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みりん、昔の話

みりん

幼い頃、みりんをどう使うのかなんてのは全くわからなかった。正直今でもわからない。僕は今殺されようとしている。そして、そんな僕が嗅ぐことのできている匂い、それがみりんだった。なんだって、僕を殺そうとしている人達はみりんなんか使っているのだろう。僕は少しだけ笑ってしまった。もう何日も枯れてから日が経っている観葉植物が見える。鶏肉の味がうち頬からしている。もう、僕は僕の姿ではない。僕のいた場所には水たまりができていて、僕の姿はおたまじゃくしになっていた。その瞬間、銃を撃つ音が聴こえて、僕はいなくなった。


昔の話

昔の話だった。キリンは居なくなって久しく、なぜ、こんな寒い地域に、そして草も生えていない、石だらけの場所にキリンがいるのかわからなかった。キリンというのは首が長くて、初めて見たときにはとても驚いたのだが、更に、あいつらは首をぐるんぐるんに曲げることもできるらしい。それもすごいなとは思ったが、1日のうちに何回もはやって欲しくない。太陽が明るいとき、彼ら彼女らは大変そうだ。帽子を石で作り、被せたら、あいつらは勝手に頭を下げてくる。キリンに首はいるのだろうか、世界中のキリンに私は餌をやる事ができる。だから、もうその首を伸ばすなと大ホラを吹いてみた。現実的に言うなら、短い首の個体を生き残らせ続けないといけないが、でも、それじゃあんまりじゃないか。キリンが集合して、それをエレベーターとして使う。彼らの首の中には電気が通っていて、上下する箱が必ずあるのだ。それがキリンである。寒い地方を生き抜くにはキリンの電力を盗む他ないのだ。

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