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021(新興宗教のテロリスト)

訪ねてきた男は、GTRのウインドウをノックする。


「希望のスパイラルの者だけど。ゼノ君だね? ちょっといいかな」

「眠てえな。新興宗教のテロリストか?」

「違うよ。ゼノ君、ニートらしいね。お父さんに迷惑かけて恥ずかしくないの?」

「俺が迷惑してる。要件が済んだら、とっとと帰れ」

「ほっとけないよ。我々はNPO法人でね。施設に入れば、ニートから脱却できて薔薇色の人生が待ってるよ」

「帰れ」

「外で話そうか。車から出て来て」

「テメエが決めるな、うぜえ奴だな」

「じゃあ、そのままで。こんな良い車どうやって買ったの? お父さんの脛をかじっちゃいけないよ。いつまでもあると思うな親と金ってね」

「働いてるから」

「でも、会社辞めたんでしょ?」

「でもじゃねえ! いちいちカチンと来る奴だな」

「じゃあ、どこで働いてるんだい? 保険未加入みたいだけど」

「帰れ」

「都合が悪くなるとそうだ」

「ブチキレた」


ゼノは、車から降りて男の前に立つ。そして、バキッ! 顔面を殴る。


「あいたたたた」

「雑魚が!」

「警察を呼ぶからな」


男が携帯電話で警察に通報しようとした時に、ゼノは、男から携帯電話を取り上げ、草むらに投げ捨てる。


「何をする!?」

「おや? もしかして、携帯依存症かな? お前が施設に入れよ」

「そんな訳ないだろう!」

「依存症の奴は皆そう言うんだよ」


男は逆上して、ゼノに襲いかかってきた。男は喧嘩をしたことないのか女の叩き方だ。ドカッ! ゼノは渾身の力でボディーブローを1発入れる。


「ゲホッ! ゲホッ!」


男はその場で踞り、泣き出した。ゼノは警察に通報する。


「もしもし警察ですか?」

『はい、こちら警察です。事件ですか? 事故ですか? あなたのお名前は?』

「事件です。男がいきなり襲いかかってきたので仕方なく対処しました」


「襲いかかってきたのは、ゼノ君の方じゃないか」


『お名前は?』

「名前なんてどうでもいい。襲いかかってきたのは、カルト教団のテロリストだ。すぐに始末して」

『あなたの位置を探知しました。速やかに警察官を向かわせます』

「機動隊を頼むよ。相手はカルト教団のテロリストだから」


男は腹を押さえながら逃げていった。


『あなたは無事ですか?』

「大丈夫。テロリストは逃げ去ったから、機動隊はまた今度。眠いから寝る」ピッ。


ゼノはGTRの車内で二度寝した。

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