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なぜ医者が盗撮で捕まるのか真剣に考えてみました

「50代病院長、20代看護師に睡眠薬をのませて猥褻行為か」


「40代敏腕外科医、手術中に10代女性患者の裸体を盗撮、逮捕」


 こういった電子記事が、ヤフーニュースのトップを飾っているのをしばしば目の当たりにします。


 コメント欄をみると、「人の命を救うべき存在が何をしているのか!」、「こんな医者がいると思うと、安心して病院にいけません」などと、皆様カンカンでございます。


 もう、本当におっしゃる通りで、こんなことをする不届き者は、すぐに医師免許を剥奪されるべきだと私も思います(実際には、他の病院に移って、ひっそりと医療業務を続けている事がほとんどですが)。


 コメントの中には、「せっかく苦労してわざわざ医者にまでなったのに、一時の性欲を満たすために人生棒にふるうとかアホ過ぎwww」と言ったものもありました。


 この、「わざわざ医者にまでなった」プロセスの中にこそ、医者を性犯罪者にする闇が潜んで可能性があるのではないかと私は思うのでございます。


 基本的に医者になるような人間は、すべからく高学歴で中高生時代の殆どを勉学にささげています。そして医学部の大学に入ってから、みんな溜まっていたうっぷんを晴らすかのように、いっせいに大学デビューを果たすのです。


 私の在籍していた大学では、1年生の男子生徒のほぼ全員がみっともなく、髪の毛を茶色や金色に染めていました。男子は黒髪が一番清潔感があっていいという世間一般論がまったく耳に入らないくらい、抑圧されていた彼らは髪の毛を染めることに強い憧れをもっているからです。


 そして、私の友人の調べでは、彼らの八割以上が、女性との交歴はおろか交際歴すら無いとの事でした。あな恐ろしや、医学部はまさに高学歴童貞集団なのでございます。


 更にたちが悪いことに、彼らの女性を見る目にも問題がございます。


 高校3年間で喋った女性は母親とコンビニの店員だけというツワモノもゴロゴロいるなか、彼らの女性に対する理想像は抑止が効かないくらいに大きく膨れ上がり、もはや収集がつかなくなってしまっております。


 つまり、世間は芸能人のような容姿端麗な女性で溢れており、自分もそういった女性とお付き合いできるに違いないと思っているのでごいます。


 例えばそれなりに女性と触れ合う青春時代を過ごしてきた男子であれば、たとえ目の前に容姿端麗な女子が現れたとしても、


「くぅ~、抜群にかわいいな。だが、これは俺には荷が重過ぎる。おそらく、まったく相手にされないだろう。この子と釣り合うのは、クラス1イケメンでサッカー部キャプテンのアイツクラスか。よしおれは、顔はスリーランク下がるが、愛嬌があってお乳の大きなBちゃん狙いで行こう。お~い、Bちゃ~ん、あそぼ~」となるわけでございます。


 ところが、ろくに世間を知らない童貞くんは、無謀にも高嶺の花に突撃して、見るも無惨にバラバラに砕け散ることを繰り返すわけでございます。まあ、こうやって彼らも学んでいくわけではございますが。


 あと、誤解されている方もおられるかと存じますのでお伝えしておきますと、医大生という人種は全くモテません。男子校上がりでお洒落でもない髪ばっかり明るい芋など、誰も相手にしないのです。ちなみに研修医もモテません。確かに医者という肩書はすでに手にしておりますが、まだまだ何もできない彼らの病院内での序列は看護師よりもはるかに下ですし、多忙のあまり遊びに繰り出すような暇もないわけでございます。


 では、医者はいつになったらモテはじめるのか。それは研修医が修了し、専門科に進み出す専攻医になってからでございます。


 ここからは自信もつき始め、給料も上がりだし、社会的地位の上昇と共に、指数関数的にモテ始めます。多少ブサイクでも問題なくモテます。多少ダサくても、チビでもモテます。ハゲは厳しいかな、、、。ご存知の通り、大半の男性医師は社会でチヤホヤされます(女医の場合、真逆の現象が起こるというのは辛いところでございますが、それは置いといて)。


 ただそれでもこのモテウェーブに乗れない医者が一定数おります。つまり、彼らはもう箸にも棒にもかからない殿方なのでございます。お金はある、でもモテない。仕事はそれなりにできる、でもモテない。


 こういった方々は、いつまで経っても異性に相手にされる事無く童貞道を突き進み、最終的には盗撮したり、眠らせていけないことしちゃうわけでございます。


 また、医者の中途半端な社会的地位の高さからくる、余計なプライドの高さも性加害につながっている可能性があるのではないかと考えております。


 医者は基本的にちやほやされます。医者としての地位が高くなればなるほどその傾向がありますし、上り詰めてしまうともはや誰も誤りを指摘したりすることすらできなくなります。


「俺は医者やぞ!」なんて、キモイ台詞を吐いたとしても、病院内であればまかり通ってしまうことも多々あります。そんな環境に身を置き続ければ、勘違いをしてしまう輩が出てきてしまうのも無理はないと存じます。


「俺はえらいんだ。だから、患者にやらしいことしても許されるだろう」とか「俺はえらいから、看護師はみんな俺に抱かれたがっている」とか、本気で勘違いしちゃうんだと思います。


 かなり高齢であったり地位の高い医者が、性加害で逮捕されるケースがしばしば見られるのも、うなずけるわけでございます。


 さてところで、睡眠薬で眠らせて悪さをするケースも多いわけでございますが、皆さんは睡眠剤を使用されたことはありますか。


 私は痛みの強い医療処置を行う際は、患者様の苦痛を少しでも減らすために、睡眠剤を使用することが多いのですが、その効果はすさまじいものがあります。


 睡眠剤を使用して処置を行う際、治療中は「いたい~~」と叫んでいる患者さんも、治療が終わり目が覚めた時には、「あれ、もう終わったの?全然、痛く無かったわ」とおっしゃる事が多いのです。


 つまり薬剤を使用することで眠るだけでなく、痛かった記憶が無くなってしまうわけでございます。こういった状態を、「逆行性健忘」と言うのですが、睡眠薬や鎮静剤でよくみられる副作用なのです。


 この逆行性健忘の効果を利用するために、眠剤を用いて悪さをする輩が後を絶たないのも納得がいかれるかと思います。


 こういった悪用をすこしでも予防するために、最近の強い眠剤には水に溶けると青く染まるように作られている物もあります。


 もしも得体のしれない人から、青い飲み物を勧められた際は、、、、


 ぜひとも、お気をつけくださいませ。


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