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漆黒の猛獣たちと漆黒の猫様  作者: くろうさ
7/11

【猫様、街へお出かけ①】

街のギンジsideです!



*名前を全て本文ではカタカナ表記します!

漢字を知りたい方は5ページを見てください!


*最初の登場だけは、漢字とカタカナ両方書きます!


*凛太郎、清兄だけは、漢字のまま行きます。

俺は、元晦冥(かいめい)のメンバーの、【銀二-ギンジ-】。

親父の和菓子屋を継いでこの街で住んでいる。


今日も平和だなと思い周りを見渡すと

目がとび出そうになるような事が起きた。


普段昼に滅多に姿を見せない猫様が

漆黒の側近2人連れて街に現れたのだ。


真っ黒の服と日傘から覗く髪や肌は

とても綺麗な白。

本人は陽の光が嫌いだが、陽の光に照らされた

猫様は女神と言われても納得されるんじゃ

ないかと思うほどにキラキラして綺麗だ。


皆、普段昼に見ない子が現れたことで

手を止め目を見開いて驚いている。


その様子が気にくわなかったのか頬を

膨らませ拗ねて下を向いて歩き始めた猫様。


そんな猫様に皆、下見て歩いていて

コケないかなと心配している。


すると側近の1人コウキが何か猫様に言うと

顔を少し歪めて前を向いた。


注意されたなと思い、いつの間にか優しい顔で

猫様を見つめていると、周りが声を掛け始める。


「ヨルちゃん、うちに寄っていきな?」

「ヨルちゃん珍しいねぇ」

「ヨルちゃん何か欲しいものでもあるの?

おばちゃんが買ってあげるよ!?」

「何言ってるの?私が買うのよ!

うちの店のもサービスするからおいで!」

「いや俺だ!なんでもやるぞ!」


そうみんな口々に猫様を誘う。

そんな皆に「あとで行くね」とニコリと笑い

交わしてこちらに向かってくる。


-----------------

「おぉ、ヨル。珍しいな。何が欲しいんだ?」

そう聞く俺に、


「ギンジの店フルーツ大福ある?」と

コテンッと首を傾げて聞いてくる。


可愛いなと思いつつ、

「あるぞ?オレンジとマスカットとイチゴだな」


そう言うと、リョクトに日傘を渡してフードを

被り、俺を引っ張り店に入っていく。

リョクトは当たり前のように日傘を畳み、コウキと後をついてくる。


猫様が「全部」と言うと、コウキは1万円札を

2枚渡してきた。

「そんなに要らねーよ。1枚でも多いくらいだ。」

と1枚返そうとすると、

「他にもなにかオススメくれ。釣りは要らねぇ」

と押し返された。


コイツ…と目を向けると既に俺に興味を無い

というように、猫様(ヨル)を後ろから

抱きしめ、あれやこれやと勧めている。


リョクトも2人の後ろでその様子を見てニコニコ

している。


「ギンジ」

ぼーっと眺めているとヨルに声を掛けられた。


「あ、あぁ、どうした?」慌てて返事をすると、


「フルーツ大福全部と、あれ適当に包んで。

あと、栗羊羹(くりようかん)もね。栗羊羹は2本。んで、羊羹だけは別で包んで。

天ちゃんにあげるから。

他の人のところ行ってから帰りに取りに来る。」


そういって、既に日傘をさして入口で待っている

リョクトの方へ歩いていく。


「天ちゃんって…裏社会(くらやみ)のトップの天馬さんをそんな呼び方するのなんて

ヨルくらいだぞ…」


と独り言を漏らしながら身震いした俺に、

いつの間にか近くにいたコウキが

「俺でも怒られるだろうから、その辺のやつなら殺されるかもな(笑)」

と更に身震いするなことを言ってきた

----------------

俺は、「また後でな」

入口のヨルに聞こえるように少し大きめの

声で伝えると、手を挙げて側近2人と他の店へ

向かっていった。

面白い!続きが見たいって

思ったら((꜆꜄ ˙꒳˙)꜆꜄꜆ポチポチポチポチポチポチポチポチ

お願いします!


頑張って更新します!

是非感想や、ブクマ登録お願いします!


初めての作品なので誤字とかは

優しく教えてください!(笑)


---------------------


ギンジ 「わざわざ来なくても、ヨルの為なら

いつでも、何時でも届けにいくぞ?

そうすりゃあ、顔も見に行けるしな?」


ヨル「じゃあ、毎日頼んだら毎日顔見にこれるね?

頼もうか?」


と、とても綺麗な顔で俺に答えるヨルに

頼まれなくても行ってやろうか。と本気で思った。

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