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声劇~平凡な一日~~

作者: ラチェット

総台詞数:222


拓:やる気が欠けている事を除けばそこら辺に居る高校生と何ら違いの無い男。高2。台詞数:107

燐:拓の幼馴染。拓のお世話をしている内に真面目な性格になった。高2。台詞数:79

雅也:拓と高校入学時点で友達になった。その理由が幼馴染に苦労していると言う点。高2。台詞数:24

麻里:雅也の幼馴染。どこかの企業の令嬢で雅也大好きなクールな女の子。高2。台詞数:12

~~拓の家:居間でだらけ中~~


1|拓 「ああ・・・今日もまたあのメンドクサイ一週間が始まるのか・・・。ダルイな・・・。休みたいな・・・」


2|燐 「も~、ダメだよ!そんなこと言っちゃ!今日もまた楽しい一週間が始まるのに!」


3|拓 「お前にとっては楽しくても、俺にとっては最悪なんだよ・・・。はぁ~」


4|燐 「ああ~!?ため息吐くと幸せが逃げていくんだよ!だからため息なんかしちゃダメー!!」


5|拓 「うるせえな・・・。お前がそんなに騒ぐから俺もため息をつきたくなるんだよ・・・。ったく、はぁ~」


6|燐 「もう~!!ってああ!!もうこんな時間だよ!?ほら急いで急いで!!早くしないと遅刻しちゃうじゃん!」


7|拓 「お前一人で行ってりゃ遅刻なんて無かっただろうが・・・」


8|燐 「そうすると絶対サボるでしょ!?折角学校でこれからの人生で役立つ事を教われる機会なんだから、キチンと受けなきゃ勿体無いよ!」


9|拓 「そう言われてもな・・・」


10|燐 「そんなこと言わないで!ホラ!早く行くよ!鞄持ってホラホラホラ!!」


11|拓 「ちょっ、おい!後ろから押すな、危ないだろーが。っておい!人の話を聞け!自分で靴位履ける!あ~もう!少しは俺の話しを聞けよ!!」






~~~登校中~~~


12|拓 「全く・・・押さなくてもいいだろーが。別にマジでサボるって訳じゃねーんだからよ」


13|燐 「・・・そう言ってこの間学校サボったの忘れたとは言わせないわよ・・・?」


14|拓 「うっ!・・・え~と、そうだったけな~?あはは~・・・」


15|燐 「・・・・・・。1ヶ月前の12日の月曜日。私が日直で何時もと違ってあんまり家にお邪魔できなかった時、私はキチンと学校に来るようにって言って拓ちゃんは『分かったよ。後でちゃんと行くよ』って言った。なのにその日学校に来なかったよね?」


16|拓 「くっ・・・覚えていたか・・・」


17|燐 「当たり前じゃん・・・。最近で拓ちゃんに大きな約束で裏切られた事ってそれ位しかないからね」


18|拓 「大きなって・・・それ以外にも小さな約束なら破ってるみたいな言い方じゃねーか」


19|燐 「破ってるよ」


20|拓 「じゃあ例えば何なんだよ?」


21|燐 「例えば~、最近起きた順から言うと二日前にクレープ奢るって言ったのに奢ってくれなかった事でしょ~」


22|拓 「アレはあの時偶々金を持ち合わせてなくてだな・・・」


23|燐 「ふ~ん・・・。女の人があられもない姿で写ってる本を買うお金はあるのに幼馴染にクレープ奢るだけのお金は無いんだ~。へ~」


24|拓 「なっ!?(おいおい・・・何で俺の秘蔵本の場所がばれてんだよ・・!絶対に見つからないように)」


25|燐 「だって見つからないようにって警戒してわざわざ中学時代に使った赤本のカバーをかけて堂々と本棚の隅っこに置いておくなんて分かり易過ぎるよ。それに勉強何時もめんどくさいって言ってる拓ちゃんの本棚の一角が、受験勉強で使った教材で一杯になっているのも違和感があって更に分かり易さに拍車をかけてたよ」


26|拓 「くっ・・・。家の幼馴染が優秀すぎて隠し事が出来ない・・・・!」


27|燐 「他には先週の水曜日に一緒に帰ろうって言ったのに私を置いて先に帰っちゃったよね?」


28|拓 「あ、あれは・・・そう!急に雅也が遊びに行こうって言うから悪いと思いつつ二人でゲーセンに行ってたんだよ。だから金があん時無かったんだよ!」


29|燐 「へ~~。私雅也君に聞いたけどあの時拓ちゃん、お金借りて遊んだって聞いたよ?しかもその理由が”アレ”な本を買ってお金が無いからって聞いたけど・・・?」


30|拓 「なっ!雅也の野郎・・・。絶対に燐には言うなって言ったのに・・・!」


31|燐 「ああ~・・・。でも雅也君攻めるのはお門違いだよ」


32|拓 「あ?何でだよ?」


33|燐 「何でかって言うとね・・・」


34|拓 「おう」


35|燐 「実は麻里ちゃんも同じように約束しててそれを反故にされて怒ってね、雅也君をごうm・・・問い詰めてそれで判明したんだよ」


36|拓 「おい・・・今すげえ聞き逃せない言葉が聞こえた気がしたんだが・・・!?」


37|燐 「やだな~。そんな事無いよ~。・・・まあ、雅也君が今日来るかは知らないけどね・・・」


38|拓 「おーーーーーーい!!それ聞いて不安が更に増したわ!!てかそれのせいか!ここ二日ネトゲにあいつが来なかった理由は!」


39|燐 「・・・今、ネトゲって言った?拓ちゃん」


40|拓 「げっ!しまった・・・」


41|燐 「へ~~。ネトゲは成績戻るまで禁止しますって私と約束したよね~2ヶ月前に」


42|拓 「え、え~と、そうだったかな~~?お、覚えてないな~ハハハ~」


43|燐 「ふ~ん・・・。覚えてないんだ~~へ~~。そうなんだ~・・・」


44|拓 「あ、あ~。悪いな~、ハハハ」


45|燐 「じゃあもし約束破ったら一週間私と一緒に帰るのと一緒に寝るって言う約束も忘れたって言うの・・・?」


46|拓 「なっ!そ、そんな約束した覚えなんてねーよ!!」


47|燐 「ふ~ん・・・。これを聞いてもそう言えるの?(カチッ」


<『』録音機内の会話再生>


48|燐 『もー!拓ちゃん、聞いてるの!?』


49|拓 『あ~?何がだよ・・・。俺は今ネトゲに忙しいんだ。急ぎじゃないなら後にしてくれねーか?』


50|燐 『それが問題なのよ!最近成績が落ちてるって先生言ってたでしょ?』


51|拓 『まあ何でお前がソレを知ってるかは置いといてだな・・・。お前に何の関係が有るんだ?』


52|燐 『私が先生に拓ちゃんのお母様に伝えといてくれないかって頼まれたのよ』


53|拓 『何で先生もお前に俺の親への伝言を頼むんだよ・・・』


54|燐 『だって拓ちゃんって何時も先生からとか学校からの優先度が高い連絡はプリントとかで配られるから渡してるかもしれないけど、口頭で伝えられた連絡事項は全然お母様に伝えてないでしょ?お母様からよく聞かれるんだよ?テスト期間は何時から?とか修学旅行の保護者説明会は何時?とか色々とね』


55|拓 『うっ・・・。た、偶々忘れてるだけだよ。俺だってちゃんとメモしてるんだぞ。唯伝え忘れてるだけだ!』


56|燐 『それって褒められる事じゃないよね・・・』


57|拓 『うっ・・・。燐の切り返しが痛い・・・』


58|燐 『とにかく!成績が上がるまでネットゲームは禁止!次の中間までに成績が戻らなければパソコンを没収します!』


59|拓 『はぁ!?何で禁止されないといけねえんだよ!それに勝手に没収とか決め付けんなよ!! 』


60|燐 『これについてはお母様にも許可は貰いました。最近夜間の電気使用率が上がっていて電気代も少し増えてるから成績が戻らなかったら没収は丁度良いって喜んでましたよ?』


61|拓 『なっ!・・・お袋のやつ・・・!』


62|燐 『まあお母様はそのパソコンを中古で売り払おうと考えていたのを私の家に没収と言う形に頼んだんですからそこは感謝してほしいですね』


63|拓 『マジかよお袋のやつ・・・。ありがとな、燐。これ売られたらマジで凹むからな・・・』


64|燐 『そう思うならキチンと勉強しなさいよ?もし内緒でゲームしてるのばれたらその時はフォローできないよ?』


65|拓 『了解!っとそうだ・・・。どれ位成績って戻せば良いんだ?』


66|燐 『そうだね・・・。大体9科目中720点位かな?』


67|拓 『720って・・・それ俺の一年の最後のテストの合計点じゃねーか!ムリに決まってんだろ!!』


68|燐 『ムリって誰が決めたの?拓ちゃん元は良いんだから今から必死に勉強すれば一ヶ月あればある程度戻せるよ!』


69|拓 『ある程度って・・・。俺の今の合計点何点か知ってるのか?』


70|燐 『確か・・・実力テストが670点で、この前の中間が580点だったかな?』


71|拓 『・・・言ったの俺だけど燐って良く覚えてられるな・・・』


72|燐 『えへへ~///・・・。まあ一教科当たり大体16点位上げれば良いからどうにかなると思うよ?』


73|拓 『それでも厳しいもんがあるぞ・・・』


74|燐 『まあ720点は大体の目安だから近くまで戻せば大丈夫だと思うよ?』


75|拓 『それでもな~・・・』


76|燐 『じゃあ、何か罰をつけたらやる気になるかな?』


77|拓 『なっ!まだこれ以上につけるのかよ!?』


78|燐 『うん♪じゃないと本気にならないみたいだしね』


79|拓 『・・・罰って何だよ?』


80|燐 『簡単だよ♪もし成績が700点超えてない時にネットゲームをお母様か私の許可無くやると・・・』


81|拓 『・・・許可無くやると?』


82|燐 『その日から一週間絶対に私と一緒に帰るのと一緒に寝る事!』


83|拓 『絶対に許可無くしません!!』


84|燐 『・・・約束破っちゃダメだよ?』


85|拓 『ま、任せろよ!絶対に破ったりするかよ!!』


(カチッ)


<会話再生修了>


86|拓 「・・・・・・」


87|燐 「ね?証拠ならここにあるでしょ?」


88|拓 「くっ・・・」


89|燐 「と言うわけで、今日から一緒のお布団で寝ようね♪」


90|拓 「ぐぅ・・・了解デス・・・」








~~教室:2-C~~


91|雅也 「ん?お~拓。おはようさん。いや~悪いな・・・俺もログインしたかったんだが生憎ここ二日の記憶が無くてよ~。今朝起きたら二日経っててビックリしちまったよ~」

 

92|拓 「・・・雅也」


93|雅也 「あん?何だよ?」


94|拓 「理不尽だとは思う・・・が、一つ言わせろ」


95|雅也 「おう、何だよ?」


96|拓 「何勝手に俺のトップシークレットを堂々と燐に洩らしてんだよ!!」


バキッ!


97|雅也 「いてえ!!何すんだよ行き成り!?」


98|拓 「お前が燐に俺の小遣いの使い道を言わなかったら俺もこんなことしねえよ!!」


99|雅也 「はっ?俺が燐ちゃんにお前の小遣いの使い道を教えただって?何でそんな事しないといけねえんだよ。俺にも害があるって言うのに・・・」


100|拓 「・・・そうだったな。お前は三日前の放課後の事思い出せるか?」


101|雅也 「あん?金曜日の事だろ?思い出せるよ。確か麻里と一緒に帰っててそれでゲーセンで金使い果たしたの忘れてて今度遊びに行くのムリって言ったらかなり怒って、それで・・・・・・」


102|拓 「・・・それで?」


103|雅也 「・・・・・・あれ?その後の記憶が無い・・・。でも水曜日の事を麻里に話した記憶はある・・・。でもそれ以降の記憶を思い出そうとすると・・・あ、頭が・・・!!」


104|拓 「もういい!もう思い出さなくて良い雅也!!」


105|雅也 「はっ!・・・すまん」


106|拓 「いや、俺もムリに思い出させようとしてすまん・・・。ただ今日朝から燐の奴に色々と詰め寄られてな・・・。ついその原因であるお前に当たっちまった・・・」


107|雅也 「・・・お互い、幼馴染には苦労するな・・・」


108|拓 「ああ・・・」


キーンコーンカーンコーン!


109|拓 「じゃあ席戻るな・・・。何か良く分からんと思うけどすまんな雅也」


110|雅也 「別に気にしてねーよ。てかさっさと戻らねーと担任来るぞ?」


111|拓 「おう・・・」









~~お昼休み:屋上~~


112|拓 「は~・・・。今日も授業だるかったな・・・」


113|燐 「何今日の授業終わったみたいに言っての?後二時間あるでしょ?」


114|拓 「分かってるよ・・・。そういや麻里さん」


115|麻里 「・・・?何か、よう?」


116|拓 「ああ~・・・。なんだ、金曜日の事なんだけど・・・」


117|麻里 「・・・何で今更?」


118|拓 「雅也に聞いたとは思うんだけど俺が水曜日に金無いのに、ゲーセン行って雅也に金借りて麻里さんの遊びの邪魔してゴメン。今度バイト代入ったら雅也に金返すのは勿論だけど、俺から麻里さんに何か謝罪として何かさせてもらうよ」


119|麻里 「・・・そう、なら期待して待っておくね」


120|拓 「うん・・・。本当にごめんね?」


121|麻里 「いい・・・。それにしても」


122|拓 「うん?」


123|麻里 「・・・燐から聞いた。今日から一週間二人で下校と同じベットで寝るって・・・」


124|拓 「ぶほっ!!」


125|雅也 「おいおいマジかよ拓!!」


126|拓 「ちょっ!雅也落ち着けって!!てか、燐何言っちゃってくれてんの!?」


127|燐 「良いじゃない別に・・・。誰も困る人居ないんだし♪」


128|拓 「いやいやいや!俺が困ってるじゃねーかよ!?」


129|燐 「そんなこと言って・・・拓ちゃんだって好きなくせに~♪」


130|拓 「何で俺が照れてて素直に言えないみたいな奴になってんだよ!?違えよ!?本気で困ってんだよ!?」


131|燐 「・・・え?」


132|拓 「何それ本気で言ってんのみたいな目で見るんじゃねー!!本気だよ本気!」


133|燐 「あんな本買う位なら私に言ってくれれば良いのに・・・。私は何時でもウェルカム!なのに~」


134|拓 「ぶっ!!そ、そんな事堂々と言うなよ!?」


135|雅也 「す、すげえな燐ちゃん・・・」


136|麻里 「・・・燐、本当に大胆。・・・私も見習わなくちゃ」


137|雅也 「お前はお前で何見習おうとしてんだよ麻里!!良いよ見習わなくて!!」


138|麻里 「・・・何で?・・・雅也と私も、そう言う事が起きる事があるかもしれない」


139|雅也 「ねえからな!?何さも当然みたいに俺とお前が一緒に寝る確率があるみたいに言ってんだよ!!」


140|麻里 「・・・じゃあこの前のデートが無くなった分の埋め合わせで」


141|雅也 「ぐっ・・・それを言われると痛いな・・・」


142|麻里 「・・・今日だけで良いから。・・後は雅也のほうから求めてくるようになると思うし」


143|雅也 「おい、今かなり聞き捨てなら無い言葉が聞こえた気がするんだが・・・?」


144|麻里 「・・・本当になるよ、きっと・・・(ポッ」


145|雅也 「そこで頬赤らめて手を腹に当てて擦るな!!俺はそんな事した覚えは無いぞ!?」


146|麻里 「・・・えっ、忘れちゃったの?・・・お父さんは酷いね~」


147|雅也 「だから腹を擦るなって言ってんだろ!?おい拓に燐ちゃん!俺を見て、うわ~こいつヤる事やって責任取らないとか最低な奴だなみたいな目で俺を見るな!!そんな事してねえよ!!」


148|拓 「分かった分かった・・・。俺は信じてやるよ雅也」


149|雅也 「拓・・・」


150|拓 「お前が例え麻里さんに襲われてその事実をお前だけ知らなくてヤって無いって主張していても、俺は信じてやるよ」


151|雅也 「おいおいおい!!それはそれで聞き捨てならねえぞ!?おい、俺意識無い間に階段昇っちまったのかよ!?」


152|拓 「いや、知らないけど?」


153|雅也 「じゃあ何で言ったんだよおい!?」


154|拓 「う~ん・・・何となく?」


155|雅也 「何となくジャねーよ!?危うく既成事実作られる所だったんだぞ!?」


156|拓 「いや~。でも何か麻里さんならそう言う事してそうだしな~って思うとつい」


157|雅也 「やめろよ!?少し俺もありえそうって思っちまったんだから!!」


キーンコーンカーンコーン!


158|拓 「あっ。昼休み終わったな。教室もどろーぜ」


159|燐 「そうだね、拓ちゃん。じゃあ先行くね?」


160|麻里 「・・・分かった。私たちも行こう?雅也・・・」


161|雅也 「くっ・・・納得いかねー・・・」
















~~放課後:再び拓家リビング~~


162|拓 「さて・・・そういや燐泊まるんだよな?」


163|燐 「うん!当たり前じゃない」


164|拓 「着替えは?」


165|燐 「あっ・・・。まあお母様の借りるから良いわよ」


166|拓 「・・・まあお前が良いんなら良いけどよ」


167|燐 「今日晩御飯は?」


168|拓 「お袋は要らないって。親父は出張中」


169|燐 「じゃあ二人分で良いの?」


170|拓 「おう」


171|燐 「・・・じゃあ二人きり、なんだね・・・」


172|拓 「そうだけど・・・それが?」


173|燐 「・・・ぶ~。少しくらい意識してくれても良いじゃん~」


174|拓 「・・・確かに二人きりだけど、お前に襲われても俺しのげる自信あるし」


175|燐 「うっ・・・。確かに私から襲い掛かっても負けちゃうね・・・」


176|拓 「まあそんな事言ってないで今日の晩飯どうする?」


177|燐 「う~ん・・・。冷蔵庫には何があるの?」


178|拓 「ちょっと待ってろ・・・。これ位しかないわ」


179|燐 「う~ん・・。これ位だと炒飯位かな?」


180|拓 「そうだな・・・。じゃあ俺風呂入れてくるわ」


181|燐 「分かったわ。じゃあ私がご飯作るね」


182|拓 「おう。頼むな」





183|拓 「ふ~。ご馳走さん。燐の作る飯ってやっぱ美味いな」


184|燐 「ありがと。そう言ってもらえると作った方としては嬉しい限りだわ」


185|拓 「じゃあ風呂どっちが先入る?」


186|燐 「う~ん・・・。私洗い物したいから先どうぞ」


187|拓 「洗い物位俺がやるぞ?」


188|燐 「良いよ~、私が作ったから自分でやりたいの」


189|拓 「そうか・・・。悪いけどじゃあ風呂先に貰うぜ」


190|燐 「了解~~」




~~15分後~~


191|拓 「ふ~・・。サッパリしたわ・・」


192|燐 「そう~?じゃあ私お風呂貰うね?」


193|拓 「おう。俺は部屋に戻っとくから」


194|燐 「うん、分かった♪」


195|拓 「おうよ~」




~~更に1時間後~~


コンコン


196|拓 「ん?開いてるぞ~」


197|燐 「お邪魔しま~す♪」


198|拓 「ん。取り合えず適当に座っといてくれ」


199|燐 「分かった~。・・・?何してるの?拓ちゃん」


200|拓 「ん?ああ・・・。ちょっと今日の授業で分かり難かったとこの復習」


201|燐 「へ~~。拓ちゃんも遂に真面目に勉強する気になったんだね♪」


202|拓 「と言うより成績キープすれば俺のPCのネトゲの拘束期間が無くなるかもって思ってるだけなんだけどな」


203|燐 「それでも前よりは真面目に勉強に取り組んでるんだから結果オーライだね♪」


204|拓 「お前がそれを言うのかよ・・・。てかどうした?何時に無くテンション高いぞ燐」


205|燐 「う~ん・・・。久しぶりに拓ちゃんと寝れると思うとついね♪」


206|拓 「久しぶりって・・・もう何年も一緒に寝て無かっただろうが。今の言い方だとつい最近も一緒に寝てたみたいな言い方に聞こえるぞ?」


207|燐 「あはは~そうだね~。・・・確か最後に一緒に寝ちゃったのって私たちが一緒に夏祭りに行って私が帰りに疲れて寝ちゃって拓ちゃんに背負われた時以来かな?」


208|拓 「ああ~・・・。そんな事あったな。お前が俺のTシャツ離してくれなくて仕方なく俺のベットで一緒に寝たんだったな・・・」


209|燐 「うんうん!・・・まああの時は目が覚めた瞬間拓ちゃんの顔が目の前にあって驚いちゃったんだよね///」


210|拓 「・・・急に顔に痛みを感じたと思って目を開けると燐が顔を赤くして右手を振りぬいた状態でこっち見てるんだもんな・・・。全然状況が理解が出来なかったからな・・・」


211|燐 「うう~~・・・。何回も謝ったでしょ!!」


212|拓 「ハハッ。まあそうだけどな」


213|燐 「も~う・・・。拓ちゃんのイケズ」


214|拓 「悪い悪いって・・・。ん?おい、燐。もうこんな時間だぜ?そろそろ寝ないとやばいんじゃねーの?」


215|燐 「あっ、本当だね・・・。じゃあ寝よっか?」


216|拓 「おう・・・。じゃあ背中合わせで良いよな?」


217|燐 「うん・・・。流石に向かい合わせは恥ずかしいからね///」


218|拓 「うっ・・・///」


219|燐 「じゃ、じゃあ電気消すね?」


220|拓 「お、おう・・・」


カチッ


221|拓 「・・・お休み、燐」


222|燐 「・・・お休み、拓ちゃん・・・」

いかがでしたか?

拓と燐に比べて雅也と麻里の台詞が少ないのは仕様ですwww

次回書く時は雅也と麻里みたいな性格の二人の声劇を書くかもです


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