継のリナに対するイメージは戦闘民族だった。リナは兎に角男勝りだった。なんというか、戦闘民族だった。うん。
え?更科?戦闘?何処かで……?と思っているそこのあなた、気の所為です、もう一度言います。気の所為です。
リナの方は逆に好意を持っていたのだが、なんというか、ある意味伝え方がストレート?過ぎて、上手く伝わっていなかった。球速的には、100マイルはでてたと思う。
二人は昔、同じ小学校に通っていた。どちらかと言えば、カースト下位の雅継と、上位のリナの接点は、小3まで皆無だった。
しかし、小3のときに、リナが階段で転んだときに、雅継は庇ってくれた。チョロインではあるが、意外と小3のときなんてそういう、ちょっとしたことで、好きになってしまうものだ。
それから、リナは必死でアピール?した。雅継の仲のいい女友達ポジ(雅継が"女"友達と思っていたかは不明)までこぎ着けた。しかし、そこで両親の転勤が決まってしまった。行き先はドイツ。気軽に遊べる距離では無い。リナは彼のことを諦めようとしていた。そして、日本に帰ってきた今、諦めきれる……。と思った矢先、彼が寝ていたのである。
こんなのムリよ。諦めきれない。絶対にメロメロにしてやるんだから!!
そう決意するリナであった。
☆で評価お願いします。
戦闘系ヒロインは更科付けようって決めてるんですよ。