【凛太郎side】
『腹ごしらえも終わったし話してもいいか?』
「うん、ごめん。よろしく」
俺のお腹がなってしまって止まった話が
再開された。
『どこまで話したかな…とりあえず、バイトを俺のbarですることになるだろうが、それなら尚更しっかり聞いて覚えろよ?なんせ、俺の働くbarは【晦冥】の行きつけだからな。』
いつもおチャラけている清兄が真剣な顔で
言ってくるので、大袈裟だとは思ったが
そう言うと怒りそうなので素直に頷く。
『この街には、暗黙のルールがある。
それは、さっきも言ったが【知らない・聞いてない】は通用しない。だから、外からこの街に来たら誰かしらが教えてくれる。適当に聞いて痛い目見たやつは少なくともいるがな。
その暗黙のルールは、2つある。①猫様の機嫌を損ねてはいけない。②猫様の所有物に手を出してはいけない。この街で平和に過ごしたいなら絶対に忘れてはいけないことだ。』
え、なにそれ、と思い俺は清兄に聞いた。
「ねぇ、それなに?猫様ってただのわがまま?
というかそれだけ?2つだけなら破る人なんか居ないでしょ?」
『これを決めたのは猫様では無いんだよ。幹部、猫様の側近の漆黒の猛獣たちさ。大きな決まりが2つなだけで、細々した決まりはたくさんある。ただ、細々したものまで伝え始めたら時間がかかりすぎるから、絶対に守って欲しいこの2つを伝えてるんだよ(笑)細々したものは、徐々に覚えていけばいいよ。嫌でもすぐ覚えれるさ。
この街にいれば。』
「わかったよ。でも、俺その漆黒の猛獣たちも猫様も見たことないけど…知らずになにかしちゃうかもじゃん。どんなひとなの?」
知らずに、失礼なことして殺られるなんて
絶対に嫌なんだけど…
そう思いながら、清兄に聞いた。
なんで凛太郎がたくさん出てくるの?!
って思ってる方!後々分かります!わら
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