肉ミックスジュース喜んで
「キミ
見知らぬキミなのにボクはキミをこんなにも愛することができる
なのに
なぜそんな目をしてるんだい?
なぜそんな目をする!
ボクはけしてだれも拒否しない!否定しない!ブロックしない!
だから誰もボクを拒否するな!否定するな!
あそうか まだ愛したりないんだね
今まで人に受け入れられるためなら何だってやってきたし何でもするよ
見知らぬキミのために全力で働くしすべてを我慢する
見知らぬキミのこんなにも汚い肉片を愛でれるしキミのこんなにも臭い排出物も食べれる
なのにまだその目をやめないのか!
ボクを認めなかったお父さんの目だ!
あそうか ボクが気持ち悪いんだ ボクが怖いんだ
父さんが言ってたように
でもね
ボクの頭も顔も体も全部
ボクを唯一認めてくれた母さんからもらったものなんだ
それだけは譲れないんだ
でもキミはボクを認めてはくれないようだね
しょうがないなあ
今日だけだよ
今日だけボクの頭を潰し顔を潰し体を潰すよ
キミに認められるためだったらしょうがない
ボクがミキサーに入ったらキミはボタンを押してくれ」
ミキサーのスイッチを押して、精神異常者から逃れることのできた時の彼女の瞳は、安全を手にすることのできた喜びにあふれ、まるで出産直後の母親のような恍惚とした表情を浮かべていた。