音楽家
物語のあるリボン作家『いろいと』です
私の作るリボンには、1つずつ名前と物語があります
手にとって下さった方が、楽しく笑顔で物語の続きを作っていってもらえるような、わくわくするリボンを作っています
関西を中心に、百貨店や各地マルシェイベントへ出店しております
小説は毎朝6時に投稿いたします
ぜひ、ご覧下さい♡
Instagramで、リボンの紹介や出店情報を載せておりますので、ご覧下さい
hhtps://www.instagram.com/iroit0
今、流行りのストリートピアノは街中を鮮やかに彩る
クラシック、ポップス、ジャズ、オリジナル...
様々な音色が色とりどりに広がる
『私も弾いてみたいな』
そう口にしたのは、普段練習をしない小学5年生の娘からだった
意外な事を言ったと自分でも思ったのか、不思議そうな顔をして私をまじまじと見た
『ママ?何か変な事言った?』
『そんなことないけど、弾いてみたいって言われてビックリしただけ』
『私もやってみたいから今から練習してみる!』
『ママも弾いてる姿みてみたいな♪』
バイエル・ハノン・ブルグミュラー・・・
色んな名前の教本を片手に一生懸命に練習を始める初めは全く指が動いている様子はなかったが、だんだん滑らかに優雅に弾ける様になってきていることを、私も娘も実感しながら練習を続けていった
『よしっ!私の番!』
そう言ってストリートピアノを弾くべく、ピアノの前へと立ち向かっていった
一曲を間違わずに弾けるようになったのは、つい最近の事
自分も弾いてみたいと口にした日から2ヶ月は経っていた
ジャーーーーン
ぱちぱちぱち...
拍手をして下さった方々に『ありがとうございます』と言った娘が、恥ずかしそうに満足そうに私の元へ帰ってきた
『めっちゃんこ緊張したけど、すっごく楽しかった♪練習して弾けるようになるって楽しいことなんだね♪』
『そんなに楽しかった?良かったね!じゃあ、また練習して来ようか♪』
『うん!!』
ピアノを弾く時に前髪が邪魔になるからと、前髪を止めていた『音楽家』をもう一度つけ直して、いつもより高く前をみて次のステージへと上がる階段へと登っていく娘を見た気がした
同じ場所にいられない成長していく娘を少し寂しく思う反面、私も一緒にチャレンジしようかなと思うのだった...
最後まで読んで下さり、ありがとうございます
色々なお話を書いておりますので、どうぞごゆっくりとしていってもらえると嬉しいです
また明日、6時にお会いしましょう♪