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魔力の系譜 ~名も無き英雄~  作者: 胡麻かるび
第5幕 第3場 ―アザレア大戦―
291/322

◆ 異教の設立

余話のようなもの


 二ヶ月前。エリン領土内にて。

 メルヒェン姉妹の父、オーガスティン・メルヒェンは信頼を集めていたはずの王都市民に火を放たれて屋敷を失った。

 失ったのは家だけではない。

 事実上、国に捨てられた――。


 そこに隠された陰謀を暴く手助けをする。

 言った以上、約束は守ってみせよう。

 なに、ちょっとした利害一致というやつだ。

 余の償いに利用させてもらうとするよ。

 海神リィールは残された命を自ら削る約束を、名無しの戦士と交わした。



     ○



 エリンの都。犇めき合う家々の一画。

 オーガスティンは或る民家に匿われた。

 まだ夜風が冷たい春。

 軒先の影には薄らと雪が残り、積まれた薪も冷えている。

 薪を両腕で抱えて運ぶオーガスティン。

 ハンチング帽を目深に被り、人目を憚るように過ごしていた。


 彼は古い友人の家で借り暮らししていた。

 親切な友人で「対価は要らない」と言ってはくれたが、さすがにオーガスティンもタダ住まいするつもりはない。

 手伝えることを率先してやった。

 暖炉や炊事用の大量の薪を毎晩、寝る前に部屋へ運んでいた。


「ふぅ……これでは使用人と変わらないな」


 オーガスティンは白い息を吐いた。

 中々、真相解明の一歩さえ踏み出せない。

 これではリバーダ大陸へ逃がした娘たちに顔向けもできない。だが、今の彼に出来ることはこうして勤勉に務め、義理を守り、その中で名誉挽回の機を待つしかなかったのである。

 こうして苦労を重ねれば、七施の(ヘイレル)がお恵みを与えてくれる。

 そう信仰を強めた。



 エリン人は本質的に神を信じていない。

 しかし、善行を重ねることで己が精神に秘める『ヘイレル』を磨き、良き力、良き心を授けてくれると信じていた。

 故に彼らの神は、自分自身の心だ。



 ふと、月明かりを眺める。

 ――大陸を渡った娘たちは元気だろうか。

 今はジェイクと名乗る男だけが頼りだ。

 彼は強くて、義理人情に厚く、そして何より娘たちを守ってくれる。


「明日は市街の様子を見に行こうか」


 その姿に勇気づけられる。

 なるべく素顔を隠し、市街で人々の噂話を立ち聞きしてみよう。

 決心して寝室に戻ろうとした。

 そのときだ。


『君がオーガスティン・メルヒェンかい?』

「……だ、誰だ!?」


 声は何処から聞こえたのか。

 方向が掴めないこと、異様に反響する声に超常の存在を感じた。

 オーガステインは慌てて周囲を見回す。

 誰もいない。

 まさか内なる(ヘイレル)が語りかけたとでも――。


『だ、誰って……えっと、僕はリィー……』

『あぅ。だめー』

『そうか。うむ……どうしよう』


 声が分裂して、二つ聞こえ始めた。

 オーガスティンはさらに混乱した。

 最初は若い男の声。それと会話するように小さな女の子の声が届いたのだ。

 頭がおかしくなったと思った。

 あるいは七施の神が顕現したのだろうか。


「そんな。自己(ヘイレル)が語りかけるなんて……」


 信仰するヘイレルとは自身の心。

 気鬱にでも罹ったのだろうか。

 家を焼かれて国に捨てられたメルヒェン当主の心労は確かに大きい。

 だが、娘たちの為にもまだ正気は保ちたい。

 オーガスティンは家の壁を頭を打ちつけ、また空を見上げた。


「私はまだ……おかしくなっていない!」

『あ、それだ! ――こほん。余はヘイレル』


 語りかける存在は突然ヘイレルと名乗った。


「ほ、本当に!? ヘイレル……様?」

『本当だとも。余は君の徒労を見ていた。特別に導きを与えよう』

「信じられない。本当にヘイレルが存在するのですか。お姿を見せてください」

『いいよー。ちょっと家の裏手に回ってくれ』


 エリン人が信じてきた内なる神。

 それが実在の存在というのは長年、政界にも足を踏み入れてきた貴族オーガスティン・メルヒェンには些か信じ難いものだった。

 しかし、その存在が突然接触してきて、さらには姿まで見せてくれると云う。承諾の仕方も軽い口調で超常なる存在のような威厳は感じない。

 オーガスティンは家の裏手に回る。


『……ところで、ヘイレルってなに?』

『エリンの人たちのシンコウ』

『ほう。情報照会――ふむ。七つの神か。精神の在り方を決める信仰。憤怒の火山神カノ、慈愛の大海神ラグズ……うーん、余は慈愛というイメージじゃないが』


 何やらボソボソと相談する声が響く。

 漏れた内緒話を盗み聞きするようで、オーガスティンは耳を塞ぎたくなった。

 子どもの悪戯かと考えた。

 しかし、直後にはそれが本物だと分かった。



 裏手に回るや否や、月光が煌めいた。

 強い光に包まれて目を覆う。

 次第に慣れ、ようやく目前を見れるようになり、驚愕した。

 ここは民家が密集する区画だ。

 家の裏手には小さな庭があるものの、隣り合わせに家がある。

 そこに"神殿"の入り口が開いていた。

 中から眩い光が照りつける。

 逆光で輪郭しか浮かばないが、確かに二人、誰か立っていた。


「余は大海神(ラグズ)のヘイレルだ」

「な、なんと……慈愛の神……神々しい」


 オーガスティンは感極まった。

 弛まぬ苦労はヘイレルを顕現させるのだ。

 四十を過ぎて初めて知る世界もあった。


「お隣の方もヘイレル様であられますか?」

「あぁ、彼女は……うーん……」


 リィールは、ケアの属性として適切なものは何かを考え、目を泳がせた。

 人の生死に関わる冥界神(シャイタン)か。

 しかし、邪悪な印象を与えてしまう。

 世界の情報(ライブラリ)を検索して知識をフル動員しても今のケアにぴったりな属性はない。


「彼女は氷雪神(イース)。ヘイレル・イースなるぞ」


 たまたま目に留まった積雪。

 もういいや、と適当に名づけた。ケアは冷めた一面もあるから存外、間違ってないだろうとリィールは自ら言い聞かせた。

 オーガスティンもその様子を不審がるが、こうして目の前に広がる大神殿の建造物を目の当たりにして信じられずにはいられない。


「君は明日、市井の様子を探ると言ったな?」

「は、はい」

「よろしい。では、その手助けをしよう」

「本当ですか……!」

「うむ。現エリン国王ルゴス・メルクリウス・アイルと云う者は、どうやら強豪ペトロに権力を依存しているそうだね。君……いや、エトナ・メルヒェンの冤罪を晴らす為には、例の"看板"がペトロの指示による何の証拠もない暴挙だったと国民に明かし、王を失脚させた方が手っ取り早いだろう」


 看板。――それはハイランダー軍がエトナを自国へ連行しようとしたあの日、罪状として晒されていた通知のことである。


「手っ取り早いと言いますが……」


 オーガスティンは口を噤んだ。

 それは貴族界では有名な話だ。

 今更それを追究しても鼻で笑われる。

 そもそも、異議を唱える者さえいない。

 建前ではあくまで『同盟関係』であるとしているため、実際には隷属国もほぼ同然と公言するのは、政界における禁句(タブー)だ。


「ペトロも皇族の私情にまみれた腐った国さ。そろそろ襤褸(ボロ)が出る。頼る必要がないことを見せつければいい。ルゴス国王もそのうちペトロに裏切られると余は確信しているよ」

「しかし、それをどう市民に公表すれば――」


 裏取りも必要な上に公表手段もない。

 失脚したメルヒェン家の力では難しかった。


「どう公表するって? ハッハッハ。簡単な話だ。同じ手を使えばいい。市民には広場に集まってもらって公開処刑さ!」

「……?」


 オーガスティンは眉を顰めた。

 貴族界の禁忌をヘイレル・ラグズと名乗る神は意図も容易く踏み躙りそうな、そんな気配と力強さを感じた。

 だが、それは頼もしいことであった。

 誰かが声をあげなければ変わらない。

 いずれロワ三国が共倒れする前に、エリンは立ち上がるべきなのだ。

 娘の冤罪を晴らすだけでなく、国の為にも。


「さて、オーガスティン。君には面白い諜報の仕事が待っている」



     ○



 オーガスティンは驚いた。

 ヘイレル・ラグズの力は想像を遥かに超える。

 ――真の神であるリィールにとって、それは造作もないことだったが、魔法に疎い国では神が引き起こす超常は理解しがたいものであった。


 諜報と言われて何をするかと思えば、ルゴス国王の監視だった。

 ペトロの皇族と接触する機を待つ。

 それはオーガスティン一人では不可能だ。

 なにせ、諜報の為に王城へ忍び込む力がない。

 リィールの天地創造の力がそれを可能にした。


 まず向かった先は家の裏手。

 そこは既に大神殿の入り口が開いていた。

 門を潜ると、簡単に王城に侵入できた。


「こんなことが……」

「余の神殿は何処にでも門を開く。逆に言うと、神殿から外に出るときは何処にでもいけるのさ」

「素晴らしい御業です……なぜ、大海神(ラグズ)である貴方様がこのような空間移動を?」


 リィールは虚を突かれて狼狽した。


「ふむ。神にとっては容易いことさ」

「ではイース様も同じ力があるのですか?」

「いやぁ、彼女は特別でね。文字(ポエム)を操る力ならあると思うよ、多分……」

「なんと。言霊の力ですか」

「まぁそんなとこかな」


 リィールは軽口で凌いだ。

 正体は正真正銘の神であるのだから詐称する必要はない。しかし、彼の目的の為にはどうしても神であることを隠す必要があったのだ。



     …



 オーガスティンはリィールの天地創造の力を借り、ルゴス王の部屋の天井裏に忍び込んだ。

 昼間はそこで情報収集に励む。

 ある日、ついに動きがあった。


「国王陛下、十日後にはペトロ第一皇子ジョゼフ=ニコラ=パンクレス・ド・ベディヴッ……ごほごほ、失礼しました。ベディヴィア・グスタヴ=バリヤンセ様がお越しになるようです」


 無駄に長い名前に秘書官の女性も噛んだ。


「例の件か?」

「……と伺っておりますが」


 ルゴス王は舌打ちした。

 何か拙いことがあるようだ。

 オーガスティンは息を潜めて会話に集中した。

 狭い天井裏に同じ姿勢でいると、四十路の体では腰にくる。


「エトナ女史は行方不明だと言っている。まだ何かあるのか、あの生意気な馬鹿皇子は。いい加減、女の尻を追いかけるのも卒業して欲しいものだ」

「新たな申し出があるそうです。なんでも、ハイランダー軍を連れてくるとか」

「なんだと――」


 ルゴス国王の困惑の声。

 ハイランダー軍を引き連れる。

 軍事力の乏しい同盟国へ軍隊を引き連れる意味はあまりない。

 あるとすれば、牽制の為だ。

 不条理な要求を呑ませる為の交渉手段の一つと言ってもいいだろう。


「しめた!」


 リィールは小声で言った。

 オーガスティンは黙って神を見返した。


「ラグズ様、これは……?」

「うむ。皇子の来訪とエトナに関する要求。これはいよいよ動きがあるぞ。民衆へ晒すには持って来いの案件だ。準備しよう!」


 ペトロの無茶な要求で、娘が罪人扱いされたことは確定的だ。

 憤り、オーガスティンは拳に力を込めた。

 リィールは天井裏でぱちんと指を弾く。

 神殿の入り口がオーガスティンの真下に開門し、彼はそこに落下した。

 変幻自在の空間転移に眩暈がした。


 指を弾く音と短い悲鳴。

 それはルゴス王の耳にも届いたが、天井を注視しても何の気配もなく、気のせいだと首を振った。



     ○



 十日後と云った。

 それまでにオーガスティンが準備することは心構え程度だ。

 すべての手筈はリィールが整えた。

 広場にたまに貼り出される王家からの通知書を複製し、リィールはそれらしい文言に整えた偽造書を造り上げる。

 王都の家中に、指先一つで書面を投函した。


 ――リィールは、この世の物を『製造』する。

 名前のない彼に初めて会ったとき、紅茶をその場で製造してみせた。棲家とする大神殿も彼が自ら『製造』したお手製(ハンドメイド)の神殿だ。

 人を謀ることは出来ずとも、

 魔力という第二の腕を無くとも、

 大地や天候、存在する『物』を造ることには長けていた。



 十日後の昼、ルゴス国王が重大発表するという事前告知が市民に出回った。

 巷ではその日まで、敢えて国王が面と向かって発信する重大発表とは何かを噂し始めた。広大な王都中の市民すべてに通知書を行き渡らせたことも、重大性を信憑づける裏付けとなった。


 街の様子を物見塔から眺めるオーガスティン。

 背後には海神リィールとケアが佇んでいた。

 振り向き、オーガスティンが頭を下げる。


「ヘイレル・ラグズ様、本当に何と感謝していいか。私一人では何もできなかった。このご恩は全霊でお返しします」

「いや、そんな物は要らない。余は君自身の精神(ヘイレル)だ。余が神なんて怖れ多い」

「ですが、あの奇跡の御業の数々……正真正銘の神の力としか考えられません」


 リィールは俯き、ふっと笑った。

 蓬色の前髪が双眸を隠す。


「神、か……。君たちは神に頼り過ぎだ」

「ええ。ですが、神を讃え、崇め敬うことは人々の善き心を育みます。信じて善行を積み上げることがヒトの徳を高めるのですから」

「オーガスティン。どうやら君にも信仰心が芽生え始めたようだが、それは大きな間違いだ」


 顔を上げ、四十の男に赤い瞳を向ける青年。

 真っ直ぐな瞳だった。

 その男がどうしても自ら発生した慈愛の精神(ヘイレル)だと信じられなかった。

 否、そもそも信じてなどいなかった。

 きっと神に等しい存在が手助けしたのだと気づいていた。


「ヒトの想いは何よりも尊い。

 神如きに、その根底にある『愛』は理解できないからね。

 だから何かを成し得たとき、神に感謝を捧げることは間違っている。

 自らと愛する者とで成し得たことだ。

 それを誇り、信じ、神よりもまず人を愛せ」

「……」


 オーガスティンは言葉が出なかった。

 神を騙る誰の言葉よりも説得力があった。


「それが、余が君に説く最大の教理だ」

「神の力を使いながら、神を否定するのですか」

「そうだ。余は人類の可能性を垣間見た。彼女の存在がその証拠だ。ヘイレル・イース――彼女はヒトが齎した『愛』の結晶である」


 小さな女の子の背を押す蓬色の髪の青年。

 女の子は不安そうに青年を見上げた。


「彼女は神でもない。ヒトでもない。

 精神(こころ)の尊さを証明する人類の象徴。

 君たち風に言うなら真の"女神"と云えよう。

 崇めるなら、彼女を崇めてほしい」


 ぴしりと、青年の背中に削石の音がした。


 完膚なきまでの自己否定。

 神が人類の前では虚しい存在だと神が説く。

 リィールは自らを否定することで『剥製』の道を着実に進んでいた。

 その音は、骸に変わり往く警鐘である。


 相方の女神は過ちを犯した。

 邪神となって人々に絶望を齎すことで信仰を取り戻そうとしている。ならば、その責任を取ることが夫婦(めおと)神たる己の務め。

 神を卑しめて、力を落とす。

 その役目を全うする神が此処にいた。


「お導き、心身に染み渡ります。

 しかし是非、この教えを後世に残したい」


 神ではなく、自己を信じよ。

 それはある種の宗教だった。

 自己愛。精神(ヘイレル)を崇めることを教理とする信仰。


「創ればいい。君には布教する権利がある」


 リィールは悠然と語った。

 神の許しを得た。

 オーガスティンは、青年もまた神なのだと認識した上で頷いた。


「政界から足を洗った私が新興宗教の設立とは。おかしな話ですね」

「笑い草にはなるだろう。だが、余の教えは必ず布教――いや、普及(・・)する。これから民衆に晒される君の勇姿は讃えられるべきものだから」


 リィールは言い変えた。

 敢えて宗教色を抜き、神を否定し続ける。


「彼女が象徴。君が教祖として教団の名はメルヒェン……自罪(ペッカート)……」

自罪(ペッカート)?」

「神に頼らない。すべては自らの努力の賜物、自らの罪として背負う教理にぴったりだろう? そうだ。略して『メルペック教』でどうだろう」

「メルペック教……」


 安直だが、その名がしっくり来た。

 ――メルペック教。

 神、または力ある者からの脱却。

 己を信じて徳を高める宗派だ。


 海神リィールは、この時一つだけ、オーガスティンを謀った。

 無理にでも推し進めた異教の設立。

 リィールはどうしても教会が必要だった。

 隣で不安そうに見上げる相方を匿う拠り所を作る必要が。


「リィール……ばか……」


 ケアはその優男を見上げた。

 リィールは、ただ微笑むばかりだ。


 背中には削石の音。

 徐々に剥がれ落ちる受肉した器。

 死の警鐘の前でもリィールは笑っていた。



メルペック教設立の原点でした。

この後の展開は次話に続きます。


※次回更新は未定です。

私用や仕事が嵩張ってますが、遅くとも2週間以内には更新します。

平日ひっそりと更新してるかもしれません。


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【魔力の系譜~第2幕登場人物~】
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