感覚は、あてにならない! 8章ex 私に見える景色
こんにちは、葉桜 KONです!!
最近熱くなってきましたね…
エアコンが稼働し始める季節ですね…
皆さんも体調気を付けてお過ごしください、もしつらくなったら涼しい部屋でなろうを読んでください!
うわーあっちの建物大きくてすごいなぁ
この学校は、たくさんの大きな建物がある。たくさんあるから目移りしちゃう。
「あれっ!?私、また迷子になちゃったの…どうしようスマホもないしなぁ…」
その時、私は思い出した。青山くんに言われた言葉を
『迷子にったら、受付か迷子センター、もしくは高台に行けよな』
そうだ、高台があったなさっき見た時。よしそこに行こう
安直な考えだ、でもここは私が踏み入れたことのない、ジャングルみたいなものだ、だったら誰かに見つけてもらうしかない。といっても、このことを知っているのは青山くんしかいないけど…
もし、青山くんが来てくれなかったら私本当に孤独死しちゃうなぁ…
急いで、高台のふもとに来た
「大きいなぁ」
外から見たときは、あまり大きく見えなかったが、下から見るとこんなに大きく見えるんだなぁ。
「そんなこと言ってる場合じゃないよ、早く上に行かなきゃ」
今思うと、なんで上に行ったのだろう。ふもとにいたらもっと早く見つけてもらえたかもしれないのに。
最上階に着くと、綺麗な景色が広がっていた。そこまで高くはないけど、辺りが開けているためよく景色が見える。
エレベーターが、近づいてくる音が聞こえてくる。
「青山くん?」
エレベータの扉が開く
「莉乃―!いるか?いたら返事してくれ!」
私は、ほっと胸を撫で下ろした。
「青山くんここだよ!」
自分から青山くんのもとに行こうとしたが、足が動かない。
来てくれて嬉しくて、涙が出てくる。でも青山くんにこれ以上迷惑をかけられない。私は顔を
「やっと見つけた、俺が言った言葉覚えてたんだな…」
もちろん覚えてるよ、だって初めて迷子になって初めてかけてくれた言葉だもん。
忘れるはずがない…
「また、助けてくれてありがとう。いつもごめんね私ばっかり迷惑かけて」
私の迷子回数、これで8回目…なんでこんなに迷子になるんだろう私…
青山くんが、下を向いて何かを考えこんでいる。
「迷惑なんかじゃないよ、俺が莉乃を助けに来たのは、莉乃の悲しむ顔を見たくないからだよ。莉乃には笑っててほしいんだ。ずっと笑ってろとは言わない、怒ってもいいし、泣いてもいい。楽しくて笑っている時間が一番長いとおれは嬉しいな」
青山くんはいつもかっこいいなぁ
面白くて、一緒にいると笑顔になれる。強くて、いつも助けてくれる。そして、かっこよくて。
私は、なんて返したらいいのかわからなくなってしまった、
「うん…そうだね、ありがとう。私も、笑って楽しく暮らしたい。から困ったら助けてくれる?」
なんて、言ってしまった。言ってから少し恥ずかしくなった。
「もちろん、困ったことがあったら何でも俺に言ってくれ。さ、行こうかみんなのところに」
本当に青山くんは優しい。なんでここまで私にやさしくしてくれるのだろう
私はエレベーターの下ボタンを押した。
エレベーターのドアが開く。何の変哲もない光景だが、私はどこかその光景に違和感を覚えた。
その後普通に下って行ったが、なんだか上る時より長いような…
「なぁ莉乃、エレベーターって上りの時めちゃくちゃ速かったのに、くだりではめちゃくちゃ遅くなるみたいなことってあるのか?だってもう、3分くらいたつぞ」
3分もたってるの…てか数えてた青山くんすごいな
そんなことより、本当に何かおかしい。
「わかんないど、動いてるのは確かだね。でもゆっくりって感じもしないよ。なんか変だよ」
これってあれかな、なんか本で読んだことあるような永遠に続くみたいな、でもそれって階段じゃなかったけ?きっと上下する系場合こうなるのかな?
「どうにかしよう、といっても、この現象は怪奇現象だろう。あまりそういうのは信じないが今目の前に起きてしまっている以上そうするしかない。何か打開策はないか…」
打開策か…
―—っ!!
頭に激痛が走った。でも一瞬のことすぎて、私はなんだかわからなかった
すると頭に、声が入ってくる
『この籠は止まっている。戸を開ければすなわち外界に出れるだろう』
何の声だろうこれ、でも私に害はないし開けてみる分には問題ないだろう。
「そうか、それならいけるかもしれない…」
私は思わず声が出てしまったが、この変な声の案はいいものかもしれない。
「さっき、これが怪奇現象だって言ったよね、でもこれは違くて、動いてないんだよ」
青山くんは、驚いた表情を見せた。確かにそんな顔になるのもわかる。でも私はこの声は正しいと思った。だって口調が偉そうだったからきっと神様なんだよね。
「動いてない、でも落下しているように感じるぞ、それに止まったら、Gが発生して体が重く感じるはずだ。でも本当に止まっているのであれば、脱出できるかもな」
青山くんは私の言ったことを否定せず、エレベーターを開ける作業をし始めてくれた。
青山くんは物知りだから、簡単にドアを開けてくれた。
「なんだよ、普通に出れたじゃねぇか…でも莉乃すごいな、なんで止まってるってわかったんだよ」
どうしよう、頭の中に声がって言ったら、変だよね。黙っておこう。
それより青山くんに褒められちゃった。嬉しい。
「えへへ、なんとなくそんな気がしたんだよね」
笑みがこぼれる。
それよりさっきの声は何だったんだろう…
これは、莉乃の視点から見た世界です
長くなってしまって、すみません…いつもの倍の長さになってしまいました。
誤字脱字があるかもしれません!一応こちらでも確認していますが、抜けているかもしれません。その時は遠慮なくご指摘ください!
批評も受け付けております。しかしあくまで批評なので、誹謗中傷はやめてください。
乾燥、メッセージも受け付けております。コメントお待ちしております!(返信は遅れます。すみません)