衝立て婚
「ユーリ様!フェリーツェお嬢様はご無事ですか!?」
声を張りながら庭園に駆け付けてきたのはキナードだ。
フェリーツェの身体を支えながらユーリが答える。
「無事ではない。足を挫いたようだ。やはりあのクソ令息は処刑にしてもらおう」
「ああ良かった。ご無事だったんですね」
ユーリの過激発言を華麗にスルーして安堵するキナード。
が、直後にある事に気付いてギョッとした。
「って…え!?フェリーツェお嬢様、男性恐怖症治ったんですか!?」
「えっと…みたいです」
はにかみながら答えるフェリーツェ。
試しにキナードがススス…と近寄ってみるとビクッと反応した為、「なるほど、完全にってわけじゃないんですね」と言いながらススっとまた離れた。
とはいえ近いうちにきっと克服できるだろう。
と、更にそこに聞き慣れた声が響いた。
「お嬢様!」
「! カティア!」
「カティアさん!」
カティアの声にフェリーツェと共にキナードも反応する。
心配した様子でカティアは真っ直ぐフェリーツェのところまで来た。
「お嬢様、大丈夫ですか?申し訳ありません。お嬢様から離れるべきではありませんでした」
「だ、大丈夫よカティア。それより、それって…」
近付いてきたカティアは片手で何かを引き摺っている。
乱暴にそれをペイッと投げるカティア。
「例の不審者です。ラークソリッド卿の護衛でした。囮となる為に盗みを働いたフリをしたようですね」
地面に転がされたのはズタボロになった男。
どうやらカティアに容赦無くボコボコにされたようだ。
けれどそれを見て尚キナードが顔色を変えカティアの傍に寄る。
「侯爵家の護衛って…かなりの手練じゃないですか!大丈夫ですか!?ああほらっ、頬に切り傷が…!」
「心配性ですね。この程度かすり傷ですよ」
「かすり傷でもダメなものはダメです!」
ぎゅーっと抱きしめてくるキナードに対し「大袈裟ですね」と言いながら頭をぽんぽんとするカティア。
抱きしめられながら、フェリーツェに優しい眼差しを向ける。
「…お嬢様、良かったですね。シュナイゼル卿と触れ合えるようになったようで、安心しました」
カティアに言われ、フェリーツェは照れながらユーリと目を合わせた。
ユーリが応えるように支える手に力を込め、嬉しくて微笑み合う。
「戻ろうか、フェリーツェ」
「はい!」
そうして4人で城へと戻る。
城の入り口では、ジークマイヤーがわざわざ外に立ち待っていた。
「クラレンス伯爵令嬢。我が城で危険な目に遭わせてしまい申し訳ない」
「い、いえそんな!彼があそこまで考えなしだなんて私も思ってませんでしたから…!!」
王太子に謝罪され、慌てて擁護するフェリーツェ。
普通の感覚では王城で問題を起こそうなどと考えない。
一族郎党まとめて罰せられる事になるし、ホアノが異常だったのだろう。
そう考えながらフェリーツェが恐縮している横で、ユーリが冷静に口を開いた。
「殿下、もう一つ報告が。賊の正体はラークソリッド卿の護衛だったようです」
「! 成る程。一体どこから侵入したのかと考えていたが…ラークソリッド卿に同行していたのか。どうりで警備の者も気付かない筈だ」
盲点だったと眉を寄せるジークマイヤー。
ユーリは真剣な表情で詰め寄る。
「これは大問題ですよ殿下。同じ事をする者が現れてはいけないので、見せしめに処刑しましょう」
実は本気で言っていたのかと驚くフェリーツェ。
なんなら先程はスルーした筈のキナードまで「賛成です。護衛諸共処刑にしましょう」と後押ししている。
ジークマイヤーは肩を落とし苦笑いした。
「気持ちは分かるが、今回に関しては難しいな。牢から出られる事は無いだろうから、それで勘弁してくれ」
説得されて不服そうにしながらもユーリはフェリーツェの隣に戻る。
フェリーツェに危害を加えたのが余程許せないんだなと思いながら、ジークマイヤーは改めて提案した。
「代わりと言ってはなんだが、2人の結婚式には私も出来る限り力を貸そう。そうだ、聖アルアーノン教会で行うのはどうだ?」
「ああ、それは良いですね」
「ぇえ!?」
直ぐに頷いたユーリの横でフェリーツェが驚きの声を上げる。
それもその筈。
聖アルアーノン教会とは、基本的に王族が婚姻を結ぶ際に使用される教会なのだ。
そんな教会で自分達が結婚式をして良いのかと慌てふためく。
「そうと決まれば、早速手配しておこう。日取りなどが決まったら随時連絡してくれ」
「承知しました。よろしくお願いします」
フェリーツェが「ぇ、あの…」と困惑している間に話は確定事項となっていった。
この場の身分ツートップの会話を止められる訳もない。
そしてトントン拍子に話は進んでいき、半年後には2人の結婚式が執り行われる運びとなった。
「フェリーツェ。とっても綺麗よ」
聖アルアーノン教会の控え室でそう褒めたのはフェリーツェの母ドロシー。
その横では父クライブが今にも泣きそうな顔で鼻を真っ赤にしており、弟グレミオが「父上、まだ泣くには早いですよ」と嗜めている。
家族の姿にフェリーツェが笑みをこぼしていると、控え室の扉がノックされた。
ーーコンコンコン
「フェリーツェ、入るぞ?」
「はい」
声を掛けてきたのはもちろんユーリだ。
カチャリと扉が開かれ、本日初めての対面を果たす。
が、フェリーツェを見た瞬間にユーリの動きが止まった。
「…!」
あまりにも美しい、純白のドレス姿。
滑らかなシルクの生地はまるで周囲の光を集めているかのように輝いていて、そこだけ景色が違うかのように見える。
形はオフショルダーのAラインドレスで、フェリーツェにとても良く合っていた。
ユーリを意識してブルーダイヤをあしらったシルバーのティアラやネックレスも、フェリーツェの美しさを引き立てている。
ベールの奥から覗く愛らしい顔も何もかもがまばゆくて、ユーリはその場で見惚れてしまった。
けれどそれはフェリーツェも同じだった。
ユーリが纏っているのは騎士服と似たデザインの白い婚礼衣装。
肩などの装飾やボタンは金色で、コントラストが映えている。
美しい顔立ちをしたユーリに騎士を思わせるその衣装はあまりにも似合っていて、フェリーツェは何も言えなくなってしまった。
前髪も全体的に後ろに流していていつもと雰囲気が違い、それにもまたときめいてしまう。
「…フェリーツェ。まさかこれ程に美しくなってしまうとは…心臓が止まるかと思ったぞ」
「ひうっ!?そ、そんな…っ。ユ、ユーリ様こそすごく…か、格好いいです…」
いっぱいいっぱいでそれくらいしか褒め言葉を絞り出せないフェリーツェ。
それがまた可愛くてユーリは愛しげに見つめる。
婚礼衣装で対面する事で、目の前の人といよいよ結婚するのだという実感が湧いてきた。
そんな2人を見て、切り替えるようにドロシーがポンと手を叩く。
「さあ、新郎も来た事だし私達は先に式場へ行きましょう」
新郎新婦入場の前に自分達の席に着かなければと皆を促す。
しかし、ここで我慢の限界が来たクライブがバッと両手を広げて言った。
「っフェリーツェぇえ!ついにお嫁に行ってしまうのか…!最後にっ、最後に一度だけ抱きしめさせておくれ!!」
男性恐怖症になってから近寄ることすら出来なかった娘に最後の抱擁を懇願するクライブ。
ユーリと触れ合えるようになってからも再発症が心配で触れないよう心掛けていたのだが、今日で最後だと思うと寂しくて耐えきれなくなったのだ。
ドロシーが呆れ顔で「こんな日にまで困らせるんじゃないのっ」と叱りつけ、グレミオも母と共に「我慢してください!」と咎める。
が、直後に全員が驚くことが起きた。
ーースッ
「良いですよ、お父様」
フェリーツェが、両手を広げ返して了承してみせたのだ。
予想外の行動に言葉を失う3人。
「…本当に、良いのかい?」
「ええ」
にこりと笑って答えたフェリーツェに、恐る恐ると近付くクライブ。
大きく成長した娘を抱きしめた瞬間、大粒の涙がボロリと零れ落ちた。
「あ…あぁあっ…!フェリーツェ…もう一度お前を、こうして抱きしめてやれるなんて…っ」
幼い頃はたくさんたくさん抱っこもしてあげた。
お父様みたいな人と結婚したいと言った娘がかわいくて、精一杯に抱きしめてあげた。
満面の笑顔で喜んでくれた娘を離したくなかった。
けれどそんな日に戻ることは…もう二度と叶わないと思っていた。
「ユーリくん、ありがとう…!君のおかげだ。君が娘の夫になってくれる事を、心から嬉しく思う」
「いえ…こちらこそ、ありがとうございます」
泣きながらお礼を言うクライブに首を振りながら答えるユーリ。
フェリーツェも慰めるように笑顔で抱きしめ返した。
そのやりとりを見て、堪らず弟のグレミオも泣きそうな顔で声を上げる。
「あ、姉上…!僕も…良いですか…?」
「もちろんよ」
父親と一緒になってグレミオも勢いよく抱きつく。
幼いグレミオを可愛がってたくさん遊んでくれた姉が大好きだった。
落ち込んだ時はいつだって、フェリーツェが抱きしめて慰めてくれた。
年頃になってからは恥ずかしくてくっ付いたりはしなかったけれど、優しくて思いやりがあって無邪気な姉をグレミオは変わらず大好きだった。
そんな姉の温もりを久しぶりに感じ、グレミオも涙を零してしまう。
「シュナイゼル様…ありがとうございます。どうか姉を、よろしくお願いします」
「ああ」
グレミオの言葉にユーリは力強く頷く。
そしてついには、ドロシーまで動いた。
「もうっ、2人してみっともないんだから!」
そう言いながら、ドロシーまでもまとめて全員抱きしめる。
態度には一切出さないようにしたけれど、自分のせいで悪い噂が立ち娘を苦しませてしまったと後悔していた。
男性恐怖症になってしまった娘を助けなければととにかく必死だった。
ユーリとの見合いを決めたのだって一種の賭けに近く、本当は大丈夫だろうかとずっとずっと気を揉んでいた。
今日という日を迎えられたことに、一体どれだけ感謝したことか。
「…フェリーツェ、幸せになるのよ?貴女の幸せを、私達はいつだって祈っているわ」
「お母様…」
母の言葉で、瞳を潤ませるフェリーツェ。
この優しくて大好きな家族のもとを、今日で離れるのだ。
そう考えたら寂しさと感謝が溢れだし、涙となって落ちた。
「あらもう、お化粧が崩れちゃうでしょう?式の前に泣いちゃダメよ」
「うぅ…ごめんなさい…」
「まったくもう、仕方のない子ね。カティア、直してあげてくれる?」
「はい」
ドロシーに頼まれ、手早く化粧をし直すカティア。
因みにカティアはフェリーツェと共に公爵家に行く事になっている。
「さあ、もう良いでしょう?そろそろ彼にフェリーツェを返してあげなさい」
ドロシーにポンと背中を叩かれ、クライブとグレミオも頷いて離れた。
そんな家族達にフェリーツェが改めて告げる。
「お父様、お母様、グレミオ…今まで、本当にありがとうございました。私、ユーリ様と必ず幸せになります!」
宣言したフェリーツェの肩を抱き、ユーリも真っ直ぐな瞳を向けた。
2人の姿を見て、クライブ達も涙を浮かべつつ笑顔で頷く。
皆が会場へ向かうのを見送ってから、ユーリはフェリーツェと向き合った。
「それじゃあ、行こうか」
「…はいっ」
そして…前代未聞となる結婚式が始まった。
ーーザワザワ
ステンドグラスに囲まれた広く荘厳な式場には沢山の貴族達が集まっていた。
その貴族達が、ある物を見て一様に困惑している。
「ね、ねぇ…あれ、何なのかしら?」
「衝立て…?どうしてあんな物が…?」
そう、困惑を招いた正体は入場口のど真ん中から壇上方向に伸びている衝立てだ。
なぜ式場にそんな物が設置されているんだと皆首を傾げる。
そうして混乱している最中に、式の開始を知らせる音楽が流れ出した。
入場口の扉がゆっくりと開かれる。
「「「!?」」」
主役となる新郎新婦が入場した途端、貴族達は更に混迷した。
目の前で起きている事が理解できない。
手を重ね合わせ、一歩一歩とゆっくり入場してきたフェリーツェとユーリ。
しかし、重ね合わせているのは本人達ではない。
婚礼衣装を纏ったフェリーツェ人形とユーリ人形だ。
2人は何故か衝立てを間に挟む形で、手人形を嵌めながら入場してきたのである。
呆気に取られている貴族達の顔を見て、式場の端に立っていたキナードは小声で吹き出した。
「あはは!みんな見事に目が点になってますよ!まあ当然ですよね〜」
「そうですね。私も事前に知っていなければ目を疑っていたと思います」
キナードの言葉に隣のカティアも小声で返す。
貴族達の反応を心底楽しみながら、こっそりとカティアの手を握るキナード。
「ボク達もこういう変わった結婚式しちゃいます?」
「いえ、普通で良いです」
「あ、結婚はしてくれるんですね」
「ええ。逃しませんよ」
「わお」
くだらない会話を繰り広げながら嬉しそうに新郎新婦を見る2人。
フェリーツェとユーリの手人形による行進は式場の中央くらいまで続いた。
そこでついに衝立てが途切れる。
ーースル
衝立ての端まで来たところで、2人は手人形を静かに外した。
端部分に付属させていた小さな台にそっと並べて置く。
そして見つめ合い、今度は本人達で手を重ね合わせた。
それはさながら手人形を卒業する儀式のようで、狼狽していた人々もなんだか素敵な演出に感じてくる。
微笑み合う2人は幸せそうに壇上へと登った。
「それでは、婚姻の儀を執り行います」
司祭が執り仕切り、婚姻の為の文言を読み上げていく。
フェリーツェの家族である伯爵家の者や、ユーリの両親である公爵夫妻も嬉しそうに様子を見守った。
司祭がユーリに目を向け問う。
「ユーリ・シュナイゼル。あなたはフェリーツェ・クラレンスを妻とし、病める時も 健やかなる時も、富める時も 貧しき時も…愛し 敬い 慈しむ事を誓いますか?」
「誓います」
迷いなく答えたユーリに頷き、今度はフェリーツェに問う。
「フェリーツェ・クラレンス。あなたはユーリ・シュナイゼルを夫とし、病める時も 健やかなる時も、富める時も 貧しき時も…愛し 敬い 慈しむ事を誓いますか?」
「はい、誓います」
フェリーツェが答えたこの瞬間に、2人は夫婦として認められた。
嬉しさに泣きそうなのを堪えながら指輪を交換する。
騙され、男性恐怖症となり、恋愛結婚など無理だと諦めていた。
形だけの契約結婚で、愛というものなど無く一生を独りで過ごすのだと思っていた。
そんな自分が今は心から愛する人と向かい合っている。
本当に本当に、幸せでいっぱいだった。
「それでは、誓いのキスを」
司祭の言葉を受けて、ユーリが丁寧にフェリーツェの被るヴェールを捲る。
これからこの愛しい人と幸せになるのだと互いに想いを馳せながらキスを交わした。
そうして2人は、同じ人生を歩む一歩を踏み出したのだった―――。
******************
それから、10年の月日が経った。
「母様ー!」
「あら、アスター」
銀髪の小さな男の子が走ってきてフェリーツェに抱きつく。
もちろんフェリーツェとユーリの子供だ。
水色の大きな目で見上げながら質問してくる。
「母様、お菓子持ってどこ行くの?」
「お父様のところよ。そろそろ休憩しないと。アスターも一緒に行く?」
「うん!」
大喜びするアスターと手を繋ぎ、ユーリが仕事をしている書斎へと2人で向かう。
ノックをして中へと入ると、仕事をしているユーリの隣にはもう1人別の子供がいた。
「あれ?兄さまここにいたの?」
「僕は次期公爵だからな。今の内から勉強しないと」
「おお、兄さまカッコいい!」
そう、そこにいた桃色髪の子は兄のイーライである。
フェリーツェとユーリの間に生まれたのは2人の兄弟で、現在は4人家族となっていた。
「あなた、そろそろ休憩にしませんか?」
「ああ、もうそんな時間か。ありがとうフェリーツェ」
フェリーツェに声を掛けられて、ユーリは直ぐに立ち上がる。
折角だからと4人でそのままお茶をする事にした。
「ねえ母様。一個ね、前から気になってたことがあるんだ」
「ん?なあに?」
お菓子を頬張りながらの質問に優しく聞き返すフェリーツェ。
アスターは部屋の隅に置かれているある物を指差す。
「あの板ってなぁに?」
それは、ユーリと会う際に毎回使用していた衝立てだった。
今では使う事も無くなったが、それでも大事に取っておいたのである。
「あれはね、衝立てよ。昔お父様と使ってたの」
「ついたて?何それ?」
すると、首を傾げるアスターにイーライが偉そうな感じで胸を張り言った。
「なんだアスター知らないのか?衝立てっていうのは相手が見えないように目隠しする時とかに使う物なんだぜ」
「へぇー、兄さま物知りだね!」
「次期公爵だからな!」
微笑ましいやり取りに和むフェリーツェとユーリ。
しかしアスターは再び首を傾げた。
「でもさ、そんなのいつ使うの?」
「え?あ、け、喧嘩した時とか?そいつと離れたいって時に使うんじゃないかな…?」
確信を持てないイーライが目を泳がせながら答える。
聞いたアスターは泣きそうな顔でフェリーツェ達を見た。
「え!?母様達ケンカしてたの!?離れちゃうの嫌だよ!」
仲睦まじい姿しか見ていないアスターは不安でいっぱいになる。
イーライまで心配した様子で2人に目を向けた。
そんな子供達を見て、くすりと笑うフェリーツェ。
「ふふ、大丈夫よ。私達喧嘩なんてしてないわ」
「ほんとう?じゃあ何であれを置いてるの?」
「あれはね、離れるどころか私達を繋いでくれた大事な物なの」
フェリーツェの答えを聞き、確認するようにユーリにも目を向けるアスター。
ユーリも同調するように頷いた。
「本当だ。あれのおかげで、私達は結婚できたんだ」
「ついたてで、結婚?」
「ああ。衝立て婚だ」
「ついたてこん?なにそれー!」
ワードがツボに入ったらしく、アスターは可笑しそうに笑い出す。
つられてイーライも笑い出し、結果的に家族皆んなで笑い合った。
のどかで平和な笑い声は、いつまでもずっと公爵邸に響き続けたのだった―――。
ご愛読ありがとうございました!




