異世界に来てから目標決まった。
大変ですね。やる事が多くて。
「ん〜。はぁ〜。さて、ここは何処かね?」
とりあえず、神様が異世界に行かせてくれるから来たけど、まずここ何処だ?なんか地面には魔法陣っぽい物が、あ、あそこの人って魔法使いかな?そんな感じだし。てか、洞窟の中だと思うんだけど何故?
「初めまして、此処は央城の地下洞窟にございますよ。」
へ〜。なんで?
「なんで私は此処にいるのさ。」
「それに関してですが、此処ターゼ央国では毎月住民を増やすために、ある程度都合の良い人間をこちら側、つまりあなた方で言うところの、異世界に呼ぶのですよ。」
へ〜、なるほどね。
「それで、私はどうしたら良いの?」
「王様にあって頂きたいのです。そもそもこちらの住民でさえ王になかなか会えないのにそれがすぐに会えるのです。素晴らしいでしょう?」
あんたらにとってはね。私は和菓子をくれるなら素敵だと思うよ?
「まぁ、そうしますかね。」
「くれぐれも失礼のないように。」
その程度楽勝。フラグじゃないからね?
「ではこちらです。」
〜移動中〜
ー王の間ー
「王様、今月の移住者です。」
なにその紹介法。
「えと、初めまして今後会うか知りませんがてか会う気がないですが。私の名前は、青山水菜です。どうぞ宜しく、さっさとこの国の標準語教えろ、店を開く許可与えろさっさとしてくださいよ?」
「う、うむ、まぁ、その、なんだ?標準語に関してはそちらと変わりは無い。そして店を開く許可じゃな?では、この地図に載っているところがそなたの家じゃ、そこで店を開くと良い。」
お、許可貰ったし、もう此処に用は無い。
「じゃ、早速行ってきますね。ありざいした。」
てか、今ので話伝わったんだね。尊敬するよ。1秒ぐらい。それよりも、さっさと家に行こうかな。
〜移動中〜
ー家ー
う〜ん、ここか、普通の平屋だね。てか、特典の原料を作る場所って何処だ?まさか家の地下とか?無いよね?ね?
「こ、これって、地下に続く扉かな?もしそうなら凄いな。」
ーガチャッ
開いちゃった。それにしても、この階段薄暗い、蝋燭がある程度でその他の光源が無い。てかこの階段を下りるたんびに、カツーンカツーン、ていう音がなるんだけどかなり怖いのよね。こういう暗いところとか狭いところって苦手なんだよね。でも、我慢我慢だよね。よし!頑張ろう!
ってもう着いた、大体下りて20分くらいかな。近い方だよね。でも、広いな、家よりも広い。……一つの村かと思えるぐらい広い。それよりも、知識って記憶の中にあるわけじゃ無いんだね。う〜ん、何処かに本でもあるのかな?一先ず上で探すついでに家を探索かな。
〜探索中〜
〜探索終了〜
ふ〜。平屋とはいえそれなりに広かった。探してわかったこと。まず地下の農園が家よりも広い理由、空間拡張によって、外部からはそもそも視認出来ないし、広くなっていた。次に知識、これは一冊の本、タイトルが神の知恵に収録されてた。和菓子の作り方まで載ってたし、私の力についても載っていた。最後に、店だけで日々の生活費は稼げないという事。理由なんだけど、まずこの家のある場所。ここね、街の端っこなの。だから人が滅多に立ち寄らない。次に、この世界に和菓子という存在が無い事。これには大いに嘆いた。この歳にもなって恥ずかしいぐらいに嘆いた。最後に、そもそも、レストラン等は酒屋ぐらいのもので、早い安い多いが重要だって。私の経営する予定の和菓子屋は、のんびり安い少な目、つまり稼ぐ事はほぼ不可能。楽しむためにしても良いけど、それだけでは生きていけないからね。だから、この世界において最も稼げて、誰でもつけれる職業がある。副業でも良いらしい。そう、良くファンタジーものにも使われる事が多い、冒険者である。冒険者の階級は、下級下位から、上級上位まで、その上に極級冒険者がいるそうです。まぁ、つまり、冒険者として名を上げれば自然と店の名前も知られて行く訳でして。つまり、当面の目標は、上級冒険者になる事。明日から頑張るぞ!
書いててわかった、てか、書く前からわかりきっていた事。やはり自分には文才というものが無い。けれども書き続ける。それが自分スタイル。