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012(楽しい講義)

ゼノと淳史は、部屋でコンビニ弁当を貪る。ゼノはペペロンチーノ、淳史はのり弁。


「田路木って姉ちゃん、可愛かったな」

「アッツのタイプか? あんな小さな身体でFD3Sを操る。只者でないことは確かだ。コーラ取って」


淳史は、ペットボトルのコーラをゼノの方へ置く。ゼノは手を伸ばし、コーラを取って、がぶ飲みする。


2人は食い散らかしたところで、淳史の講義が始まる。セーブザウォーだ。


「まず、セーブザウォーとはレッドチームとブルーチームに別れて大規模な戦争を再現したゲームだ」

「それは何となく分かる」

「次に、初回プレー前に延髄にチップを埋め込まれる。これで大まかなバイタリティーを読み取り、セーブザウォーのアバター等に反映される」

「そうなのか~」

「ゼノ君、授業に着いてこれてるかな?」

「はーい」

「続ける。今までブルーチームは劣勢だったが、ゼノ君の一撃で少し回復した。300万ポイントだ。課金せずに何でも手に入る。ズルい! 敢えて言おう、ズルであると!」

「アッツ先生、戦闘機もですか?」

「もちろんだよ、ゼノ君。チュートリアルをやってれば」

「何!? チュートリアルはもう出来ない?」

「安心したまえ。チュートリアルは何度でも出来るグレートデギン」

「戦闘機の種類は選べますか?」

「アメリカのF35B、ロシアのSu57、中国のJ20。第五世代の最新戦闘機に乗りたい放題。しかーし! それだけじゃない。未来の戦闘機もあるのだよしひこ。開発断念と言われた国産戦闘機、F3もあるかぽね」

「キャラがブレてきたぞ。確りしろ」

「とりあえず、俺が言いたい事は、リンキルってプレーヤーを誘きだして誘導尋問する」

「………………」

「どうしたね? ゼノ君」

「アッツは、そのリンキルに取りつかれてる。凜の事は残念だけど、一般人には限界がある」

「そのための誘導尋問だ。力を貸してくれ。警察が使えない以上、凜の仇は俺達で討つ」

「まあ、やるだけやってみるか」

「そうこなくっちゃ」

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