◇ 解説資料 <世界地図>
作中の土地関係をイメージしやすくして頂くための世界地図です。
ざっくりとしたものなので、イメージ補完程度に使ってください。
下記、登場する地域や街などの解説。
○ ラウダ大陸
隣の大陸と比べて技術的には進んでいる。
魔法先進国が多数。
・バーウィッチ
都会。
貿易の中心地となっている街。
ラウダ大陸内では冒険者の出入りが激しい街。
街は長方形に外壁を取り囲まれている。
川を挟んで西区と東区に分かれている。
面積的には西区の方が広く、冒険者も多い。
東区には古くから住む貴族が多数暮らしている。
貴族オルドリッジ家、ストライド家など。
・ソルテール
田舎町。
ほのぼのした綺麗な町。
ほぼ高原に位置するため、町全体に土地勾配がある。
リベルタのアジトがある。
宿屋兼レストラン「コンラン亭」に、冒険者ギルド派出所も置かれている。
受付には宿屋の看板娘ナンシー・コンランが非正規雇用されている。
・ダイアーレンの森
森林伐採区。
多くの木材がここから伐採される。
春~夏にかけて凶暴な熊が出没する。
・水の都ダリ・アモール
宗教と観光の港町。
街中には水路が張り廻られた海辺の街。
家々には防腐剤を含んだ塗料で染められているため、
カラフルな街並みになっている。
メルペック教会の本拠地があり、サン・アモレナ大聖堂がある。
夏にはダリ・アモール・カーニバルというお祭りが1週間開催されている。
港からはリバーダ大陸行きの船が出港している。
・ガラ遺跡
かつて栄えていた文明の遺跡。
現在はダンジョン化している。
牛を祭っていたため、その魔物「牛鬼」が大量に出没する。
魔力の女神「ケア・トゥル・デ・ダウ」が祀られていた。
魔法大学の民俗研究チームが聖典「アーカーシャの系譜」を発見した遺跡。
・楽園シアンズ
メルペック教会の出資の下、光の雫演奏楽団の劇場として建設された。
"楽園"とは子どもたちに向けられた言葉で、子どもの幽閉施設である。
施設内では戦士・冒険者の育成を断固反対している。
・魔法大学(西)
魔法に関する研究を行っている大学。
魔術師を目指す学生が魔法を学ぶところ。
魔法大学(東)と比べると魔法の基礎や原理の解明に力を入れている。
魔法の詠唱術式に、新規性や芸術性を組み入れる学芸派が多い。
あまり実用性や進捗性は考慮されていない。
多くの学生がここで、実践では一切役に立たない魔術を大成させる。
・魔法大学(東)
西の魔法大学と比べると実践ベースで魔法を研究している大学。
実践ベースとは戦術、戦略、詠唱効率化の研究。
生産性や効率を重んじる。
魔術を戦闘に組み込む訓練教科もある。
・フリーデンヒェン
北の雪国。
獣人族と共生しており、好戦的な人種が多い。
数年前に戦争により滅亡。
「聖女の伝説」としてメドナ・ローレンが出生した場所。
だが、戦争利用されて魔女となる。
○ リバーダ大陸
無法地帯。
かつてアザレア王国が栄えていたが、大魔術師エンペドによって滅亡。
隣のエルフの国もそれに伴い滅び、砂漠化する。(ニヒロ砂漠)
魔族やエルフ、ドワーフ、巨人族が各地域で生息していたが、
人間や獣人族の冒険者が移住し、人種のるつぼと化している。
・迷宮都市アザリーグラード
冒険者の街。冒険者ギルドの本拠地がある。
その名の通り、家々が迷宮のように入り組んだ土色の砂埃臭い街。
そのほとんどは冒険者用の賃貸住宅や宿ばかりである。
初心者であれば3日間迷い続ける街。
地下には大迷宮が広がり、魔石以外にもレアな素材が入手可能。
地下30層からアザレア城の跡地があり、内部構造は常に変化する。
・ルクール大森林
ドワーフが砂漠から移住して住みついている森。
風の賢者シルフィードが統治している。
もともと住んでいたオークが住処を求めてたまに荒らし回る。
イノシシ肉やキノコ類、果実類がとれる。
・ネーヴェ雪原
巨人族が多く住む地域。巨人族の村「ギガント村」がある。
水の賢者アンダインが統治しているが、天候を支配しているだけ。
本人は失恋のショックで氷の城に1000年以上引きこもっている。
夜は氷の魔物「ウェンディゴ」が活発に行動しているため危険。
・ニヒロ砂漠
かつて緑豊かなエルフの国があった土地。
アザレア王国滅亡とともに共倒れし、砂漠化した。
土の賢者グノーメの統治エリア。
だが本人はロマンを求めて迷宮都市に移住して鍛冶師をやっている。
肉食魚「ウィザードピラニア」や「サンドワーム」が地下から飛び出る。
・バイラ火山
麓には多種多様の魔族が住んでいて、魔族の集落がある。
バイラ火山内はダンジョン化し、火の賢者サラマンドが引きこもり中。
第2幕は旅が多いので補完用です。




